【卓球】全国の舞台で見せた紫紺の意地 成長と課題の大会に/全日本大学総合選手権・個人の部

2026.11.05

 大学卓球の頂点を懸けた全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)が鹿児島県あいハウジングアリーナ松元で開催された。明大からは13人の選手が出場し、ダブルスで木方圭介(政経3=野田学園)・齋藤俊太朗(商1=明徳義塾)組がベスト16、シングルスでは木方圭がベスト4入りを果たした。全国の舞台で、明大の層の厚さを見せつけた大会となった。

◆10・29~11・1 全日本大学総合選手権・個人の部(あいハウジングアリーナ松元)
▼男子ダブルス
木方圭・齋藤俊組――ベスト16
石井・水谷組、芝・北村組、木方蒼・並木組――3回戦敗退
高橋・小園江組、柳澤・浅見組――2回戦敗退
▼男子シングルス
木方圭――ベスト4
飯村悠、小園江――ベスト16
柳澤、高橋、芝、石井、水谷――4回戦敗退
梅木、木方蒼、岡本――3回戦敗退
浅見、齋藤俊――2回戦敗退

 大会1、2日目に行われたダブルスでは、明大からは6組が出場、うち3組はシードからのスタートとなった。しかし全国の壁は厚く、1日目の3回戦で5組が敗退。2日目の4回戦では、唯一残った木方圭・齋藤俊組が中大の前出・小野組と対戦した。セットカウント0-2となった後、1セットを取り返すも第4セットは苦しい展開となる。序盤から8連続得点を許すなど相手の強烈な攻撃に終始苦しめられる。そのまま流れを引き寄せることはできず、4回戦で敗退。明大のダブルスはベスト16で幕を閉じ、シングルスでの巻き返しに望みを託した。

 大会3、4日目にはシングルスが行われ、13人が出場。全員が初戦を突破する好スタートを切る。4回戦では、木方圭、飯村悠太(商4=野田学園)、小園江紀也(政経2=野田学園)の3選手がいずれもセットカウント4-1で勝利。そろってベスト16入りを果たした。そしてベスト8進出を懸けた5回戦。飯村悠、小園江はそれぞれ強敵を相手に善戦を見せるも、あと一歩及ばず敗退。ベスト8進出には届かなかった。そんな中激闘を繰り広げたのは木方圭だ。第1セットからデュースにもつれ込む接戦となるも、第4セット終了時点でセットカウント1-3と、相手に勝利へ王手を懸けられる。しかし、ここから木方圭が意地を見せる。「1-3で競ったところで自分の展開がうまくいかず、精神的にも結構きつかった。3セット目で次のセットを取られたら終わりなので、そこで開き直って自分から積極的に攻めていくことができたので、それが逆転できた要因だと思う」と振り返る。後がない状況から積極的な攻めに転じると、そこから3セットを連取。見事な逆転劇でベスト8進出を決めた。続く準々決勝では、得意とする両ハンドや台から離れての打ち合いに加え、相手の逆を突く強烈なレシーブも光り、セットカウント4-2で勝利。次の闘いへと駒を進めた。準決勝では、今大会で優勝を果たした愛工大の三木と対戦。第1セットを競り勝ち、幸先の良いスタートを切るも、相手の多彩な攻撃に徐々に苦しめられ、後半は主導権を握られる展開に。最後まで流れを引き寄せることができず、セットカウント2-4で敗れ、ベスト4で大会を終えることとなった。

 ダブルスでは苦戦を強いられたものの、シングルスでは全員が初戦を突破し、木方圭がベスト4入りを果たすなど、存在感を示した明大。全国の強豪との対戦で得た経験と課題を糧に、今後のさらなる飛躍を目指す。

[坪本奈々] 

試合後のコメント
木方圭
――今大会を振り返って一言お願いします。
 「今回の大会は組み合わせが決まった時から優勝のチャンスがあると思っていました。去年はベスト16だったのですが、まずはそこを超えて、そこから1試合ずつという感じでした。最後の試合に関しては、自分から仕掛ける展開が少なかったことが敗因かなと思います」

――今大会で見つかった課題はありましたか。
 「シンプルな展開で打ち合えれば自分は結構強いと思っています。ですが、戦う選手のレベルが上がっていくと、ゲームの中で相手が違うことをしてきた時に、さらにそこから自分から仕掛けられるような展開や、あとはやはり体力的にも焦ってしまったりすることが多いので、最後まで動ける体力もつけていきたいです」

――来年度は最上級生になられますが、今後の意気込みを最後お願いします。
 「大学生になって3年も経って、ほぼ大学の試合は終わってきています。強くなってきているとは思いますが、今までは4年生にたくさん助けてもらっていたので、最後の1年は4年生として負けない姿を後輩に見せたいです」