男子2部1位、女子1部6位でともに運命の入替戦へ/関東大学春季リーグ戦

2016.05.07
男子2部1位、女子1部6位でともに運命の入替戦へ/関東大学春季リーグ戦
 男子は堂々の2部制覇だ。リーグ戦最終日の相手は昨季2部2位の帝京大。終始順当にポイントを重ねていき、最後は高野将斗(商4=埼玉栄)・宮嶋航太郎(商4=埼玉栄)組がストレートで制した。一方、女子は最後まで勝負をものにできず。リーグ首位タイの日体大戦は瀬川桃子(商3=埼玉栄)・村上晃(商3=青森山田)組が一矢報いるも1-4で敗れた。最終順位を男子は2部1位、女子は1部6位とし、共に入替戦行きとなった。

[男子]
前日の嫌な流れを払しょくし、チームに幸先良いスタートをもたらした。前日の第1シングルスで敗戦を喫している水間。この大事な最終戦でも同じ第1シングルスを任された。出だしからいきなり4点を失う苦しい立ち上がりもすぐさま立て直した。「落ち着いてプレーができた」と相手のスマッシュに食らいつき逆転。11-10と、何とかリードして前半を折り返す。後半も前半に続いて粘り強い戦いを見せ、21-19と接戦を制した。第2ゲームでは、またもや1点を争う展開となるも、競った場面になればなるほど勝負強さを発揮。21-18で勝利した。入替戦へ向け「1部の舞台で戦えるように勝ちたい」と、気合は十分だ。第1ダブルスでは高野・宮嶋組が難なくストレート勝ち。第1ゲーム、第2ゲーム共に素早いスマッシュで相手を翻弄(ほんろう)するなど、堂々としたプレーを見せつけた。結局21-13、21-14と面目躍如たる戦いぶりで入替戦出場を決めた。チーム全体としては3-0と圧倒的な差を見せつけ、リーグ戦最終日を帝京大に完勝して締めくくった。次なる目標は入替戦での勝利、そして1部復帰だ。4年生にとっては最後の1部に昇格する機会に「全員で勝ちにいきたい」(宮嶋)。昨季の入替戦で敗れた筑波大との因縁対決。絶対に負けられない。

[女子]
 リーグ最終戦を勝利で飾ることはできなかった。リーグ戦でわずか1勝と不調続きのキャプテン高原美由樹(文4=埼玉栄)が第1シングルスに出場。第1ゲームは終盤に連続6得点を挙げたことで先取した。しかし「向こうとの実力差というものもあった」(高原)と日体大のショートサーブに付いていけず、相手に冷静にショットを見られ勝負所で先手を許すように。その後も点差を埋め切ることができず14―21、17―21と敗北。第2シングルスの十河茉由(商2=高松商業)も粘りを見せるもストレート負けに終わり、チームカウント0-2と早々に追い込まれることに。続く第1ダブルスには今リーグ戦で昨年度インカレの女子ダブルスで優勝した加藤・柏崎組(筑波大)にしか負けていない瀬川桃子(商3=埼玉栄)、村上晃(商3=青森山田)組が出場。「絶対に勝たないといけないと思い力が入った」(瀬川)と立ち上がりから順調に得点を奪い、第1ゲームを危なげなく取る。第2ゲームは序盤から1-8とピンチを迎えるも瀬川の強烈なスマッシュで相手を崩し、村上が押し込む得意の形で相手を苦しめた。見事逆転に成功し、ストレート勝ちを決めた。今季からペアを組むようになった二人はチームトップの4勝1敗で「自信になった」(瀬川)と手応えを実感。新たなポイントゲッターだ。首の皮1枚をつなげ、高崎真美(政経4=日本橋女学館)・渡辺帆南(文2=富岡)が出る第2ダブルスへ。経験の浅い渡辺を2年次に1部でプレーしたことのある高崎が必至のフォローをするも「自分が引っ張らなきゃと思うほど空回りした」(高崎)。うまく点につなげられず、逆に相手にスキを与えることに。第2ゲームでは1-8まで追い詰められてから19―21まで追い上げる意地を見せるも、逆転には届かず敗北。チームカウント1-4で日体大に敗れると同時に入替戦行きが決まった。                                         
 「敗因は自分と高崎が勝てていないこと」(高原)。リーグ戦を通じて中心である4年生の高原が1勝4敗、ダブルスの高崎も5連敗と振るわず。本来は得点源として数えられていた二人が役割を果たせなかった。チーム全体でいえば昇格組ながら善戦を繰り広げたが、勝利をつかむには4年生の活躍が不可欠だった。「自分に回ってきたら入替戦は責任もって勝つ」(高崎)。4年生の真価が問われる入替戦で活躍を誓った。

