【ラグビー】ALL IN(18)The Next Wave〜ルーキー特集2026〜田中ジェイス海吏「日本一の明治大学の看板を背負って戦いたい」
昨年度7年ぶりの大学日本一を果たした明大に26人のルーキーが加わった。明大の新たな翼は21世紀初の連覇に向けて、起爆剤になるであろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第12回は田中ジェイス海吏(商1=明大中野)のインタビューをお送りします。(この取材は5月18日に行われたものです)
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください
「元々タグラグビーをやっていました。タグラグビーをやりたいと思った理由が、小学生の頃足が遅くて、速くなる機会を探していたところ、タグラグビーが結構走るというのをお父さんから聞いたので始めて、そのまま小学校を卒業してから、中学校に上がるタイミングでラグビーをやってみようと思いました」
――高校3年間のラグビー生活を振り返ってみていかがですか。
「花園(全国高校大会)に行けなかったのはすごく悔しかったのですが、強豪校ではないところでも、環境に関係なく努力するというのを3年間で一番学べました。環境や人が異なっていても努力して、それを継続するということを学べたので、チームとして花園に出られなかったのは悔しかったですが、個人として3年間ですごく成長できた高校生活だったと思います」
――高校時代には7人制日本代表の合宿に参加していましたが、いかがでしたか。
「高校の最後のところではA代表の合宿まで参加できて、あっちでの経験を明中に伝えていくというが1つの使命だと思っていたので、選ばれたことがゴールじゃないというのに気づいて、そこから世界と戦う選手になるという目標ができました。何においても基準は世界にするように考えられるきっかけになったので、呼んでくれた人には感謝していますし、行かせてくれたコーチとかにもすごく感謝しています」
――高校時代で一番印象に残っている試合を教えてください。
「たくさんありますが、最後の試合(東京都花園予選、目黒学院戦)は結構印象的です。結構チーム的にもいい感じで準備もしてきて、でも準備しただけじゃ勝てない。どれだけキック練習をしても、結局蹴る機会がなかったら決めることも外すこともできなくて。準備が大事っていうのを知っていた上で、準備だけじゃダメというのを思い知らされました。本番でやるかやらないかだと思うので、10対0で、ワントライで抑えられたのは誇りに思うことですが、ワントライで抑えられたからこそ勝てた試合だなというのがすごく後悔というか、勝ちたかったなというのは強く思います」
――明大ラグビー部を選んだ理由を教えてください。
「小学校ぐらいか中学校ぐらいの時に早稲田と明治の試合を見たのが、多分初めてラグビーをちゃんと見た時だったので、その時に強いところに行きたいなとは思っていたのですが、強豪校がいろいろある中でも、伝統のあるチームというのに憧れて、しかも強い、そういうところの基準で選んだ時に明治に行きたいなというのがありました。それに2個上だと哲将(大和・政経3=佐賀工業)さんとか、4個上だと仲間航太(令8文卒・現サムライセブン)さんみたいに、明治はセブンズの選手も多く輩出しているので、自分もセブンズの道を考えた時に、明治が自分にフィットしているんじゃないかなと思いました。そして一番は明治の長い歴史の中でその一員として日本一の明治大学の看板を背負って戦いたいと思ったからです」
――大学での練習はいかがですか。
「朝練で1年生は準備などをする機会が多くて、慣れない部分も多いですが、全国からたくさんのうまい人たち、スキルがあって強い人が集まっているチームなので、日々どの練習でも得られるものがあって、そこを自分から常に考えながら練習して、全て自分のものにしようといつも考えて必死に頑張っています」
――練習をしていてすごいと感じた選手はいましたか。
「伊藤龍之介(商4=国学院栃木)さんは15人を操るポジションでもあって、そこで的確に一番いい選択をして、チームを前に持っていく力があるし、教えるところもすごくわかりやすくて、やはり明治の中でずば抜けて上手い選手だなと思います」
――大学での試合に実際に出てみての感触はいかがでしたか。
「30分から40分になって、1ハーフが長いなって感じます。今のところWTBでしか出場機会がなくて、高校の時はほとんどFBで出ていたので、そこのポジションに適応するのも最近は慣れてきたのですが、最初の方は少し難しかったです。あとは高校時代よりボールが回るので、テンポも早くてすごく楽しいなと思います。その分フィジカルなど、まだまだまだなところが多いので、フィジカルの強化を頑張っていきたいなと思います」
――ご自身の強みを教えてください。
「自分の武器はランニングスキルだと思うので、足の速さだったりステップだったりを、自らボールを要求して、ボールを持った時にはちゃんとゲインラインを超えられるようにするので、自分のランに注目してほしいです」
――これから向上させたい点などはありますか。
「ハイボールのところは求められてくるスキルだと思うので、ハイボールをもっと強みにしていきたいですし、あとは外からサインをコールするところで、まだ明治のラグビーを理解できてない部分が多いので、グラウンド外でプレーを見たり、サインをちゃんと復習したりして、外からもオプションをちゃんと言えるような選手になっていきたいな→トルと思います」
――今年度と大学4年間での目標を教えてください。
「今年度の目標は紫紺を着るというのが一番の目標で、その紫紺を着るために、ケガをしないだとか、信頼されるだとか、小さい目標があると思うので、大きい目標としてはやっぱ紫紺を着てトライを取りたいっていうのがあります。4年間の目標としては、明治の一員として尊敬される人になりたいと思います」
――ありがとうございました。
[虻川隼人]
◆田中 ジェイス 海吏(たなか・じぇいす・かいり)商1、明大中野高。180センチ・80キロ
最近は部屋のメンバーでホラーゲームにハマっているそう。「部屋で影廊っていうスイッチswitchのゲームが流行っているんですけど、やる時は僕が一番ビビってます(笑)」
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