執念見せるも東海大の前に力負け/関東大学選手権

 3位決定戦の相手は強豪・東海大。シーソーゲームとなった今試合は、最終Qまで試合の行方が分からない好勝負となった。明大は最終Q終盤に点差を離され、最終的に62—71で敗北を喫した。

4・29~5・6 第75回関東大学バスケットボール選手権(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場他)
▼5・6 対東海大戦(国立代々木競技場第二体育館)
明大62{18—23、18―12、17―22、9―14}71東海大○

 スターターはPG森田稀羅(営4=北陸学院)、PG湧川裕斗(政経2=福岡大大濠)、SF齋藤翔太(政経3=土浦日大)、PF鬼澤伸太朗(国際4=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経4=土浦日大)。

 3位決定戦の相手は、轟琉維らタレントを擁する東海大。「去年と同じ3位で終われたらいいなという話を(試合前に)しました」(武藤俊太朗主将(政経4=開志国際高校))。3位の座をかけて試合に臨んだ明大は第1Q、まずは森田、湧川の3Pシュートで幸先良いスタートを決める。しかし、そこからは東海大の隙を与えないディフェンスをなかなか崩せず、第1Qを5点ビハインドで終える。

 第2Qは打って変わって明大ペースの展開に持ち込んだ。塚田が投入直後に3Pシュートを決め同点とし、直後にダンクシュートを決め逆転した。明大のディフェンスも機能し始め、次々と相手の攻撃を断ち切った。石川晃希(営3=宇都宮工)の献身的なプレーも光り、第2Qを36―35の1点リードで後半戦に突入した。

 第3Qは湧川の3Pシュートで幕を開けた。そこからも斎藤、森田のドライブ、塚田のポストプレーで順調に得点を重ねる。しかし第3Q中盤、連係ミスからの失点で同点に追いつかれ、逆転される。だが、明大はここで粘り強さを見せた。見竹怜(政経2=福岡大大濠)が鋭いドライブを決め、武藤がフリースローを決めきり同点に持ち込んだ。堅守も光り、塚田は「前半はリバウンドの部分で少し負けてしまった部分があった。後半はリバウンドの部分を負けないように、ハーフタイムで話して、しっかり対策して改善出来た」と語る。最後にブザービートを決められたが、第3Qを終えて53―57と、勝負の行方は最終Qに持ち越された。

 「劣勢の場面だったが、キャプテンの自分が下を向いていたらチームも勢いづかないと思った」(武藤)。その言葉通り、最終Qは明大のキャプテンが躍動した10分間だった。最終Qは、武藤が「ベストプレーはあのブロック」と語る素晴らしいブロックから始まった。守備から流れを作った明大は鬼澤のリバウンドから塚田が3Pシュートを沈め、さらに武藤がポストプレーを決めてビハインドをはね返した。だが、「東海には粘り強さがあった」と武藤が語るように、東海大も意地を見せて食らいつく。最終Qの東海大の守備について塚田が「結構かなりハードワークだった」と振り返るように、ギアの一段階上がった相手のディフェンスに対応できなかった。轟に3Pシュートを決められ、続いてバスケットカウントを与えてしまい、完全に主導権を握られる。残り1:20で5点差と、なんとしても1点が欲しい明大だったが、まさかの5秒バイオレーションを取られてしまう。流れを失った明大はここで力尽きた。

 3位には届かなかった関東大学選手権だが、新しいチームの息吹は十二分に感じられた今大会。新たなるキャプテンの下で、明大バスケの歴史を超越する(TRANSCEND)ことはできるのか。

[渡部遥人]

試合後のコメント
武藤

——東海大と比べて足りなかったと感じるところはありますか。
 「やっぱりリバウンドやルーズボールへの泥臭さが東海大さんに及ばなかったなと感じます」

——今大会を振り返っていかがですか。
 「チームとしては大東(文化大)をベスト8で倒して、昨日は白鷗相手にいい試合が出来て、結果としても2年連続ベスト4に入れたので、確実にチームとしてはステップアップしていると思います」

——新しいチームになりましたが、チームの目標を教えてください。
 「今年のスローガンがトランセンドという言葉で、去年の成績や、明大バスケの歴史を変えるという意味が込められているので、リーグ戦、インカレ共にチャレンジの精神を忘れずに、最終的には優勝したいですね」

塚田
——今大会を振り返っていかがですか。
 「チーム的には、留学生のいるチームにも戦えて勝てたりして証明できたと思うので、リーグ戦でも逃げずに頑張っていきたいなと思います」

——今大会のご自身のプレーについての評価を教えてください。
 「自分の得意とするスリーポイントとかのシュートの確率が全然ダメだったので、そこの部分をしっかり修正して、その後ディフェンスの部分もしっかり強化していけたらなと思います」

——ラストイヤーの目標を聞かせてください。
 「リーグ戦でもインカレでも優勝できるように頑張ります」