(32)六大学陸上事後インタビュー⑩/成合洸琉、大湊柊翔

2026.04.20

 多くの選手がシーズン初戦となった第59回東京六大学対校陸上競技大会(六大学)。各選手が現状の力を発揮する中で、それぞれに収穫と課題が見えた。レースを終えた今、彼らは次に何を見据えるのか。大会後の声をお届けする。

 今回は成合洸琉(情コミ3=宮崎日大)、大湊柊翔(情コミ4=学法石川)のインタビューです。

成合
(この取材は4月9日にオンラインにて実施されたものです)
男子対校 サトウ食品杯 5000メートル決勝 5位 14分17秒85

——レースを振り返っていかがですか。
 「実力の差をものすごく感じたレースでした」

——具体的にはどの点ですか。
 「箱根駅伝という最前線で戦っている選手とそこに辿り着けない選手たちの差をレースの展開や進め方でその差を大きく感じました」

——今回のレースで得た課題と収穫を教えてください。
 「自分は上げ下げされるレース展開に何も考えずに反応してしまうので、そこがいけないところなんだなというのが自分の中の反省点です。最初にハイペースのレースについて行くと、後半失速してしまい、最後まで体が持ち切らないところがあります。なので、そこをもっと強くしていこうという部分が収穫だったと思います」

——レース前の調子はいかがでしたか。
 「調子が良かったですが、1週間前に体調を崩してしまいました。そこからずっと腹痛と吐き気のある時期が続いていました」

——長距離チームの雰囲気はいかがですか。
 「正直なところいいとは言えません。1人1人の気持ちの持ち方が低いと思います。練習をしているのに、試合で走れていない時に1人1人のレースを見ていくと、引いている部分があります。自分に自信がないというか『これだけやっているのに、誰も結果が出ないから、俺も結果が出ないだろう』という負け癖がこの部に染み付いているんじゃないかなと、ものすごく今回のレースで感じました」

——チームの雰囲気向上へのカギを教えてください。
 「まず、その考えを排除して、自信を持つことが一番だと思います。また、他人任せになっている部分が多いと思うので、もう少しエゴを出し『自分がやる』という気持ちを出した時に、練習はできているので、それが試合にもつながってくるんじゃないかなと思います」

——全日本大学駅伝予選会(全日本予選)に向けて意気込みをお願いします。
 「最終組の早いペース、レース展開について行かなければならない立ち位置まで来ていると思います。しっかりとそこで周りに引きを取らず、全日本予選に向けて調子を合わせていけたらいいなと思います」

——ありがとうございました。

(写真:懸命な走りを見せる大湊)

大湊
(この取材は4月7日にオンラインにて行われたものです)
男子対校 サトウ食品杯 5000メートル 決勝 8位 14分29秒43 

——レースを振り返っていかがでしたか。
 「自分のマックスの中だったら、全然仕上がっていない状態で、レース内容もすごくいいといったものではありませんでした。それでも、先週に出た東海大記録会がすごく悪かったので、最低の中での修正はできたと思います。よく捉えているわけではありませんが、目指す部分の過程のレースになってくるので、修正点が出たレースだったのではないかなと思います」

——今回のレースで出た収穫と課題を教えてください。
 「収穫は『今このぐらいなのか』と自分の状態を確認できたことです。課題は挙げたらきりがありませんが、今回はペース変動が激しいレースだった中、全日本予選(全日本大学駅伝予選会)もそのようなレースが想定されるので、それを5000(メートル)で体感でき、そこにつけなかったというのが課題になってくるのではないかと思っています」

——今大会のレースの前後で、監督やコーチから言われた言葉はありますか。
 「レース終わった後に大志田さん(大志田秀次駅伝監督)と話しました。今後の計画もそうですし、目指すところの中で、これからどう上げていくかをしっかり考えていこうと話しました」

——長距離のチームの雰囲気はいかがですか。
 「元気の良い1年生がたくさん入ってきてくれて、みんなオンオフのメリハリもしっかりつけてやってくれていると思います。チームの結果の良し悪しで見れば、全体を通して良くはないかもしれませんが、みんな全日本予選に向けてやってこうという雰囲気は出ていると思います」

——最後に、全日本予選に向けて意気込みをお願いします。
 「一選手として、しっかり状態を上げてくというのももちろんそうですし、主将という立場として、みんなに示しがつくように動くということも意識しながらやっていきたいです。悪い方に追い込むのではなく、自分に良いプレッシャーを与えて先頭に立ち、チーム一丸でやっていきたいなと思っています」

——ありがとうございました。

[柏倉大輝、安田賢司]