【準硬式野球】ついにつかんだ!2023年ぶりの新人戦優勝/秋季木村杯新人戦
肌寒い気候の中、法大との決勝に臨んだ明大。5回に1死満塁の場面で佐藤丈太郎内野手(情コミ2=千葉北)の二ゴロの間に先制すると、その直後に大井駿一郎外野手(営2=土浦日大)が本盗を決め、7回には中適時打を放ち3点のリードに成功する。投げては川添翼投手(商2=刈谷)が6回無失点の好投。後続が1点を失うも9回は大友瑠投手(法2=学法石川)が三者凡退で締め、2023年秋季以来の新人戦優勝を勝ち取った。
◆10・17〜29秋季木村杯新人戦(早大東伏見グラウンド他)
▼10・29 対法大決勝(S&D昭島スタジアム)
〇明大3―1法大

1回表、二つの四球と単打で1死満塁の好機の場面で5番の佐藤丈が打席に立つ。しかし高めの球を引っ掛け三ゴロ。三塁走者が本塁へ帰ってくることができず、先制に成功とはならなかった。一方先発の川添は初回をゼロで締めると2回は投ゴロが足に弾くといった不運もあり満塁のピンチになる。「金井(俐樹捕手・農2=健大高崎)から大丈夫やという声かけをもらったので、捕手の構えた所にしっかり投げ切るつもりで投げた」(川添)と、渾身(こんしん)のストレートで中飛に打ち取り、ピンチを脱出した。4回までは両チーム得点圏に走者が進む好機が続くも得点とはならず、試合は中盤を迎えた。
5回表、ついに試合が動いた。栗原稔季内野手(営2=明大八王子)が四球で出塁すると3番の大井に投じた2球目で俊足を飛ばし二盗に成功する。その後も四死球が続き1死満塁の場面で佐藤丈に打席が回ってきた。「1打席目からボールを捉えられているというイメージがあった」というようにフルカウントで高めの球を打ち二ゴロとなるも、その間に三塁走者が本塁に生還し先制に成功した。なおも2死一、三塁の場面で村松仙俐内野手(法1=明大中野)の打席で、佐藤丈が一塁を飛び出し相手内野陣に挟まれている間に三塁走者の大井が本塁に生還し追加点が入った。「ミスだった」と振り返る佐藤丈に対して、「(佐藤丈が)また飛び出したと思ったが、相手の一塁守備の子が周りを見えている感じではなく、三塁を向かないと思いスタートした」(大井)。他方、川添はその後も粘りの投球を続け6回104球無失点と、先発としての役割を果たし味方に想いを託した。
更なる追加点が欲しい明大は7回表、栗原がチーム三本目の安打を放つとこの日自身二つ目の二盗に成功し、無死二塁の好機を招く。打席には頼れる打撃の中軸の1人である大井。4球目の低めの球を弾き返し安打とすると相手守備の捕球が乱れている間に栗原が本塁を踏み3点目が入った。8回裏には1死から制球が定まらず押し出し四球で1点を失うも、大友が火消しに成功する好投を見せた。
9回裏、悲願の優勝まであとアウト三つの場面で大友が続投。強いストレートと変化球を巧みに操りテンポ良く二死とすると、3人目の相手打者を5球目で遊直に仕留め試合終了。2023年以来の新人戦優勝を決めた。遊撃手の栗原がボールを掴んだ瞬間、選手たちがマウンドに集まり人差し指を高々と掲げ、優勝した喜びをあらわにした。
「ずっと1年生の頃から決勝で負けていて、やっと優勝できた」(佐藤丈)というように、新人戦の優勝から遠のいていた明大だったが、法大の新人戦4連覇を阻止し、ついに“優勝”の名を刻んだ。チームの優勝に加え、先発の川添は新人戦最優秀選手賞も受賞した。下級生の戦力の充実と着実な実力が新人戦の優勝を導いた。土曜日から関東王座選手権が控えており今季の戦いはまだ続くが、来季も明大準硬式野球部から目が離せない。
[前田ちひろ]
試合後のコメント
大井
――秋季リーグ戦優勝と新人戦優勝で、気持ちの違いはありますか。
「(新人戦のほうが)自分たちの代で同世代も多いので、喜びはひとしおでした」
川添
――この新人戦の自身の投球の自己評価はいかがですか。
「自分の思ったような動きはできなかったので70点ぐらい。来年のリーグ戦に向けてもっと調子上げることができるように、大事な場面やピンチの場面で三振を取りきる力や決め球の精度を磨いていきたいです」
佐藤丈
――この新人戦を通して、2年生として1年生に助言はされましたか。
「試合の流れやその試合の中で抑えないといけないポイントを、DHでベンチにもいたので、できる限り自分なりに共有したつもりです」
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