【アメリカンフットボール】健闘も立大の勢い止められず 今季初黒星/秋季リーグ戦
◆8・29~11・15 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド)
▼9・27 対立大戦(アミノバイタルフィールド)
明大7{0―7、0―3、0―7、7―3}20立大〇
秋季リーグ戦開幕から2連勝を収めている明大は、3戦目で春季オープン戦にて敗れた立大と対戦した。第4QでTD(タッチダウン)を決めるも、最後まで試合の主導権を握れず、7―20で敗戦。秋季リーグ戦初の黒星を記録した。
立ち上がりから苦しい展開が続いた。明大のオフェンスで始まった今試合は、LB#4大石聡(政経4=明大中野)をはじめとするディフェンス陣のタックルや、RB#5宇野楽翔(政経4=同志社国際)のランプレー、TE#88田原和春(農4=明大中野)のパスプレーが光るも、両者譲らず攻守交代が続く。均衡が崩れたのは第1Q9分58秒。立大は自陣49ydからパスが通ると、そのままフィールドを駆け抜けTD。明大は先制点を許した。
その後も拮抗(きっこう)した展開が続く中、明大はたびたび反則を取られ、思うように攻撃を展開できなかった。前半終了間際には立大にFG(フィールドゴール)を決められ、0-10で折り返した。
後半は立大のオフェンスで始まる。立大に少しずつ陣地を奪われる中、DL#11水野俊輔主将(商4=南山)がパスカットを決める好プレーを見せたものの、流れを引き寄せるには至らず。第3Q2分32秒、立大にこの試合2度目のTDを許し、0-17と点差を広げられた。
反撃の糸口をつかみたい明大だったが、その後も一進一退の攻防が続く。第3Q後半に攻撃権を得ると、QB#30田中香大(政経1=追手門学院)のスクランブルで陣地を進めた。今試合、田中は1年生ながら追う展開でもたびたび起用され、フィールドに立った。「彼はQBと思えないぐらい走れるので、そこを買われて試合に出ている。今日も走って流れを変えてくれたと思う」(後藤珠・政経3=千葉日大一)。勢いそのまま第4Qに入ると、FB#47小山田匠吾(営4=栄東)がランプレーで15yd以上獲得し、大きく前進。明大の観客席からは歓声が上がった。この試合で初めてつかんだ攻撃の流れを得点につなげたい明大は、着実に陣地を広げると、QB#13関根那瑠(政経2=日大鶴ケ丘)からのパスが後藤珠に通り、待望のTDを決めた。
しかし、反撃もここまで。第4Q9分50秒には立大に再びFGを決められ、7-20と突き放された。残された時間で迎えた明大最後の攻撃。パントリターンを狙ったRB#7木村凱(商3=明大明治)が味方の足につまずいて転倒し、攻撃につなげられない。その後のオフェンスでもパスが通らず、攻撃権は立大へ。最後までディフェンス陣が粘り、追加点は許さないまま試合終了。秋季リーグ戦3連勝とはならなかった。
激しい攻守交代が続く中、チャンスを得点につなげた立大に対し、攻撃の流れをつかみ切れなかった明大。「大事な場面でゲインできないことが多いので、そこの決定力が足りないなと思った」(後藤珠)、「オフェンスもディフェンスも、普段の練習の詰めの甘さや練習の質が結果として全部出て、全体的に立大に押され続けたのが敗因」(水野)。
来週には中大との対戦を控えている。「今日一敗してしまい、これから負けられない試合が続くが、今日の負けを経て、次の練習からはしっかり気合を入れて一戦必勝で中大に勝てるように頑張りたい」(後藤珠)。次戦までの限られた時間で、今試合の課題を修正し、再び勝利をつかむことができるか。
[岩間美幸]
試合後のコメント
水野主将
――今季は主将としてチームをまとめていますが、難しさはありますか。
「部員が120人くらいいる中で、一人一人が同じ方向を向いて全員で取り組むというのはもちろん難しいし、フィールドに入っている人だけが勝ちたいと思っても勝てないと感じています。試合に出ているやつも、出ていないやつも全員一人一人の役割があって、それが一つにならないと勝てないと思うのですが、それを一つにまとめるのがやはり難しいです」
――秋リーグも3戦目ですが、チームの結束力はどのように感じていますか。
「今まで2試合は全体を通して後半に巻き返してチーム全体で盛り上がれていましたが、今日のようなずっとしんどい試合が続くとチームが盛り下がってしまって、一体感が足りないのかなと思いました。きついシチュエーションの時にどれだけ全員の勝ちたい気持ちや同じ目標に向かえるかがやはり大切かなと思います」
後藤珠
――立大に対してチームでどのような作戦を話していましたか。
「普段なかなかランプレーが出せなくて負けている部分があり、レシーバーをボックス内に入れてランプレーを出そうというアセスメントを作って練習していましたが、今日はなかなかそのプレーが出なくて、そこからパスに逃げて、結局パスもあまり通らずという感じでした」
――タッチダウンした時の心境を教えてください。
「自分は前節と前々節でふがいないプレーをたくさんしてしまい、今日の試合はどうにかしてチームに勝ちをもたらせるようなプレーをしようと思っていたので、一瞬ですが、流れを引き寄せるようなプレーができたのかなと思います」
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