【フェンシング】男子エペ個人 実力者相手に篠田が奮闘 /全日本選手権
全日本選手権個人戦の初日は男子エペが行われた。明大からは篠田真吾(政経4=富山県立福岡)と板東由眞(理工2=高松北)の2名が出場。板東は予選から厳しい戦いを強いられ、無念の予選敗退となった。篠田は予選、トーナメントともに順調に勝ち上がるもベスト8をかけた試合で前回王者と対戦し敗北、ベスト16で姿を消すこととなった。
◆10・30~11・1 第79回全日本フェンシング選手権大会(駒沢体育館)
▼男子エペ個人
篠田――15位
板東――52位
4月に行われた日本学生フェンシングカップで大健闘を見せた板東だったが、今大会は悔いの残る結果となった。プール戦の第1、2試合を連勝する好スタートを切ったが「1回負けて、そこからずっと引きずってしまった」(板東)と語るように、その後はなかなか得点を奪えず2勝4敗。プール戦突破にわずかに届かず予選敗退となった。試合後、板東は「僕のスタイル的に、いい時はすごくいいけど、悪い時はすぐ足をすくわれてしまう。いい時をいかに出せるかというのも大事になってくると思うし、今後の課題も結構多いかなと思う」と振り返った。
一方の篠田はプール戦から実力を存分に発揮した。3勝1敗で迎えたプール戦5戦目では3連続失点で万事休すかと思われたが、そこから驚異の粘りで4連続得点、5-4で勝利を収めた。15点先取となるトーナメントの初戦は序盤、互いに譲らぬ展開が続いたが、6連続得点もあり9-4と一気に相手を突き放すと、最後は頭部への鋭い突きで試合を決めた。続く試合でも落ち着いた試合運びで15-8とし、ベスト16へと進出した。次の試合の対戦相手はパリ五輪金メダリストの加納虹輝(日本航空)。「少し気後れする気持ちもあったが、その中で自分のできることを精一杯やるということは決めていた」(篠田)という言葉通り強者相手に果敢に攻めたが、6連続失点など世界一の実力を見せつけられ敗北を喫した。
両者ともに課題が見つかった大会となったが、2週間後には全日本学生選手権(インカレ)を控えている。その中で今回の経験をどのように生かしていくか、彼らの手腕に期待がかかる。
[後藤万緒]
試合後のコメント
篠田
――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。
「大学1年生の時にもベスト16に入って個人的に思い入れのある試合だったので、特に気合いが入っていました」
――世界で活躍する選手と対戦してみて得られたのはありましたか。
「基本的なフィジカルもかなり差があるなというのは感じましたし、手を伸ばして相手に近づくといった細かい動作一つにも(差を感じました)。少しアドバイスをもらったのですが、いろいろなことを考えて自分の動きを試合の中で組み立てているのだなと感じて、アマチュアとプロの違いがそこにあると思いました」
板東
――5本勝負と15本勝負では戦い方も変わってくると思いますが、難しさや、どちらが得意といった部分はありますか。
「僕は5本勝負の方が得意です。でも、みんなは5本勝負の方が難しいと言っていて、やはり5本勝負の方がやりにくい相手や、ちょっと変わっている人がどうしても勝っていってしまうので。15本勝負になったら、やりにくいと思っても終盤になると『こうやったら点を取れるんや』みたいな感じになってくるので、そういう観点で言ったら5本勝負の方が難しいのかなと思います。僕が5本勝負が得意な理由は、自分自身、体力もあまりなくて5本勝負の方が力を発揮できるということと、先ほど言った通りやりにくいフェンシングで勝てるというか、僕も結構やりにくいタイプだと思っているからです」
――インカレまでどのような調整をしていきたいですか。
「関東インカレ(関東学生選手権)で上位に入って出場できる権利を得ている中で、出られない人もいるわけなので責任を持ってプレーしていきたいです。今回も課題だったように、事前に(相手を)調べておくことだったり、1回負けたからといって無理にポンポン試合を投げ出したりするのではなく、しっかり一つ一つの試合を大事にして戦っていきたいなと思います」
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