【ハンドボール】一時18点リードの展開も 終盤追い込まれ辛勝/関東学生秋季1部リーグ戦
関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)も折り返し。前半から栃尾佑(法4=北陸)、青砥直輝(商2=駿台甲府)、崎前風諒(政経4=北陸)らの安定した攻撃と、GK坂本京介(営2=洛北)の安定したキーピングで主導権を握り、後半一時18点リードを得たが、主力選手入れ替えとともに攻守ともに乱れが生じ、最終スコア34―28で苦い勝利となった。
◆8・29~10・4 関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)
▼9・26 対順大戦(日大八幡山体育館)
○明大34{20―10、14―18}28順大
試合開始直後、栃尾のシュートで先制する。1―1から再び栃尾、青砥、崎前の得点で一気に5―1に。相手チームは早くもタイムアウトをとる。タイムアウト後8―5で迎えた11分、GK坂本が3連続で得点を阻止。さすがのパフォーマンスに明大サイドも驚きの拍手が溢れた。「ディフェンスと連携しないと止められないので、僕が止めやすいシュートを出してもらえるようにディフェンスと話すようにしている」(坂本)。21分には崎前がいずれも速攻で連続得点を決めると、今度はGK坂本が相手の速攻をセーブし、着々と点差を広げる。25分には途中出場の有富晴輝(商3=九州学院)が崎前へロングパスを放り鮮やかに得点をアシスト。前半終了間際、有富が7メートルスローを決め20―10でハーフタイムに入る。「京介(坂本)が止めてくれたのもありますが、失点の部分をチームでもう一回意識していたので、守れたことは点差につながったと思う」(崎前)と崎前は前半のみで7得点の活躍、守っては10失点と安定したディフェンスを魅せた。
後半に入っても攻撃の手は緩めない。松本想(営3=法政二)がサイドシュートを決めこの日初得点を記録すると、速攻から崎前が相手GKとの一対一を冷静に制す。さらにはGK坂本がPVからのシュートを足で止め、流れを完全につかんだ。その後も速い攻守の切り替えでオフェンス時に有利な状況をつくり、多彩な攻撃で順大を翻弄(ほんろう)。青砥のジャンピングシュート、栃尾の守備をかいくぐるサイドスロー、崎前の四隅をついたサイドシュートと個人の技も光り、10分で29―11と勝利をほぼ決定づける。守備面ではGK坂本がセーブを連発し、開始10分をわずか1失点と圧巻の活躍を見せた。点差が開いた中盤以降は、控えメンバー中心の布陣に。サウスポー山本樹(法3=法政二)が3得点、GK鈴木大翔(商4=法政二)が7メートルスローを止めるなど見せ場は作ったが、思ったような試合運びはできず5連続失点を2度喫する。「こういったゲーム展開だからこそ、もう少し思い切ってプレーしてほしかった」(加藤良典監督)。それでも大量リードを生かしてなんとか勝利を収め、開幕から6戦全勝とした。
前戦時点で同じく無敗だった日大、中大が第6戦でそろって敗れ、明大が単独首位へ。明日の日体大戦も制し、全勝のまま最終週に臨むことはできるだろうか。秋リーグ制覇に向け、これ以上ない好機が巡ってきた。
[木曽琴乃、橋場涼斗]
試合後のコメント
加藤監督
――前半からリードを広げましたが、特に良かったところを教えてください。
「前半10分過ぎからディフェンスを修正しながら強度を上げて、20ー10のダブルスコアで折り返せたので、すごくいい内容だったと思います」
坂本
――セーブが今日も光りましたが、良いパフォーマンスを維持できている要因はありますか。
「過信せずに自分自身を持って。あとはシューターによって打つコースが違うので、それを頭に入れて試合に臨んでいます」
有富
――個人のプレーを振り返っていかがですか。
「縦の動きがあまりできず、横の動きが多くなってしまって、失点が増えてしまったので、次は横も見つつ縦をもっと強く狙って意識しようと思います」
崎前
――シュートを打つ時に意識したことはありますか。
「しっかりキーパーを見ることは意識していますが、得点王が懸かっているので点を取りにいきました」
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「ここから春の上位チームとの戦いになるので、一旦得点王とかは意識せず、チームとして勝ちに行けたらと思います」
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