【ハンドボール】日体大の〝フォーバック〟攻撃と速攻に苦しみドロー 連勝ストップ/関東学生秋季1部リーグ戦
関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)7戦目。前半は相手の速攻に対応しきれず同点で折り返す。後半は向谷内海都主将(営4=氷見)、有富晴輝(商3=九州学院)らの連続得点で逆転。しかし、試合終了間際にミスからの失点を喫し、悔やまれる引き分けに終わった。
◆8・29~10・4 関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)
▼9・27 対日体大戦(日大八幡山体育館)
明大31{17―17、14―14}31日体大
明大の攻撃から始まった前半は、相手GKの好守や速攻に苦しめられる展開となった。試合開始早々、栃尾佑(法4=北陸)が先制点を挙げ、幸先の良いスタートを切る。さらに栃尾は立て続けにゴールを重ね、自身5連続得点を記録するなど攻撃をけん引した。一方、相手の速攻にも苦しめられ、互いに一歩も譲らないシーソーゲームが続く。「フォーバックオフェンスに苦戦した」(向谷内主将)。9-10と1点を追う中、14分にはGK坂本京介(営2=洛北)が好セーブを披露。そこからカウンターにつなげ、栃尾がゴールを奪い10-10と試合を振り出しに戻した。さらに坂本、近藤晶太(商1=北陸)の両GKが好守を見せるも、相手の猛攻を受け、拮抗(きっこう)した展開が続く。24分には栃尾からのパスを受けた崎前風諒(政経4=北陸)が、華麗なループシュートを沈め、15-15の同点に追いついた。しかし、その後は相手GKの好守に阻まれ、得点を奪えない時間が続く。26分には7メートルスローを決められ、16-15と再びリードを許す。さらに28分にはシュートを防がれると速攻を浴び、GKが戻りきれない間に17点目を献上した。1点を守り切りたい日体大は29分、残り1分のところでタイムアウトを要求。直後、ドリブル中の相手から栃尾がボールを奪うと、青砥直輝(商2=駿台甲府)がフェイントで相手をかわし、フリーの状態からシュートを沈めた。土壇場で17-17と再び同点に追いつくと、最後はGK近藤が相手のラストプレーを阻止。同点のまま前半を終えた。
迎えた後半、GK近藤がシュートを止めるもその前のディフェンスで反則をとられ、7メートルスローで後半先制点を奪われる。しかしその後のディフェンスでインターセプトを成功させ、栃尾が技ありシュートで得点。4分にはGK近藤が連続で得点を阻止する。8分、有富が7メートルスローを確実に決め逆転に成功すると、栃尾が青砥へのスカイパスや向谷内主将への背面パスを放り、さまざまな戦術で得点をアシストする。10分を超えたところでディフェンスでの退場が増え数的不利の状況が続き2点ビハインドに。しかしGK近藤の好セーブが際立ちチームを助け20分に再び同点に追いつくと、24分、有富の7メートルスローで勝ち越しを決める。そこですかさず日体大はタイムアウトをとる。タイムアウト直後、相手のシュートをGK近藤が顔面でセーブし、シューターは退場となり数的有利に。この2分間で点差をつけたい明大は松本想(営3=法政二)と向谷内主将の得点で30―27とし、明大に流れを引き寄せる。残った時間は4分。緊迫した試合展開が繰り広げられる中、ラスト2分で明大サイドがディフェンスでの反則で2分間退場を強いられてしまう。残り30秒で31―30と1点リードだったが、攻撃でインターセプトされエンプティ―シュートでまさかの同点に。残り4秒で相手の攻撃になったところで相手がタイムアウトを取り、ピンチの状況になったが、なんとかGK近藤が抑え31―31のドローとなった。
これで連勝ストップとなった。「簡単な退場が出てしまったり、その詰めの甘さが出て引き分けに終わってしまって、課題が多く残った試合」(向谷内主将)。しかし現時点で負けなしは明大のみ。リーグ優勝への望みはまだまだある。次週は春リーグで苦戦を強いられた日大、春リーグ優勝校・中大戦を控えている。「今日できなかったところを含めてもう一度練習で整理して、来週の試合に臨みたい」(加藤良典監督)。いよいよ、ヤマ場を迎えた。
[木曽琴乃、星川洋寧]
試合後のコメント
加藤監督
――試合を振り返っていかがですか。
「オフェンスが 4人入っているフォーバックのオフェンスに対して、準備をしてきましたが、そこで前半守りきれなかったりしていた部分がありました。退場で自分たちの流れがなかなかつかめなかった中でリードされている展開から逆転して、同点で終われたことは、選手たちはよく頑張ったなと思います」
向谷内主将
――ハーフタイムではどんな声掛けをされましたか。
「フォーバックの守り方をもう一回確認していて、オフェンス面では 17点取れていたのでそれを継続するのと、ディフェンスとバックチェックの部分を確認しました」
栃尾
――引き分けに終わった要因を教えてください。
「フォーバックに対してあまりうまくディフェンスができなくて、そこを60分間やられてしまったのが同点になった原因かなと思います」
近藤
――来週の2戦への意気込みをお願いします。
「シューター皆上手だと思っているので、しっかり試合の動画を見て対策しながら頑張りたいと思います」
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