【準硬式野球】あと一本が出ず 延長戦で敗れる/東京六大学秋季リーグ戦
前日に勝利した立大との2回戦。初回に幸先よく先制するも3回に追いつかれ、その後は投手戦となった。勝ち越された直後の9回に相手の失策が絡んで同点に追いついたが、延長戦で吉田渉投手(政経4=明大中野)が粘り切れず、サヨナラ負けを喫した。
◆8・29~10・18 東京六大学秋季リーグ戦(法大多摩グラウンド他)
▼10・4 対立大2回戦(駒沢オリンピック公園野球場)
明大3-4立大◯

明大は初回、佐藤秀栄内野手(政経4=明大明治)と鳥越駿太郎外野手(政経4=桜美林)が連打を放つと、大井駿一郎外野手(営2=土浦日大)が絶妙な犠打を決め、チャンスを広げる。4番の鈴木朝陽副将(法4=三重)が追い込まれながらもレフト方向へ犠飛を決め、先制点をもぎ取った。しかし打線は2回以降、相手投手のキレのある直球と低めに集まる変化球に沈黙。5回の2死二塁の好機を生かせずに終わると、その後はなかなか出塁することができず、攻略の糸口を見出せないままイニングを重ねた。
いきなり援護を貰った先発の淺田真樹投手(法3=宇部鴻城)は、初回に1死から三塁打を打たれピンチを迎えるも、後続を見事に連続三振に抑えた。だが3回、安打と犠打で得点圏にランナーを進められると、浮いた3球目をライト前に運ばれ、同点に追いつかれてしまう。「高さの部分で甘いボールが多くなってしまった」(淺田)と反省を口にした。その後は走者を出しながらも粘りの投球が続き、ロースコアで試合が進んだ。
試合が動いたのは8回。2死一、三塁のピンチを迎え、相手の打席には4番打者が入った。追い込んでから低めに投じた5球目をしぶとくレフト前に運ばれ、勝ち越しを許した。「最後粘りきれなくて本当に申し訳ない」(淺田)。それでも簡単には終わらないのが明大打線だ。重い雰囲気の中、1死から佐藤丈太郎内野手(情コミ2=千葉北)がファーストストライクを捉えて出塁し、続く成田昌司外野手(政経4=明大明治)の打球もレフト前へ。このチャンスで打席に立つのは、途中出場でマスクを被っていた金井俐樹捕手(農2=健大高崎)。フルカウントからの強烈な打球は遊撃手のグラブをはじき、さらに悪送球を誘って二塁ランナーがホームイン。土壇場で同点に追いついた。「リーグ戦を通じてチームに貢献できていなくて、悔しさがあった。自分の中で思いきったスイングができた」(金井)。1死二、三塁と一気に勝ち越しのチャンスをつくったが、続く栗原稔季内野手(営2=明大八王子)の打球は三塁手の正面へ転がった。三塁走者の成田は果敢にホームへ突入するも、わずかな差でタッチアウト。後続も倒れ、勝ち越しはできなかった。その裏のマウンドには雨宮佑貴投手(総合3=甲府西)が上がった。ピンチを招いたが、鋭く伸びる直球で相手打線を抑え、試合は延長戦に進んだ。
延長10回表、タイブレークの場面で鳥越が追い込まれながらもフルカウントまで粘り、進塁打を放つ。好機を広げると、大井が初球をセンター方向へ打ち上げ、犠飛で勝ち越しに成功した。追加点が欲しい明大だったが、続く4番・鈴木のバットから快音が響くことはなかった。その裏、マウンドを託された吉田は犠打を決められ、申告敬遠で満塁のピンチに。フルカウントから投じた渾身のストレートはわずかに外角へ外れ、押し出し四球で同点となった。次の打者を2ストライクまで追い込むも、焦りがあったのか、大きく外れた3球目を金井が後ろに逸らし、その間に三塁走者が生還した。激闘は悔しいサヨナラ負けで幕を閉じた。
クリーンアップからヒットが生まれず、最後まで相手投手を攻略し切れなかった明大。打線の停滞がチームにのしかかる中、苦しい流れを断ち切り、勝利をつかみ取れるか。勝ち点獲得へ、運命の3回戦に挑む。
[木村聡]
試合後のコメント
金井
――淺田投手、雨宮投手、吉田投手とバッテリーを組んでいましたが、それぞれの投球の感じはいかがでしたか。
「淺田さんはいつも組んでいるので、不安要素というのは特になかったです。雨宮さんに関しては今日すごくまっすぐ伸びていたので、良いピッチングだったのではないかなと。吉田さんは、最後悔しい結果になってしまいましたが、今まで見てきたより一番まっすぐも伸びていましたし、変化球も曲がっていたので、やはり負けたのは自分のせいかと思うので、そんなに気にしないでほしいと思います」
淺田
――次戦のピッチングに向けた意気込みをお願いします。
「明日も投げる気持ちで、チームが勝てれば何でもいいので、とにかく自分はゼロで抑えることを意識してやっていきたいと思います」
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