明暗くっきり 1点差に沸き、そして泣いた/関東学生春季1部リーグ戦
1点差に成長を実感した日体大戦。昨年インカレ4連覇を成し遂げた王者日体大との一戦。日体大とはインカレ2回戦以来の対戦となった。前半競っていても後半失速するというパターンが多い日体大戦だけに後半の失速には注意したいところ。これまで春季リーグ4連勝中の日体大に対して1勝3敗と後のない明大は最低でも同点以上の結果が求められる。
前半は39秒で日体大が決めると続いて2分にも得点され、序盤から2点のリードを許した明大。2点のリードが埋まらず、中盤は得点を取っては取られてのタフな試合展開となった。しかし、22分に日体大のパスミスから本学期待のサウスポー池辺(政経1)が得点すると24分にも池辺が決めて同点。その後も怒涛の反撃は続き、王者相手に6連続得点で突き放すと3点のリードを保って前半を終えた。
後半に入ると日体大も息を吹き返し、一進一体の攻防が続いた。しかし、中盤に進むにつれて日体大の3番、日本代表にも選出されているエース信太(日体大)を中心とした相手の展開の早いプレーに押され7分50秒から4連続得点を浴び、流れは一気に日体大ペース。11分には逆点を許し、例によってこのまま押し切られるかと思われたが、今季の明大は違った。「今回は一試合通して集中して走れた」と加藤主将(農4)も言うように終盤まで日体大に追いすがり、食らいつく明大。昨年挙がった”勝ちにこだわる姿勢”と”後半のスタミナ”という課題を克服した成果が結果に表れた試合だった。試合終了まで諦めないという姿勢が、後半29分59秒(ハンドボールの試合は30分ハーフ)に決まった加藤主将のシュートからも伝わる。終わってみれば両校の得点は28-29。惜しくも1点差で敗れたものの、王者を追い詰めたこの試合は、「今季のリーグ戦で一番いい試合」(加藤主将)であり、選手に自信と成長の実感を与える結果となった。
1点差に2部落ちの危機を感じた法大戦。1部リーグ10チーム中下位2チームが進む2部との入れ替え戦。5月4日に行われた第6戦はリーグ8位の本学と9位の法大の入れ替え戦を懸けた天王山となった。両校の対戦は昨年春季リーグ以来で、その時点では38-21で明大の圧勝。今試合も明大の優勢が予想されたが、1部残留へお互いに是が非でも落とせない1戦であるだけに、試合は混沌(こんとん)を極めた。
日体大戦の勢いのままに前半から飛ばしていきたい本学だったが、序盤、「アップから動けていなかった」(松本監督)というように動きが固く、一進一退のシーソーゲームとなった。しかし中盤に入るとキーパー荻原(営1)がナイスセーブを連発。ディフェンスからリズムを掴み、ルーキー大倉(商1)の豪快なポストプレーなどで一気に5連続得点。終了間際追いつかれるも12-12の同点で前半を折り返す。
続く後半も抜きつ抜かれつで2点以上の点差が開かぬままに迎えた終盤。明大の2点リードで迎えた後半27分、試合時間残り3分で試合が動いた。27分、相手のファウルで取った7mスローを外すとその直後、明大の選手に2枚目のイエローカードが出て、コート内の明大の選手は6人に。すると法大がそこから猛チャージを見せ28分30秒に同点に持ち込むと、さらに残り30秒で逆転。苦し紛れに放った明大のシュートも空を切り試合終了。21-22という混戦を制し、1部残留に大きく前進したのは法大だった。
日体大戦で見せた集中力と粘りを発揮することができなかった今試合。1点差でも負けは負け。ドローに持ち込めなかったのが、悔やまれる。
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