【ラグビー】関西学大と対戦 セットプレーに苦戦しつつもルーキーの活躍も光り勝利/招待試合

2026.06.16

 全国各地に遠征中の明大が向かった先は神戸。関西学大と対戦した。前半はルーキーの先制トライから好発進し、立て続けに得点する。しかし関西特有のスクラムに翻弄(ほんろう)され、ペナルティが重なりゲームは度々均衡(きんこう)した。最終スコアは38―24。課題を残しつつも、多彩な攻撃で勝利を飾った。

◆6・14招待試合(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)

◯明大38{17ー10、21ー14}24関西学大

T=檜山、大川、田中景、平尾、木谷、岡元

G=萩井2、田中勝2

 試合開始早々にルーキー2人が魅せた。5分、NO8中川功己(営4=流経大柏)のスティールでマイボールにすると、受け取った右CTB手崎颯志(文1=大阪桐蔭)が空いたスペースに球を浮かせる。右WTB平尾龍太(法1=東福岡)が走り込んで先制トライを決めた。「颯志(手崎)がいい感じに裏に蹴ってくれて、自分は諦めずにチェイスしたらたまたまボールが入った」(平尾)。また13分、オフロードパスを受け取った左CTB白井瑛人(商3=桐蔭学園)が自らキックしチェイス。勢いよく陣地を挙げる。その後SO萩井耀司(商3=桐蔭学園)に渡ると、大外を走る右FL大川虎拓郎主将(法4=東福岡)へキックパス。大川は転がりつつもしっかりとグラウンディングした。15分にはハイボールを獲得した左WTB長谷川諒(情コミ3=報徳学園)が10メートル強を独走する場面も見られたが、ここは得点には結びつかず。しばらくスコアは停滞した。そして33分、反則から自陣でのセットプレーに。FWを中心にじわじわと攻め込まれトライを許した。さらに41分にはペナルティが重なり、PGで同点に追いつかれてしまう。しかし42分にリスタートすると明大は果敢にアタック。最後はSH田中景翔(文4=常翔学園)が逆目をつき、自らインゴールへ。「強気で仕掛けようというのは自分の中で決めているので、前が空いていたらどんどん仕掛けようと思っていた。トライまで取り切れてよかった」(田中景)。3人のディフェンスに巻きつかれながらも勝ち越しトライを決め、17―10で試合を折り返した。

 後半9分、敵陣22メートル付近でのスクラムを獲得した明大はアドバンテージを得、すぐさまスタートする。田中景から右PR檜山蒼介(情コミ4=尾道)にパスが渡り、ディフェンスを跳ねのけてトライエリアに飛び込んだ。「SHの田中景翔とコミュニケーションを取って、いい形でボールをもらえた。すごくいいトライだったと思う」(檜山)。20分には敵陣深くでのラインアウト権限を得ると持ち前の重戦車モールを展開し、木谷光(商4=報徳学園)が押し込んでトライ。点差を広げる。しかし28分にスクラムで反則を犯すと相手はタップキックですぐに再開。規律の整わないところを狙われ、トライを喫した。「最初はやはり関東のチームとは違う組み方で、すごく手こずった部分はあった。そのあといい修正ができた部分もあったが関学の意地が見えるとてもいいスクラムを組んでいたので、僕らが対応し切れなかった。後手になってしまった」(檜山)。しかし続くスクラムでは明大がペナルティを獲得。FB田中勝斗(商1=大分東明)のトライライン際を狙う巧妙なタッチキックで好機を得る。一度トライチャンスは逃したものの、ボールを譲ることなくフェーズを重ねた。そして38分、岡元聡志のハイパウントでギャップを生み出すと、宮﨑和史(情コミ3=石見智翠館)から阿部煌生(政経3=流経大柏)に切り返し、もう一度岡元へ。得点を追加した。しかし試合終了間際にもう一度トライを許し最終スコアは38―24。課題が明確になった試合であった。

 苦戦をする場面がありつつも、しっかりと関西学大に勝ち切った明大。特に今回はハーフ団をはじめとするルーキーの活躍も光った試合であった。次週は名古屋にて同志社大との一戦を控えている。ポジション変更やルーキー投入などさまざまな挑戦を続けている明大は切磋琢磨(せっさたくま)を続け、より選手の動きにも磨きがかかるであろう。

[近藤未怜]

[試合後のコメント]

檜山

――今試合のテーマを教えてください。

 「プラス1というテーマを掲げていて、何か1つのプレーが終わってまたもう一つの仕事をするという意味ですね。それをできている場面があるにはあったのですが、やはり80分間通してできていないところがあったので、そこを80分間やり続けることをこれからもやっていかなくてはいけないなと思います」

右LO百武聖仁(商2=東海大仰星)

――U―20の合宿から今試合で生かせたことはありますか。

「たくさんあって、やはり海外に対してコンタクトの部分で引かないということに関しては、U―20の中で結構学べたので、そこは明治に帰ってきてからも生かせているんのではないかなと思います」

田中

――試合を振り返っていかがですか。

 「(得点を)取り切れていた部分もあったのですが、自分たちのミスでもっと取れたのに取れていなかった場面はあったのでチャンスのところはもっと取り切ることを意識していきたいなと思います」

平尾

――チーム全体の試合のテーマを教えてください。

「チーム全体ではBKはもっとオープン側に参加して、オプションになるというろとこがありましたが、そこでまだ自分がまだブラインド側に残ったり、オープンに参加しているけどオプションになれていなかったりしたところがあったのでそこは反省していきたいなと思います」