 男女ともに昨季入替戦と同カードとの対決を迎える。男子の相手はチームカウント2-3で痛恨の敗北を許した筑波大。「絶対リベンジしたい」(宮嶋)とあの悔しさをもう一度味わう気はない。今季無敗の勢いで1部への最速復帰を狙う。女子は3-1で下した専大と対峙する。リーグ戦全敗ではあるが「1部の相手から良い球を受けていた自分たちのほうが有利」(高原)と1部でもまれたアドバンテージを武器に残留を勝ち取ってみせる。

[曽布川昌也・曽我怜平]

試合後のコメント
宮嶋

「(入替戦出場を決めて)ほっとしています。(今季は)競った試合でどっちが勝ってもおかしくない試合だったので、まずは出場権獲得できたことはよかったです。今日は試合が決まったら打ち切りだったので、しっかり上三つ取ろうということで、出た人が勝ってくれたのはよかったかなと思います。(第2シングルスは1ゲーム落としたが)澁谷は硬くなってたのかなというのはあるんですけど、まあ負けることはないかなと見てました。(自身はリーグを通して1ゲームも落とさず全勝)1部でやってきた経験もありますし、2部でもたついてるようではダメだと思うので、しっかり勝てたのはよかったです。前回筑波に負けて2部に落ちて、今回も筑波とやるので絶対リベンジしたいです。全員で勝ちに行きたいです。入替戦では出た1人1人がしっかり勝ちにこだわって、出ない人もサポートに回ってチーム一丸となればと。正直実力は全然負けていないと思います。絶対上がります」

水間
「(試合を終えて)入れ替え戦に向けて勝たないとという気持ちです。(昨日の敗戦で)逆に吹っ切れた感じがしました。昨日の2ゲーム目、3ゲーム目の出だしが悪くて、だいぶ置きにいったプレー、攻めないようなプレーをしていました。ファイナルの最後の方に攻めるようになったらあれだけ点数が取れたのに、最初からできていなかったので、最初から攻めればいけるのかなという考えになって昨日の敗戦が今日に生きたかなと思います。(第1ゲームを振り返って)少し相手に合わせてプレーしてしまったところもありました。もう少し自分から攻めていけたら失点は少なかったかなと思います。(出だしの4点を失った場面では)冷静に、そんなに焦ることなく落ち着いてできたので、大した(気持ちの)変化はなかったです。(第1ゲームを制したあとは、)強気で『僕が勝たないとチームが勝たない』くらいの気持ちでやらないといけないと思い、そういう強気な姿勢を貫き通したから、(第2ゲームを)取れたと思います。(入れ替え戦に向けて)勝つしかない、ここで負けてしまっ
たら僕らの代は秋しかないので、(最後のリーグ戦を)2部で戦うことになってしまうので、1部の舞台で戦えるように、勝ちたいです」

高原
 「正直、敗因は自分と高崎が勝てていないことです。4年生がしっかりしないとチームも不安になってしまいますし、良いムードが作れないと思います。5日間を終えて今は反省すべき点は反省しようと思います。1部でこんなに競られた訳だから、入替戦に行ったとしても、1部の相手から良い球を受けていた自分たちのほうが有利だし、ここまで来たらしょうがないので、前を向いてみんなで勝ちにいこうと話をしました。(個人としてリーグを振り返って)2―2で回ってきて勝負がかかった試合で自分が勝てないことが2度もあって、それが情けないです。申し訳ないし、情けない気持ちでいっぱいです。青学に負けた時すごく落ち込んで、家でもずっと泣いていたんですけど、親が言葉をかけてくれました。「私がキャプテンだったら絶対に泣かない。あんたが泣いたらみんな不安になるんだからなんでそんな風に泣くの?頑張って勝てなかったんだからしょうがないじゃん」って怒られました。「どんなことが、どんな試合をしてもキャプテンは前向きにいなきゃいけないんだよ」って言葉を受けました。それからはとにかく頑張って前向きにみんなを引っ張っていこうという気持ちでやっていました。キャプテンとしてやるべきことはチームを不安にさせないことでので。(本日のゲームについて)ショートサーブの対応ができていないのと、向こうとの実力差というのもありました。相手は冷静に自分の球を見ているので、勝負所で逆転されることがありました。(3セット目)もっと(11点のインターバルまで)点差があれば、もう少し落ち着いて行けたかなと思います。でも実力差があったのかなと思います。
(あと1歩で勝てないチーム)あと1歩で勝てない感じですね。この1歩をどう埋めていくかが今後の課題だと思います。(入替戦で求められるもの)もう2日間しかないので、気持ちで負けないことですね。技術どうこうの問題じゃないので、みんなで一丸となって力をあわせてひたすら前向きに気持ちを切らさずやれば絶対勝てると思います」

