(2)ルーキー特集 第2弾 吉田けい編

 今年度も頼もしいルーキーたちが紫紺の門をたたいた。今回のルーキー特集でも例年に引き続き、競技の話から普段は見えない選手の意外な一面まで、それぞれの魅力をお届けする。

(この取材は3月11日に行われたものです)

――フィギュアスケートを始めたきっかけは何ですか。

 「母がコーチを、父がスケート靴の研磨などのアイスホッケーに必要な用具の仕事をしていて、兄もアイスホッケーをやっていたので家族がスケート一家だったその流れでという感じです。小学生の頃、初めはアイスホッケーをやっていたのですが、4年生の時にフィギュアスケートに転向しました」

――フィギュアスケートに転向した理由を教えてください。

 「ちょっとくだらない理由なんですけど、(アイスホッケーで)ゴールキーパーをやっていて痛かったり、着替えるのが面倒くさかったりとちょっとした小学生の考え方でフィギュアに転向しました」

――フィギュアスケートの好きなところはどこですか。

 「曲に合わせて自分なりに表現できるところがすごく好きです」

――趣味は何ですか。

 「最近ちょっと編み物に挑戦していて、1個作るのに時間がかかるんですけど、集中してできるので結構ハマっています」

――地元・仙台の好きなところを教えてください。

 「超地元なんですけど、最寄りの駅が動物園に直結している駅で、そこの屋上から見える綺麗な夜景や初日の出が見えるのでそこが好きです」

――仙台ではどれくらい練習をされていましたか。

 「週6です」

――昨年7月にはゼビオアリーナ仙台の開館記念アイスショーThe First Skate』に出演されていました。出演の経緯を教えてください。

 「中学生以上の地元スケーターという対象の中に、自分がマッチしていたので地元スケーターとして呼んでいただいたという形です」

――出演されていかがでしたか。

 「ソロを滑らせていただいて、超満員のお客様の前であんなに多くの人に演技を見てもらったのが初めてだったので、すごく緊張もしましたが、最後に大きな拍手をいただけた景色が一番思い出に残っています」

――さまざまなプロスケーターの方も出演されていましたが、交流はありましたか。

 「結構個人個人という感じだったので最後に写真を撮ったりそのときにちょっと話をしたりしたくらいです」

――フィギュアスケートで一番好きなエレメンツを教えてください。

 「ステップです。ジャンプ、スピンは得意ではないので。スケーティングを自分は集中的にやっていました」

――ご自身のスケートの持ち味はどこですか。

 「自分はスケーティングで、曲(に乗って)滑っている滑りが自分の持ち味かなと思います」

――今までで一番思い出に残っている試合を教えてください。

 「高1の時のブロック(大会)が一番記憶に残っています。その年に両足首を手術して3回転抜きのダブルだけでショート、フリーを滑ったんですけど、滑り終わった後にコーチである母が泣いていて『すごく良かった』と言ってもらえる演技ができて、その試合が一番記憶に残っています」

――高校3年間の思い出を教えてください。

 「スケートも学校も結構ちゃんと両立してできていました。(スケートでは)3年間インターハイも国体も出場できて、かつ学校では友達と空いている日は遊びに行くなど結構JKらしい生活を送っていました」

――明大進学を決めた理由を教えてください。

 「兄が明治大学の(アイス)ホッケー部に入った時がちょうど高1の時で、大学どこ行こうと決め始めた時に兄に憧れて自分も兄みたいなすごい大学に入りたいなと思ったのがきっかけです」

――進学にあたってお兄さんと話はされましたか。

 「学校のことを『授業こんな感じだよ』とか教えてくれたりはします。あと、お兄ちゃんではないんですけど、お兄ちゃんの周りの(アイス)ホッケー部の学部が一緒になる先輩たちが手伝ってくれています」

――(引っ越してきたばかりということで)やはりまだあまり練習はできていないですか。

 「そうですね、練習はまだできていない感じです」

――明大スケート部の選手とこれまでに関わりはありましたか。

 「本当に元々誰とも関わりがなくて、ただ、今2年生の山﨑舞美ちゃん(商3=釧路湖陵)が北海道出身で、ブロックが東北・北海道で一緒で、顔見知りではありました。あとは去年の夏の合宿に参加させていただいた時に、奥野友莉菜ちゃん(商2=駒場学園)など皆さんと仲良くさせていただいて、今は結構話せるくらいにはなりました」

――2月に行われたミラノ・コルティナ五輪(ミラノ五輪)では明大から佐藤駿選手(令8スケート部卒)や三浦佳生選手(政経3=目黒日大)が出場しましたが、ご覧になりましたか。

 「見ました」

――他に見た種目はありますか。

 「スノーボードのくるくる回るやつとか、スピードスケートも見ましたし、結構見ました」

――一人暮らしはいかがですか。

 「今日で上京して3日目で、今日の朝まで親が一緒に荷解きをやってくれていたんですけど、もう帰ってしまって今日から本当に1人なので、ちょっとどうなるんだろうという感じで、本当に想像がついてないんですけど、徐々に慣れていけたらなと思います」

――スケート以外で大学生活で楽しみなことはありますか。

 「自分的に楽しみだったのは朝スケートしに来て、学校行って、夜またスケートしに来てっていう日常がどれだけ忙しいんだろうなと結構楽しみです。大学生活では、(周りが)頭いい人たちばかりなので、ちゃんと友達になれるかなって感じなんですけど、みんなと仲良くなりたいです」

――憧れの選手はいますか。

 「青木祐奈選手(MFアカデミー)です」

――好きなプログラムや今後やってみたいプログラムはありますか。

 「祐奈ちゃんの好きなプログラムは、今シーズンのフリー『ラ・ラ・ランド』で、感動的な、最後盛り上がっていくところが好きです。自分も今シーズンはFSはそのままに、SPを変えるんですけど、祐奈ちゃんみたいな滑りをしつつ、自分らしい演技ができるようにしたいです。今考えているのは洋楽系、声ありの最後に盛り上がる曲を使いたいなと思っています」

――新シーズンに向けての目標や意気込みをお願いします。

 「最終的に一番掲げている目標が全日本(選手権)出場で、そのためには全種類のトリプル(ジャンプ)を降りなければいけないので、まずは全部きっちりプログラムで跳べるように練習しつつ、練習からノーミスをするということを心がけて、練習を試合のようにできるように頑張っていきたいなと思います」

――今跳べるトリプルはどれになりますか。

 「一応全部降りてはいるんですけど、ルッツ、フリップをケガしてから全然跳んでいなくて。まずはルッツ、フリップを確率良く降りられるようにしていけたらなと思います」

――大学4年間での目標を教えてください。

 「4年間はさっきも言ったんですけど、全日本を目標にしています。個人的な目標としては母をもう1回泣かせられるぐらい、感動する演技をできるようにしたいと思っています」

――ありがとうございました。

[吉㟢帆奏]