(26)シーズン後インタビュー 山﨑舞美

 今シーズンも多くの明大選手が大会を彩った。日本学生氷上選手権(インカレ)では男女アベック優勝を成し遂げ、ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪(ミラノ五輪)では佐藤駿(令8スケート部卒)、三浦佳生(政経3=目黒日大)が躍動した。記念すべき今シーズンに、選手は何を思ったのか。本インタビューでは、シーズン後の選手の声をお届けする。

(この取材は4月30日に行われたものです)

第4回は山﨑舞美(商3=釧路湖陵)のインタビューです。

――大学生活は最近いかがですか。
 「ちょうど2月末に引っ越しをして、学校が近くなって。キャンパスも変わったし、家も変わって新生活という感じで気持ちを切り替えて、楽しく生活できています」

――キャンパス変わると大学生活は変わりましたか。
 「入学した時に、駿河台キャンパスがすごく都会のキャンパスライフというイメージが強くて。駿河台キャンパスへの憧れみたいなのが強かったので、和泉の時よりは東京の大学生をしてる感じがして、学校に行くのが楽しいです」

――春休みはどのように過ごされていましたか。
 「春休みは割と特に何かをしたというわけでもないんですけど。今まで通り練習に行って、たまに友達と遊んだり、少し旅行したり、帰省したりという感じの春休みでした」

――今シーズンを振り返っていかがですか。
 「今シーズンも目標としていた東日本(選手権)出場と国スポ(国民スポーツ冬季特別大会)北海道代表に入ることは叶いませんでした。今シーズンは最初からずっとコンディションが悪い中で精神的にすごく辛いシーズンではあったんですけど、10月頃から徐々に回復してきて、11月の国スポ北海道予選ではFS(フリースケーティング)でノーミスの演技をすることができて。スケート人生で初めて思いっきりガッツポーズが出てくる演技ができました。ショートがすごくボロボロだったので、国スポの代表には入れなかったんですけど、今シーズン最後の試合で、最後の演技のFSが今までのスケート人生で一番達成感を感じることができました。もちろんジャンプは高校時代よりも難易度を落とした構成ではあったんですけど、自分のコンディションや今の状況を踏まえたら、よくこの辛い状況であれだけの演技ができたなと思うので、いい最後のシーズンの締めくくりの演技ができて良かったと思います」

――コンディションが悪いというのは、どのような状態だったのでしょうか。
 「5月ぐらいから食欲がなくなってしまったり、睡眠が取れなくなってしまったり、精神面も体調面も全部が悪い状態が続いて、なかなか今まで通りの普通の生活ができなくなってしまって。練習に行くのも大変だったり、電車に乗れない時期とかもあったんですけど、それでも周りの人に支えられながら、コーチも同じリンクのスケート仲間たちもすごくいい人たちばかりなので、そういう周りに支えられてなんとか練習に行って頑張ってきました」

――明治×法政 on ICE 2026(明法オンアイス)がありましたが、今回は運営でどのようなお仕事をされましたか。
 「もともとSNSを今年担当していたんですけど、明法オンアイスでも広報のSNS担当をやって。告知や演技中に電光掲示板のような画面に映し出される画像作成をしたり。当日はホワイトボードや張り紙の作成をしました」

――SNSに動画をアップされていましたが、編集は大変でしたか。
 「大変ではあったんですけど実際運営として携わって、当日は動画を撮りながら近くで4年生が滑り出す瞬間を間近で見れたので、大好きな4年生の最後の明法オンアイスだしそういう思い出として4年生に届けたいなという気持ちもあったので、編集も撮影も楽しかったです」

――編集は得意なんですか。
 「いや、そんなことはないんですけど。少し頑張りました」

――明法オンアイスで一番の思い出はありますか。
 「全部が終わった時に達成感を感じられました。全部楽しかったし、もちろんうまくいかないこととか大変なこともあったんですけど、全部終わった瞬間がよかったと思いました。」

