【競泳】成田3冠! 夏に向け期待高まる/日本選手権
国内最高峰の大会である日本選手権。1、2日目で好成績を残した明大は勢い止まらず3、4日でも決勝進出者が続出した。4日目の女子400メートル個人メドレーでは成田実生(情コミ2=淑徳巣鴨)が優勝し、今大会3冠を達成した。ハイレベルな戦いの中で明大の強さを示す大会となった。
◆6・4~7 第102回日本選手権(東京アクアティクスセンター)
◆3日目
▼男子100メートル自由形
7位 餅田 49秒36
▼男子200メートル個人メドレー
3位 渡辺 1分57秒84
5位 上川畑 1分59秒24
6位 加藤 2分00秒15
▼男子200メートル平泳ぎ
4位 吉田 2分10秒54
6位 川島 2分10秒90
▼女子200メートル背泳ぎ
1位 成田 2分09秒82
◆4日目
▼男子100メートルバタフライ
1位 成嶋 51秒31
▼男子1500メートル自由形
4位 田中 15分14秒15
▼男子400メートル個人メドレー
6位 上川畑 4分15秒83
▼女子400メートル個人メドレー
1位 成田 4分35秒16
[3日目]
大会3日目は7人が決勝へ駒を進めた。女子200メートル背泳ぎでは成田が2分09秒82で優勝。レース後に「ベストまであと少しだったので少し悔しい気持ちもある」と無念の気持ちを吐露した。また「今大会は3冠を目標に掲げているので、4日目の種目も気を抜かずに」と次戦に向けての志を口にした。
男子200メートル個人メドレーでは上川畑英(政経4=桐光学園)、渡辺裕太(営4=日大藤沢)、加藤涼(政経3=中京大中京)の3人が決勝へ。スクールレコード保持者である渡辺が序盤から首位に食らいつき、失速することなく3位入賞を果たした。しかし渡辺は「全国の舞台で3位はとてもうれしいが、やはり順位ではなく、自分のタイムだと思う」と悔しさをにじませた。上川畑は5位、加藤は6位という結果になったが、自己ベストを更新した上川畑は「満足する結果が出せた」と喜びを露わにし、加藤は「練習は積めているが、ベストの時よりもスタート台に立つ時に自信があまり持てていない」とレースを反省した。
男子100メートル自由形では、予選で自己ベストを更新した餅田凛太朗(法4=法政二)が決勝に進んだ。大接戦となる試合展開であり、トップとの差は役割0.8秒であったが惜しくも7位という結果に終わった。
男子200メートル平泳ぎでは吉田悠真主将(農4=春日部共栄)と川島朝陽(商4=淑徳巣鴨)が決勝に進んだ。この2カ月間ケガに悩まされていた吉田は思うような泳ぎができず0.25秒差で表彰台を逃した。「順位は上がったが、自分に勝てていない。ずっと(2分)9秒台を出したくてやっているので、4位だからといってうれしい気持ちはない」(吉田)。6位となった川島は「自己ベストが出たので、現状としてはすごく良かった」と満足のいく試合結果に。また、自身最後となる日本学生選手権(インカレ)に向けて「自分自身の集大成になると思うので、もう優勝という形でしか恩返しする方法はないと自分の中で覚悟が決まっている」とインカレでの活躍を誓った。
[4日目]
最終日は明大から4人が決勝に進出し、2人がトップに立った。男子100メートルバタフライでは成嶋義徳(政経4=八王子学園八王子)が優勝し、男子200メートルバタフライと合わせて、今大会2冠となった。3月の日本選手権では7位に終わった今種目。レース後課題に挙げていたラスト15メートルも「後半きつかったが、大きな泳ぎを維持することができた」と手応えを口にした。
上川畑は男子400メートル個人メドレーで6位に。男子200メートルバタフライ、男子200メートル個人メドレーと合わせて出場した3種目全てで決勝進出となった。「三つとも決勝の舞台で戦う意識を持って取り組んでいたのでその成果を出せたのが良かった」と振り返った。
男子1500メートル自由形では田中駿(商1=桐光学園)が決勝に出場し、4位となった。3日目に行われた予選で自己ベストを更新した田中は決勝でも予選を4秒以上上回る15分14秒15を記録。決勝のレースは100メートル過ぎたあたりで一度周囲に差をつけられるも、自らを「ラスト500メートルに強い」と評すように焦りはなく、後半で追い上げを見せた。「半年間この大会でベストを出すと決めてトレーニングしてきたので、その成果が出た」とここまでの取り組みを前向きに振り返る。上級生の活躍が目立った今大会だったが、明大生として初めての日本選手権を終えて田中は「来年以降明治大学がインカレ連覇のためには、自分たちが成長しないといけない」と気を引き締め、前を向いた。
今大会最後の種目となった女子400メートル個人メドレーでは成田が4分35秒16で2位に5秒以上もの差をつけ、優勝を果たした。これで成田は女子200メートル個人メドレー、女子200メートル背泳ぎと合わせて3つの種目でトップに立った。悔しい結果に終わった3月の日本選手権は「自分に自信がなかった」と振り返るも「その悔しい思いを自分で乗り越えて達成できた」と今大会の充実感を口にした。日本で開催されるアジア競技大会へ向けて「覚悟を持って取り組んでいく」と語り、前回届かなかった金メダルという目標を掲げた。
前回大会から3カ月という短い期間での開催となった今大会。明大勢としては3冠の成田を筆頭に多くの選手が結果を残した。一方、レース後には収穫とともに課題に目を向ける選手も多かった。3カ月後の9月にはインカレ、アジア競技大会が控えている。一夏を超えてさらにレベルアップした選手たちの泳ぎを期待したい。
[小松真緒、深澤悠人]
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