【ラグビー】同志社大に劇的逆転勝利 会場からは〝明治〟コールも/定期戦
名古屋・パロマ瑞穂ラグビー場にて同志社大との一戦が行われた。明大は早々に先制トライを決めるも立て続けにトライを許し、相手を追いかける展開に。試合を17―21で折り返し、巻き返しを図るが規律の乱れからなかなか勝ち越せず。それでも果敢に攻め続け、ノータイムで敵陣スクラムのチャンスを得る。明治コールの湧き起こる中、逆転トライを決め38―35で激戦の幕を閉じた。
◆6・21 招待試合(パロマ瑞穂ラグビー場)
▼対同志社大戦
○明大38{17ー21、21ー14}35同志社大
T=檜山、高比良、岡元、白井、木谷、神尾
G=伊藤利3、田中勝
試合は明大のキックオフからスタート。相手は蹴り合いを選ばず、すぐにタッチに出した。ラインアウトから展開し左CTB白井瑛人(商3=桐蔭学園)が大外へ展開してリズムをつくる。右FL瓜生丈仁(法2=小倉)が勢いよく突破するとSH岡元聡志(商1=京都成章)へオフロード。トライを決めた。さらに10分、BKが素早く順目にパスを回し、右WTB平尾龍太(法1=東福岡)から白井へ内に切り返す。得点を追加した。しかしここから同志社大の反撃が始まる。キックチャージからペースを崩されると、ディフェンスが後手に回り、オフサイド。自陣深い位置でのモールにうまく対応できずコラプシングに。組み直したモールも回され、トライを許した。21分にセットプレーでHO高比良恭介(政経3=東福岡)が抜け出し点差を離すも、モールディフェンスに苦戦。「FWの部分で負けているところがあり、そこを修正できなかった」(NO8藤井達哉・政経4=東福岡)。度重なる反則でボールをキープできず22分、28分に立て続けに得点され逆転を喫した。残り10分も反則に苦しむ。終了間際に大きく陣地を広げるが、セットプレーでミスが発生し得点ならず。リードを許したまま17―21で後半を迎えた。
後半開始1分、相手はキックオフを失敗。スクラムから再開すると明大はアドバンテージを獲得する。ラインアウトのチャンスをつかみ、FWに展開すると左PR檜山蒼介(情コミ4=尾道)がギャップを突きインゴールへ。逆転に成功するが8分、ここでも反則に泣く。ハイボールの競り合いでペナルティを犯しスクラムになる。さらにディフェンス部分でオーバーザトップ。相手はこれを受けてタップキックですぐに再開しもう一度点差をひっくり返した。また16分にはラインアウトでサインがかみ合わず、相手にボールが入る。「ラインアウトやセットプレーのところ、細かいブレークダウンの精度で自分たちのミスから苦しい展開になった」(右LO物部耀大朗・商4=中部大春日丘)。ここで相手は50:22を成功させ、一気に陣地を上げる。今度はモールをすぐに解消して展開し、スコアを24―35に広げた。そして28分、明大はスクラムで優位に立ち、反則を誘う。モールでじりじりディフェンスを押し上げ、木谷光(商4=報徳学園)が飛び出してトライ。4点差に縮める。明大は逆転を試みて何度もアタックするが、パスミスやハンドリングエラーが重なり得点に結びつかない。そして残り3分。アドバンテージが採用され22メートルライン付近にまで陣地を回復する。明大はチャンスを逃すまいと果敢に攻める。ノータイムに差し掛かった頃、相手のオフサイドが発覚しラインを目の前にしてスクラムを組むことになる。ここで会場からは〝明治〟コールが。観客に後押しされるように、スクラムで一気に押し込む。審判の手が明大側に挙がったことを確認すると素早くBKに展開し、最後は神尾樹凛(政経2=国学院栃木)が走り込んだ。「FWが最後スクラムでペナルティを取ってくれたので、あとは思い切り勝負するだけだと思っていった」(神尾)。明大はノータイムに値千金の逆転トライを決め、38―35で試合を終えた。
同志社大を相手に激戦を制した明大。思わぬ苦戦を強いられながらも、得意のスクラムでチャンスメークし、しっかりと勝ち切った。春シーズンも残すところは筑波大との一戦のみ。昨季苦汁をなめさせられた因縁の相手に明大がどのような試合展開を繰り広げるか期待である。
[近藤未怜]
試合後のコメント
藤井
――明大のセットプレーはいかがでしたか。
「スクラムはいい感じだったのですが、ラインアウトで3回くらいチャンスがあったところで、相手に目標を合わされてしまって。そこを修正し切ることができずにそのまま流れてしまったかなと思います」
物部
――地元・愛知での一戦でしたがいかがでしたか。
「すごく声援を送ってくれて、いろいろな人が見に来てくれて、パワーになりました」
白井
――苦しい場面もありましたが、原因を教えてください。
「やはり出ている人たちの明治としてのプライドというところと、自分たちのミスからトライにつながられたところで規律の差が出たのかなと思います」
神尾
――どのような意識で後半に臨みましたか。
「まだ前半のうちに点差は開いていなかったので、とりあえずエリアを取って基礎に戻ろうというところでアタックしようと話していて。そこはできたと思うのですが、後半になって流れも向こうに取られていたので、そこは反省の部分かなと思います」
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