【サッカー】91分にまさかの失点 4連敗でインカレ出場権獲得は最終節へ持ち越し/関東大学1部リーグ戦
3連敗を喫し6位に沈む明大は、勝ち点差わずか1の早大と対戦。今節は順位争いだけでなく全日本大学選手権(インカレ)出場をかけた重要な一戦となる。2節を残しインカレ出場が確定していない両校の対戦は、拮抗(きっこう)した展開で終盤まで得点が入らず。しかし91分、早大の値千金のゴールで勝敗に決着。明大は4連敗となった。

ともに長い伝統をもち、〝早明戦〟とも称される両校の対戦が、晴天の下行われた。3連敗と勝利を渇望する明大は前半から前澤ら攻撃陣が前線へ圧力をかけ、攻撃を仕掛けていく。対する早大も左サイドやセンター方向から多彩なコースからゴールを狙う。36分には右サイドの小泉から高足へボールがつながり、シュートを放ったがゴールとはならず。その後も互いに無失点で守り切り、スコアレスで前半を終える。

「背後への動き出しやセカンドボールを奪った瞬間に、まっすぐにボールを解放して、背後に動き出す数を増やそうというのを話した」(桒原)と前半の修正点を明確に後半に入った。後半は、序盤から両者の攻撃の主導権が次々と変わり、白熱した争いが繰り広げられた。67分には坂上が、78分には小嵐がそれぞれ一対一のビッグチャンスをつくるも相手DFに阻まれる。その後も果敢にゴールを狙った明大だが、得点を決めることはできず。0―0と緊迫した試合展開の中で、88分にはFK(フリーキック)、続けてCK(コーナーキック)を相手に与え連続してピンチを背負った。このピンチは乗り切ったが、アディショナルタイムに入った試合最終盤の91分、外からのクロスにゴール前にいた得点数15点を誇る強力ストライカー・伊藤猛志選手が合わせ、そのままゴールへ。「得点ランキング2位というのはわかっていて特にクロスからのゴールには警戒していた中で、(中略)最後のところもボールにプレッシャーをかけることができずにクロスからやられてしまった。警戒しているところをやられてしまうと修正も何もない。徹底する力が足りなかった」(桒原)。好手の一撃に、明大は守備の余地もなかった。そのまま試合に敗れ、今節でのインカレ出場権獲得は幻となった。

第19節国士大戦の86分での失点、同じく第17節の筑波大戦での86分での失点に続きまたも終盤での失点で勝利を逃した。前期に続き4連敗を喫し、インカレ出場すら危ぶまれている明大。基準が下がっていることは否めない。「明治の先輩たちがつないでくださったこの1部という舞台を後輩たちには絶対に残さないといけないし、最後こんな形では終われない。八幡山で勝ってインカレ出場につなげたい」(桒原)。後がなくなり、追い込まれた紫紺の戦士たちは、次の一戦に全てをかける。
[吉㟢帆奏]

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