【フェンシング】史上初の女子エペ、男子フルーレアベック達成/全日本学生王座決定戦

2026.06.16

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)、関西学生リーグ戦のそれぞれ上位4校が出場する全日本学生王座決定戦(王座)。リーグ戦優勝と勢いに乗る男子フルーレは強豪・法大に大差をつけて優勝した。また、リーグ戦4連覇と快進撃を続ける明大女子エペは宿敵・法大と接戦の末、優勝した。今回の王座をもって男女ともに2冠を果たした。

◆6・14 全日本学生王座決定戦(駒沢公園屋内球技場)
▼男子フルーレ 明大――1位
▼女子エペ 明大――1位

 一部昇格1年目でいきなりリーグ戦優勝という偉業を達成した男子フルーレはリーグ戦から約1カ月後、迎えた王座初戦の相手は関大。この試合には髙橋康希主将(理工4=横浜商科大)、菊元雪(営4=龍谷大平安)、小池悠太郎(営2=伊那北)、田中拓進(政経1=東亜学園)の4人が出場。明大が終始試合のペースを握った。「第1試合に入るのは初めてだったので緊張したが、自分が一番流れを作れる立場だと思ったので、誰よりも気合を入れて声を出すことを意識して頑張った」(田中)。各選手が積極的に攻撃を仕掛け、リードを広げ、45―19と相手を圧倒した。続く決勝の相手はリーグ戦で負けを許した強豪・法大。1セット目の田中が流れを作り連続得点を重ね、2セット目の菊元と一進一退の攻防戦が続いた。3セット目の髙橋から一気に流れを変え、続く選手たちも好調さを見せ、最後は田中の鋭い一突きが決め手となり、45―26で熱戦を制した。

 悲願の5冠に向けて着実に王座で優勝を飾りたい女子エペ。初戦の相手は朝日大。1セット目から古賀万結(営1=岩国工)が果敢に攻め一気に5点を先取した。明大の勢いは止まらず、45―18と圧勝した。迎えた最終戦の相手は強豪・法大。序盤から法大の底力を見せつけられ苦しい展開となった。この流れを見事に断ち切ったのは本間美月(政経2=県立松戸)。連続得点で点差を縮め、4セット目も明大の勢いは止まらず20―19と見事逆転した。「自分から攻めて点数を取られて結果逆転されてしまったので、もっと時間を使いながら様々なことをして強い相手でも点数を取られないようにしていきたいと思った」(本間)。一進一退の攻防戦が続く中、最後は岸本鈴(営3=龍谷大平安)の華麗な突きが決まり、45―40で勝利をつかんだ。

 ここまで快進撃を続けている男子フルーレ、女子エペだが、次に挑むのは関東学生選手権(関東インカレ)。「僕たちも5冠を目指している。この後のインカレでは最低でも4冠は確実に取りたいし、その後の全日本団体でも優勝できたらと思っている」(髙橋)。「今2冠で終わって、あと後半戦3冠分残っているので、絶対達成できるように今年こそは私がリーダーとしてチームをうまく頑張っていきたいと思う」(岸本)。新体制となり、昨年度からさらに成長した姿を見せられるか。今後の活躍に注目だ。

[竹中美貴]

試合後コメント
弘瀬功二監督

――監督が積み上げてきたチームで王座男女優勝を達成されました。率直な感想をお願いします。
 「今年のメンバーで臨む、前期の学生日本一を決める試合だったので、どうしても勝ちたかったという思いがありました。今日1日だけを切り取れば、良かった選手もいれば悪かった選手もいますが、それまでの日常生活をどう過ごすかということの積み重ねが自身の力を発揮することにつながり、そしてチームとしての総合力も上がっていったと思っています」

小池
――具体的にはどのような練習を積まれていましたか。
 「少しけががあって思うようにトレーニングできない期間があったが、その中でもできることをやって臨みました。結果にはつながらなかったが、取り組み自体は悪くなかったと思います」

髙橋
――関東リーグでは初戦で法大に敗れるところから始まったと思いますが、今日は勝利しました。対策などはどのようなことをされていたのでしょうか。
 「法大だけを考えた特別な対策はしていませんでした。ただ、団体戦は結局5本勝負を取り続けて、先に4、5本に到達した方が勝ちなので、そこを意識していました。短期間ではありましたが、それぞれが個人の実力を上げられたことが勝因だったと思います」

古賀
――優勝できた要因をお聞かせください。
 「まずみんなが諦めずに最後まで戦ったことだと思います。誰でも気持ち的に悲しくなることも辛いこともあったと思いますが、そこで放棄せずに挑めたので勝てたと思います」

本間
――チームワークはいかがですか。
 「チームワークに関しては明治が一番と思っています。明大は声がけがあるからこそ自分が焦っている時は落ち着かせてくれるし、勝っている時は盛り上げてくれるという感じでチームワークの強さを感じています」