高崎
 「自分たちが勝ってされる3シンに回せたら、入替戦に行かないチャンスは全然あったのですが、4戦負けて自信も結局無くしていて、気持ちの切り替えがしきれていなかったのが結構大きいかなと思います。(どういった気持ちでコートに立ったか)自分たちがいつも練習してきたことが5割も昨日までの4戦で出せていなかったので、チーム的には追い込まれていましたが、まずは自分たちのベストパフォーマンスをできるように望みました。気持ちでは相手に負けていなかったんですが、もともと2人ともそんなに実績がなくて、どちらかが実績があれば組んでいる期間は関係あれません。実力が足りていなかったから勝てなかったと思います。1部としては帆南ちゃん(渡辺)はデビュー全然だったので、自分が引っ張らなきゃと思えば思うほど空回りして、自分のいつものプレーもできていませんでした。4年生としてもう少しできたことがあったんじゃないかなと思います。(2セット目までは同点までもっていく追い上げを見せたが)ベンチのみんな全員が自分たちの応援をしてくれていて、その中でできることは最後までやらなきゃと思いました。たとえ負けたとしても入替戦につなげる試合はしなきゃいけないと思って最後までやり切りました。(入替戦に向けて)残り2日なのでプレー的なものはそこまで変えられません。なのでいつも考えてやっている細かい意識をもう少し高めてやるしかないなと思います。(意気込み)5戦1勝も自分は上げられなかったので、自分に回ってきたら入替戦は責任もって絶対勝ちます」

瀬川
「個人的には、自分のダブルスは4勝1敗でインカレ優勝したペア以外には勝てたので収穫があったと思います。自信になりました。0-2で回ってきたときは自分たちが負けたら終わりですごく緊張しました。しかし、相手が昨日(早大)より格下という印象だったので絶対勝たないといけないと思い力が入りました。1-8になったときはパートナー(村上)のミスがはじめ目立ちましたが、自分たちのほうが実力は上なので丁寧に点を入れていこうと思いました。村上とは組んでから日がまだ浅いのでうまく話し合っていけたらと思っています。ただ、だんだん良くはなってきているのでこのままやっていければいいかなと思っています。明日の入替戦は自分のプレーをしっかりしてみんなで勝ちに行きたいなと思います。ただ、明治のシングルスは相手の一番手に戦える選手がおらず、大体の試合は後藤が相手の一番手と戦っておりいい試合になるのですが勝ちにつながりません。ほかの大学と比べても単複かねているエースがいません。自分もダブルスだけでやってきたのですがシングルスはシングルスに任せていいかなと思っていた自分がいます。その考えが甘かったのではないかなと思っています。自分もシングルをやってその力になれるようにしないといけなかったと思います」

◆明大打撃成績◆
打順 守備 名 前 打 安 点 率 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 (二) 宮崎(履正社) 3 1 0 .294 中安    三直    遊ゴ            
  打 太田(広陵) 1 0 0 .000                     遊ゴ   
  投 齊藤(桐蔭学園) 0 0 0 .000                           
  投 伊勢(九州学院) 0 0 0 —                            
  投 森下暢(大分商) 0 0 0 —                           
2 (中) 逢澤(関西) 2 0 0 .154 一ギ    遊ゴ       二ゴ         
  打中 越智(丹原) 1 0 0 .333                      一ゴ   
3 (一) 佐野恵(広陵) 4 0 0 .321 三振       一ゴ    二ゴ    二ゴ   
4 (捕) 牛島(門司学園) 3 1 0 .258 四球       中安    右飛       三ゴ
5 (左) 川口(国学院久我山) 4 1 0 .361 三邪飛       左安       三振      中飛
6 (右) 東原(天理) 3 1 0 .429    右直    捕邪飛       右安      
  打 小林恵(遊学館) 1 0 0 .500                         一邪飛
7 (遊)

吉田大(佼成学園) 3 1 0 .440    左安    三振       左飛      
8 (三) 渡辺(横浜) 3 0 0 .321    三併       三ゴ    遊ゴ      
9 (投) 星(宇都宮工) 2 0 0 .200       投ゴ    二ゴ            
  打二 河野(鳴門) 1 1 0 .333                      左中二   
   計 31 6 0 .298