5大会ぶりインカレ制覇!/日本学生氷上競技選手権

 試合終了の瞬間、選手たちはリンクの上で喜びを爆発させた――。
 北海道・釧路で行われた日本学生氷上選手権。本学は決勝で中大を破り、平成17年以来5大会ぶりの優勝を果たした。

 北陸大との初戦で大量13得点を奪い、最高のスタートを切った本学。翌日の日大戦でもその勢いは衰えず、5-1と相手を圧倒。順当に準決勝進出を決めた。

 日大戦と同じ日に行われた準決勝。相手は秋のリーグ戦で何度も苦杯をなめさせられてきた強豪・東洋大。だが、選手たちは秋とは見違えるような動きを見せ、東洋大のゴールを攻めていく。逆に東洋大は前の関西大戦でPS戦まで持ち込まれた疲れが残っていたのか、動きが悪い。待望の先制点は第1ピリオド終了間際の牛来(建・政経4)のゴールだった。第2ピリオドには土屋(営4)のゴールで追加点を奪い、2-0で試合は第3ピリオドへ。試合早々に東洋大にゴールを決められ1点差に詰め寄られるが、今のチームはここで崩れることはない。「(GKの)寺島(政経4)はすごく安定していた。DF陣のミスで1点取られたら、2点目はDF中心に絶対守らなきゃいけないと思った」(長岡部門主将・法4)。その後は安定した守備で東洋大の反撃を阻み、後半10分過ぎには山田が決勝点となるゴールを決める。強豪・東洋大に1度もリードを許すことなく3-1で勝利し、本学は最高の形で決勝に駒を進めた。

 そして迎えた中大との決勝戦。昨年、この決勝で早大に敗れて優勝を逃した本学にとってリベンジの舞台となった。緊張の中始まった第1ピリオド。秋のリーグ戦では「決定力不足」に悩まされ続けた本学だったが、今大会好調を維持するFW陣がこの日も活躍。第1ピリオド終盤の16分に小原が先制点を奪うと、第2ピリオドには高橋がゴールを決め、2-0。この5分後には角橋が放ったシュートを相手GKが自らゴールに押し込み、本学はラッキーな形でリードを広げた。だが、相手も強豪・早大を破って決勝に進んできた中大。そう簡単に引き下がる相手ではない。第3ピリオド中盤の連続得点で、1点差に迫られる。試合終了まで残り5分弱。本学はタイムアウトをとり、気持ちを切り替える。そして、試合終了まで残り5秒のところで木谷がエンプティゴールを決め、インカレ決勝は劇的な幕切れを迎えた。最終スコア4-2。優勝決定の瞬間、ベンチで見守っていた選手やユニホーム姿の控えの選手がリンクに飛び出し、全員で歓喜の輪を作った。

 優勝の興奮冷めやらぬ中、試合後には表彰式が行われ、長岡部門主将にMVPが贈られた。また、今大会のベスト6にはGK寺島/DF赤坂(優・政経4)、本野(商2)/FW土屋、牛来(建)、牛来(拓・営2)が選出され、本学の活躍を象徴する結果となった。

 「昨年のようにずば抜けた選手はいなかった」(藤井監督)今年のチーム。だからこそ、頂点だけを見据えて全員が気持ちを一つにして戦った。今大会、4試合で25得点を奪ったFW陣、安定した守りでチームを支えたDF陣、そして気迫あふれる守備で何度も本学のピンチを救ったGKたち、そしてそんな選手たちを裏で支えた控えの選手。全員でつかんだインカレ優勝は、チームの団結の証だ。春の関東大学選手権での歓喜、4位に沈んだ秋のリーグ戦で味わった挫折。栄光も苦悩も両方味わったシーズンの最後に、再びつかんだインカレ優勝の喜びは格別だろう。これで春と合わせて今季2冠を達成した本学。このインカレで手にした自信と収穫を胸に、今季果たせなかった3冠に向けて選手たちは再び走り出す。