フィールドプレーヤー全員得点! 開幕戦堂々の白星発進/関東学生秋季1部リーグ戦

2026.08.30

 関東学生季1部リーグ戦(リーグ)が開幕した試合開始から青砥直輝(商2=駿台甲府)GK坂本京介(営2=洛北)の2年生コンビが攻守で活躍し19―9でハーフタイムを迎える。後半にはベンチメンバーが続々出場し、多彩な攻撃で40―26と大勝を飾った。

8・29~10・4 関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他
8・29 対法大戦(明大和泉体育館他)
○明大40{19―9、21―17}26法大

 明大のディフェンスから試合が始まり、GK坂本がセーブ。その後の攻撃で青砥が両チーム初得点を決める。その後も青砥とGK坂本の巧みなプレーで攻守の要となり試合を進める。「春にケガをして全然(試合に)出れていなくて、久しぶりの公式戦だったが、(春リーグに)出れなかった分出し切れたと思う」(青砥)。開始8分まではシーソーゲームとなったが、以降は着実に点差を広げていった。21分からはGK坂本の怒涛のスーパーセーブが始まる。相手の完璧なサイドシュートをもゴールを許さず、会場は驚きの歓声が響き渡った。「自分たちの対策がいい感じにできて、対策通りのキーピングができた」(坂本)。〝坂本タイム〟間の22分にはエース・栃尾佑(法4=北陸)からサイドの松本想(営3=法政二)へとボールが渡りシュートすると見せかけ、再び栃尾へパスをしスカイプレー。見事なゴールが決まった。相手のこぼれ球などに反応し速攻で得点を決めるなど、スキを見せず19―9でハーフタイムを迎える。

 後半5分、青砥がテクニックの効いた山なりのスピンパスを送ると、これを受けた向谷内海都主将(営4=氷見)がシュートを決め、リードをさらに広げる。ディフェンスでは後半7、9分とGK坂本に代わって入ったGK近藤晶太(商1=北陸)が、大きな体格を生かした好セーブを連発。攻撃陣もこれに応え、青砥が相手GKの反応を許さない鋭いミドルシュートを立て続けに決め、明大サイドを沸かせる。さらに栃尾からサイドの松本へ大きなパスを通した後、空いたスペースに走り込んだ杉野龍騎(法1=九州学院)へパスを送ってゴールを奪うなどデザイン性の高い攻撃も披露。GKを不在にして7人で攻撃を組み立てる場面も見られ、手を緩めることなく明大ペースで試合を展開した。試合中盤からは出場機会の少ない選手たちも次々とコートへ送り込まれ、得点を挙げるなど、それぞれが持ち味を発揮。フィールドプレーヤー全員がゴールを奪い、選手層の厚さを示した。そして試合終了間際には、有富がスカイプレーを成功させ、会場を大いに沸かせた。最後まで攻守にわたって主導権を握り続けたまま、40―26で大勝を収めた。

 開幕戦で春リーグ2位の貫禄を見せる試合となった。「初戦だったので、試合の入り方立ち上がりの10分、しっかりとディフェンスから守ってしっかり点を取るというところをメインでやっていたので、そういった意味で今日全員が出て得点もできたので良かった」(加藤良典監督)。また「春リーグが終わってから、ケガ人が多かった中で、リーグ戦では出れていなかった選手たちが練習試合に出ることが多く、そこで上手くチームにはまってくれて、秋リーグまでの期間でチームの層を厚くできていると思う」(向谷内主将)とオフシーズンでのチーム作りも秋リーグでは随所に現れる。リーグ優勝へまず第一歩を踏み出した。

[木曽琴乃、柏倉大輝]

試合後のコメント
加藤監督
――7人攻撃やスカイプレーなど戦術が多彩でした。
 「今日は実践のつもりで、この先インカレでも使えるレベルの精度にしていかないといけないので、今日は点差が開いたので多めにやろうと思っていました」

向谷内主将
――リーグ優勝に向けて意気込みをお願いします。
 「春リーグは中央大学に負けて2位に終わってしまいましたが、この秋リーグまでの期間は優勝だけを考えて練習してきたので、1点1点気を抜くことなく勝ち切って優勝したいです」

有富
――個人で意識したことを教えてください。
 「『俺のゴールで勝ちたい!』と思って試合に出ていました。ゲームメークや時間を考えて自分のシュートを狙いつつ、味方にパスをアシストすることを意識しました」

青砥
――2年生ながらチームを引っ張っています。チーム内ではどんな声掛けをしていますか。
 「僕が発言することもありますが、明治は上下関係なく思ったことをみんな意見を言ってやっているので、その部分はいいかなと思っています」

坂本
――この夏に強化したところを教えてください。
 「ボールを使うトレーニングだけでなく、フロアで走り回ったり、サーキットをやったりとメンタル面を強化しました。チーム全体で一つになって乗り越えようという雰囲気も出来たと思います」