(27)シーズン後インタビュー 菊地竜生

 今シーズンも多くの明大選手が大会を彩った。日本学生氷上選手権(インカレ)では男女アベック優勝を成し遂げ、ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪(ミラノ五輪)では佐藤駿(令8スケート部卒)、三浦佳生(政経3=目黒日大)が躍動した。記念すべき今シーズンに、選手は何を思ったのか。本インタビューでは、シーズン後の選手の声をお届けする。

(この取材は5月7日に行われたものです)

第5回は菊地竜生(政経4=目黒日大)のインタビューです。

――まずは今シーズンの振り返りをお願いします。
 「全試合通して安定した出来ではなかったと感じています」

――今シーズンで最も思い出に残っているご自身の演技があれば教えて下さい。
 「2026年の国スポ(国民スポーツ冬季大会)のSP(ショートプログラム)ですね。この試合では練習してきたものをしっかり出せたと思います」

――今シーズンは不調だったと国民スポーツ冬季大会の時おっしゃられていましたが、うまくいかなかった理由などはありますか。
 「自信の問題だと考えています。初戦からSPでの失敗が続き、成功するイメージをしっかり作れていなかったと思います」

――今シーズン経て感じた収穫と課題を教えてください。
 「SPに関しては国スポで成功するイメージというものをしっかりつかめたことが収穫でした。来シーズンは新FS(フリースケーティング)で挑むため成功イメージをつかむことが課題だと考えています」

――新プログラムのSPについてはいかがでしょうか。
 「スピード感や動きのキレ感など自分にとても合ったプログラムだと感じています」

――新プログラムのSPで注目してほしい点はどこでしょうか。
 「全体通しての作品ではありますが、最後のエレメンツのステップは見せ場だと考えています」

――大学生活も残り1年となりましたが、3年間を振り返っていかがでしょうか。
 「この3年の間で色々得たものがあると思うので卒業してからも活かしていけたらなと思っています」

――スケート部の中でも最高学年となりますが、何か意識されていることなどはありますか。
 「最高学年として引っ張っていく立場ではあるので良い背中を見せていければなと考えています」

――新入生たちの印象を教えてください。
 「高校から上がってきたばかりで若いパワーというかエネルギッシュさを感じます」

――何かプライベートでリフレッシュされた思い出はありますか。
 「シーズン終了後に函館で美味しい物をたくさん食べてリフレッシュしました」

――インスタグラム・ユーチューブなどのSNSに力を入れていますが、何かきっかけや意図などはあるのでしょうか。
 「以前から興味があったので姉と話し合ってSNSの道を始めていくことにしました」

――編集などはご自身でやられているのでしょうか。
 「今は姉にお願いしています」

――SNS発信をしていて楽しかったことやうれしかったことがあれば教えてください。
 「SNSを通してスケートファン以外の方からも応援されることが増えてとても力になっています」

――ミラノ五輪や世界選手権をご覧になっていましたら、感想を伺いたいです。
 「日本メンバーの活躍ももちろんすごいですが、出場している全選手が高いレベルを持っているので自分に活かせる技などがあるのではないかと姉と一緒にプログラムを作る上でも色々勉強させていただきました」

――最近はどのような練習をされていますか。
 「失敗したまま終えてしまうとそのイメージがついてしまうので、プログラムの練習やジャンプの練習でも失敗したところは成功するまで続ける意識をしています」

――4回転ジャンプについては現在どのような状態でしょうか。
 「負担の大きいジャンプなので身体の調子がいい日などに限って本数を決めて実施しています。確率は日替わりという感じでまだ安定はしていないです」

――ステップやスピンなどについてはいかがでしょうか。
 「レベルの取りこぼしがないよう意識的に練習しています」

――来シーズンは4回転をSPから入れていくということですが、どのような点が成功させるポイントとなるのでしょうか。
 「インカレで4回転ジャンプを組み込んでのSPで失敗をしてしまい、まとめることができなかったのでSPはまとめることを意識して来シーズンもやっていこうと考えています。4回転の調子次第で変わるとは思いますが、今はFSでのみ実施していこうと思っていて練習から7、8割の確率で降りれるようになれば試合でも成功できるかなと思います」

――来シーズンのFSについて可能な範囲で教えてください。
 「来シーズンのFSではまた違った世界観の表現をお見せしていけたらなと思います」

――来シーズンからルール改定などがありますが、そちらについてはどのような印象を持たれていますか。
 「ジャンプの本数が減れば体力的には楽ですがその分(ジャンプの)重要度は増すかなと考えています」

――来シーズンはどのようなシーズンにしたいでしょうか。
 「自分にとって最終シーズンなので自分の望む結果を出し続けていければと思っています」

――来シーズンの具体的な目標があれば教えてください。
 「目標は総合200点には乗せたいなと考えています」

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
 「最終シーズンということで自分のマックスを魅せる演技をお見せ出来たら思います。応援よろしくお願いいたします」

――ありがとうございました。

[藤岡千佳]

※写真は本人提供