――新入生の牧島瑠依選手(商1=目黒日大)と仲がいいと伺いました。
 「瑠依くんは上京してきて初めてできたスケートの友達というか。同じリンクなんですけど、初めて声をかけてくれたのが瑠依くんでした。私が大学1年生で瑠依くんが高校2年生の時にリンクで話しかけてくれて。私自身すごく人見知りなので、東京にスケートの知り合いもあまりいなくて、リンクに行くのが結構ドキドキしてたんですけど、すごく瑠依くんがフレンドリーなので、すごく楽しく、すごい勢いで話しかけてくれて。そこから2年生の友莉菜ちゃん(奥野・商2=駒場学園)や卒業生のりをんちゃん(令8商卒・現オリエンタルバイオ)だったり、神宮の中で他のスケートの選手たちとも仲良くなるきっかけをつくってくれて感謝しています」

――遊びに行ったりもするのでしょうか。
 「友莉菜ちゃんと瑠依くんと3人でよく遊ぶんですけど、ついこの間の2日前の夜練の後には焼肉キングを予約して、新大久保フェアが食べたくて3人で焼肉に行ったり、大会終わった後とかにお疲れ様会みたいなのをしたりしています」

――ほかの新入生とは交流とかありますか。
 「蓮音くん(田中・法1=星槎国際東京)はリンクも違うし、なかなか会う機会がないのであまり喋ったことはないです。吉田けいちゃん(営1=常盤木学園)はもともと東北・北海道ブロックで顔見知り程度だったんですけど、けいちゃんのお兄ちゃんが私と同い年の(アイス)ホッケー部の子で、お兄ちゃんと仲いいので。ホッケーの試合でけいちゃんと会ったり、一緒にホッケーの試合を見たりとかします。この間も私が少し暇だったので、和泉キャンパスに行って、けいちゃんと瑠依くんとお昼ご飯を食べました」

――とても仲いいんですね。
 「そうですね。2人とも明るくてすごく楽しい子なので、会うと私も元気が出るというか、会いたくなりますね」

――来シーズンはプログラムを変更しますか。
 「SP(ショートプログラム)は継続でFSを変えました」

――もう振り付けは終えましたか。
 「終わっていて、5月4日のサイニチに出るんですけど、それは新しいプログラムです」

――どういうプログラムなんですか。
 「『The Artist』という映画の曲なんですけど、私が中学生くらいからずっと使いたいと言ってきた曲です。でも、中学生、高校生の頃は自分のスケーティングスキルにはまだ早いと思っていたプログラム曲です。きっと今シーズンFSを変えて2年やって、これが最後のFSのプログラムになると思ったので、もう今までずっと使いたくても使えなかったこの曲を使うしかないと思って決めて、振り付けは服部瑛貴先生にお願いしました。私が上京した時からずっといつか服部先生に振り付けしてもらいたいと思っていた振り付けの先生だったので、お願いさせていただいて、今までと違ったすごく挑戦的なプログラムだなって思っています」

――どういう雰囲気のプログラムになってるのでしょうか。
 「4分の中で、曲調がすごく変わるプログラムなんですけど、特に中間のコレオのところはすごくおしとやかで上品な曲調があったり、でも最後のステップシークエンスの部分はすごくアップテンポでキレのある曲調だったり、曲がすごくコロコロ変わる感じのプログラムなので、表現とかも曲調によって変わってきて見応えのあるプログラムだと思います」

――来シーズンはどういう目標を持って挑まれますか。
 「大学1年生、2年生で叶えられなかった東日本選手権に出ることと国スポに北海道代表で出ることは来シーズンも変わらず目標として掲げています。あとは、東インカレとインカレに出て明治大学のスケート部に貢献できるように頑張りたいなお思っています」

――最後に意気込みをお願いします。
 「まずは新しいプログラムを滑り込んで、今までと違った自分のスケートを見せられるようにシーズンまでに仕上げて。あとは跳べるトリプルジャンプの種類も増やして大学1年生、2年生で頑張りきれなかった分を妥協せずに毎日コツコツ努力して、パワーアップしたスケートお見せできるように頑張りたいと思います」

――ありがとうございました。

[野原千聖]

※写真は本人提供