拓大破り、準々決勝進出!/全日本大学選手権

 中1日で迎えた2回戦。この日はベスト8入りを懸けて拓大と対戦した。

 スターターは金丸主将(政経4)、佐藤(卓・法3)、田村(政経3)、加藤(法2)、駒水(政経4)。

 拓大の先制ゴールで始まった第1クォーター。だが明治もすかさず反撃に出る。まずは田村がドライブで相手ゴールを陥れると、続けざまにリバウンドから強引に押し込みバスケットカウントを獲得。これを難なく決め5-2と逆転に成功する。
 攻撃の手を緩めない明治は3分、相手のマークに苦しむ金丸主将からパスを受けた佐藤(卓)が3Pシュートを沈め、8-2と点差を広げていく。一方ディフェンス面では、素早いトランジションでゴールへ迫る拓大にファウルがかさんだものの、要所を締め17―13で最初の10分間を終えた。
 第2クォーター。さらにリードを広げゲームを優位に進めたい明治だが、拓大の3Pシュートでいきなり1点差に迫られると、そこから緊迫した点の取り合いとなる。17―16とされた直後に田村が3Pシュートで4点差に引き戻すが、拓大も食らいつき20―18に。点を取ってもすぐに取られるもどかしい展開が続く中、5分、拓大の連続3Pシュートで28―31と一気にゲームをひっくり返されてしまう。
 このまま流れを持っていかれるのか。コート上に不穏な空気が立ち込め、嫌な時間帯を迎えたがしっかりと断ち切ってみせる。逆転を許した直後に田村がフリースローを2本成功させ30―31にすると、これまで抑え込まれていた金丸主将がそのうっぷんを晴らすかのように、立て続けに相手ゴールに迫った。自らの得点で32―31と再びリードを奪うと、目(政経1)が放ったシュートのこぼれ球に勢いよく飛び込んで3点差へ。さらにそこから3Pシュートを含む連続ゴールで5点を加えると、残り時間わずかのところで放った3Pシュートがブザービーターとなり42―33。ベンチの盛り上がりも最高潮に達したところで前半を折り返す。

 9点のリードで迎えた第3クォーター。ハーフタイムを挟んでも勢い止まらぬ金丸主将が相手を攻め立て、一気に試合を決めに掛かる。このクォーター最初の得点となる3Pシュートを決めると、次は相手のターンオーバーから佐藤(卓)がつないだチャンスを、またしても3Pシュートという形でものにし、48―33に。攻め続ける明治はさらに若林(商4)の3Pシュートと金丸主将の得点でゴールを重ねると、今度は相手のターンオーバーから抜け出した田村が豪快なダンクシュート。この日一番とも言えるどよめきが会場を包み込んだ。
 しかし拓大も簡単には引き下がらない。田村のダンクを含む4連続ゴール後、突如としてオフェンスが沈黙した明治を尻目に、果敢にゴールを狙っていく。冷静に対処したい明治だったが、どこか焦りが出てしまい、受け身の時間帯を強いられてしまう。残り1分を切ったところで岸本(政経3)が痛恨のバックコートバイオレーションを取られるなど、浮足立つチームは後半5分間で得点わずか4点の、失点は15。点差も縮められ61―54で最終クォーターへ。
 第4クォーター。拓大の3Pシュートで始まると、開始から1分もたたないうちに駒水が5ファウルで無念の退場となってしまう。第3クォーターからの拓大の勢いにのまれてしまうのか。またしてもそんな不安が広がりかけたが、この日の明治は違った。田村、若林、金丸主将らが得点の欲しいところで確実に決め、追いすがる拓大を最終スコア81―73で振り切り見事勝利。ベスト8、そして準々決勝進出を決めた。

 ゲームを振り返って塚本ヘッドコーチは「今日は(出場選手で)満遍なく点を取った」と、バランスのいいオフェンスができたことを高く評価。この日もチームの大黒柱である金丸主将の37得点が光ったが、田村が16得点、佐藤(卓)が15得点をマーク。シックスマンとしてチームを支えた若林も11得点を挙げるなど、バランスの良さは数字からも見て取れる。
 準決勝進出を懸けた次なる一戦の相手は東海大。今リーグ戦では2勝を挙げているが「向こう(東海大)は2敗している分、思い切りやってくる」(若林)と警戒心を強める。同日に行われた筑波大との2回戦でも98―67と快勝している相手だけに、簡単なゲームにはならないはずだ。またエース・金丸主将へのマークもさらに強まることが予想されるだけに、周りの選手でいかに得点を稼げるかが勝負のカギを握ると言える。

選手のコメント
金丸主将
「拓大は粘り強いので、後半に全精力を傾けようとした。(前半厳しいマークに得点が思うように伸びなかったことについて)自分がおとりのようになって、相手を引きつけてパスを出そうとした。(試合全体を振り返って)拓大とはリーグ戦でもやっていてゾーンでくることは分かっていたから、その対策と、前からプレスして当たってくるのでボールの運びに気を付けた」。

若林
「(今大会とリーグ戦の違いについて)ディフェンスはやってきたことをやれば通用するとリーグ戦で分かったので、いかにトーナメントで出せるかだと思う。(東海大に向けて)自分たちは昨年のインカレで負けている。リーグ戦では2勝したが最初の方で当たったため、全然違うチームになっているはず」。

佐藤(卓)
「(試合全体を振り返って)ミスがあって離せるところで離せなかった。(個人のプレーで積極性が光ったことについて)自分でいってやろうという気持ちがあった。前から当たってくるので、そこをどうスムーズにできるか。パスから入ると良くないのでシュートから入るようにした。うまくいかない時に田村がつないでくれた。(苦しい時間帯は)チームで何かやったわけではないが、個人が頑張れた。(東海大戦について)昨年負けている。自分は試合に出ていなかったが、ベンチで見ていて悔しかったので頑張りたい」。

加藤
「拓大戦に向けてはビデオを見て対策してきた。やられてしょうがないところと、やられてはいけないところを整理した。それが試合で出せた。個人的にはスクリーナーになって、シューターをフリーにするロールプレーを仕掛けた。ルーズボールでは負けてしまったので、次の試合では体を張っていきたい。次の東海は去年のインカレのリベンジ。チャレンジャーとしていく」。

~応援しに行こう~
12月3日 準々決勝 対東海大戦(代々木第二体育館) 14時40分試合開始

~会場までのアクセス~
代々木第二体育館
・JR山手線「原宿」駅下車 徒歩5分
・東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅下車 徒歩5分