【ハンドボール】再び阻まれた中大の壁 最終決戦で優勝逃す/関東学生秋季1部リーグ戦

2026.10.08

 関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)最終戦は優勝を懸けた中大との直接対決となった。前半立ち上がりからミスからの連続失点を許し16―12で試合を折り返す。後半、追い上げる展開もあったものの、最後まで流れを引き寄せることができず、30―34で敗戦となった。

◆8・29~10・4 関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)
▼10・4 対中大戦(国士大多摩体育館)
 明大30{12―16、18―18
}34中大〇

 試合開始後、シュートミスが続き中大に3連続失点を許す。開始5分に崎前風諒(政経4=北陸)がチーム初得点から連続得点を決めるが、7分にディフェンスで1人退場となり、さらには7メートルスローを献上。2―6と挽回したい明大だったが、速攻やシュートでのミスが重なり、6点ビハインドに。すぐさま明大サイドはタイムアウトをとった。13分、タイムアウト明け後崎前が7メートルスローを確実に決めると、GK近藤晶太(商1=北陸)が約5分の間で5本のシュートを止め、点差を2点まで縮めた。さらに24分、相手に速攻でのノーマークシュートをキーピング。チームを幾度と助けるパフォーマンスを魅せた。25分には杉野龍騎(法1=九州学院)が連続得点を決め、個人技を魅せるも、得点はここまで。12―16というロースコアの展開で前半を終えた。

 後半も相手の堅いディフェンスに阻まれ、なかなか反撃の糸口をつかめない。苦しい時間が続く中、後半14分に速攻から崎前が得点すると、GK坂本京介(営2=洛北)の好セーブから青砥直輝(商2=駿台甲府)がシュートを決めるなど、4連続得点で再び点差を縮めていく。しかし、相手の猛攻を受けて3連続得点を許すと、流れを引き寄せることができず。「オフェンスがいい時とディフェンスのいい時のタイミングが合わなかった」(栃尾佑・法4=北陸)。その後は一進一退の攻防が続くも、最後まで追いつけず30―34で敗戦を喫した。

 秋リーグは9戦6勝2敗1分の2位で終えた。開幕から6連勝で一時は単独首位に立ったものの、上位校との対決で白星をつかめず、終盤に失速。悲願のリーグ優勝を逃す結果となった。それでも、崎前が70得点で得点王に輝き、栃尾や青砥も得点ランキング上位に名を連ねた。向谷内と栃尾は2季連続で優秀選手賞、青砥は優秀新人賞を受賞。悔しさの残る秋リーグとなったが、来月には全日本学生選手権(インカレ)に臨む。「王者としてではなく、チャレンジャーとして挑む気持ち」(向谷内海都主将・営4=氷見)前回王者としてではなく、挑戦者として連覇を目指す。

[木曽琴乃、柏倉大輝]

試合後のコメント
加藤監督
――秋リーグを振り返っていかがですか。
 「上位のチーム相手に引き分けと負けが続いてしまい、自分たちの力不足が明確になりました。インカレまで6週間弱で課題を修正して臨みます」

――バックプレイヤーが厳しいマークをされる中、サイド攻撃を多く使うプレーは想定されていたのですか。
 「そうですね。相手が厚く来る分、ずらす展開をチームでも話していました。それが秋リーグでは崎前のシュート数が増えて、勝てたのでよかったです」

向谷内主将
――途中、点差を縮めた場面もありましたが、そのいい流れをつかみ切れませんでした。
 「6点開いていても自分たちの力なら追いつくことができると考えていました。我慢して3点差まで来たところで、いいタイミングで相手にタイムアウト取られました。それでも我慢すればいけると思いましたが、相手にまた離されて自分たちの弱さが出ました。同時に、3点差まで詰めることができたので、そこは僕たちの強さだと思います」

崎前
ーー今日の試合全体を同じ振り返っていかがですか。
 「個人的にはシュートがたくさん回ってきて、確率よく決めることができましたが、チームの課題としてディフェンスをインカレまでに修正していかないといけないなと思います」

ーーラストシーズンで得点王に輝きました。
 「後半4試合目ぐらいから得点王は個人的に頭入っていました。得点王を獲れてうれしいです」

栃尾
――春リーグの得点王として秋リーグはマークが厳しかったと思います。
 「秋リーグは得点にこだわらず、チームが勝てるようなプレーを意識しましたが、個人の調子があまりよくなかったです。秋リーグを通してよくなかったので、インカレまで1か月調整して、調子を上げられるようにします」

青砥
――中大と戦ってどこに苦戦しましたか。
 「ミスもあんまり少なくて、そのプレーも正確で速くて、高さもあるので、全てにおいて頭一つ自分らより抜けていました」

――優秀新人賞を獲られていかがですか。
 「チーム相手には結構いい感じできていたのですが、最後の3戦ぐらいはあまり調子上がらず、(シュートの)確率も低かったので、ミスを少なくできるようなプレイヤーになっていきたいです」

――インカレに向けてチームとして1ヶ月間どんな準備をしていきたいですか。
 「熊谷(継、農2=藤代紫水)もケガをしている中で、 1年生も多く出場していますが、そのプレーの正確さをもっと高めて、1年生の分もカバーできるような、引っ張っていけるようなプレーをできたらいいなと思います」