【アメリカンフットボール】神大との対戦 快勝を収める/春季オープン戦

 春季オープン戦4戦目の相手は昨年、関西の秋リーグ戦で強豪相手に善戦した神大。第2Qまでに24得点を挙げると、神大の巧みなプレーに負けず41―7で勝ちを収めた。春季オープン戦を1勝2敗と負け越していた明大は貴重な勝利を手にした。

4・26~6・28 春季オープン戦(アミノバイタルフィールド他)
6・14 対神大(アミノバイタルフィールド)
〇明大41{70、17―0、77、10―0}7神戸大

 第1Q、TE#88田原和春(農4=明大中野)が「パスとランを織り交ぜて、ランフェイクのパスのようなプレーが多かった」と語った戦略で陣地を進めると3分47秒、RB#31鎗田悠輔(政経2=千葉日大一)が相手ディフェンスをくぐり抜けてTD(タッチダウン)。神大オフェンスのターンでは、ディフェンス陣のQBサックが光り相手の攻撃を阻んだ。第2Qの序盤はお互い思うように進められず攻撃権の渡し合いとなる。着々と時間が過ぎ去る中、明大は小刻みにファーストダウンを更新し続けると、QB#13関根那瑠(政経2=日大鶴ケ丘)からWR#10城草太(文3=県立舞岡)へ約40ydのパスが通り大きくリード。神大のディフェンスに押し戻される場面もあったが、残り1分3秒で鎗田が押し込んでTD。しかし、明大の攻撃はここで終わりではなかった。次の神大のオフェンスでLB#4大石聡(政経4=明大中野)がインターセプトに成功すると、勢いそのままTD。残り2秒でK#36石山健太(政経2=暁星)がフィールドゴールを成功させるなど、攻撃の手を一切緩めず24―0で前半を終えた。

 明大が大きくリードして迎えた後半は、神大のオフェンスから始まった。開始2分、神大のランプレーによって今試合初のTDを許してしまう。続く明大のオフェンスでは、関根からWR#2後藤航太郎(政経4=南山)へのロングパスが決まり、一気に20ydほど進むと、その後もランプレーを積み重ね、最後は再び関根のフェイクからの後藤へのパスが通ってTD。明大のスタンドは大歓声に包まれた。神大のオフェンスには、LB#44海津大稀(文2=佼成学園)やDL#11水野俊輔主将(商4=南山)が鋭いタックルを見せ、再び明大が攻撃権を得る。明大のオフェンスは第4Qに入っても続き、粘り強いランプレーにより第4Q開始2分で鎗田がTD。

 その後は、海津のディフェンスが身を結び攻守交代するも、オフェンスでインターセプトされるなど、両者互いに譲らない戦いが続いた。それでも最後まで明大は戦う姿勢を崩さなかった。RB#25牛島郷(総合4=鎌倉学園)が20ydほど走るランプレーを見せ一気に敵陣へ。続いてルーキーのQB#30田中香大(政経1=追手門学院)からWR#6後藤珠(政経3=千葉日大一)へのパスTDが通ったかと思われた。しかしリプレイ検証の結果TDは認められず、その後のパスプレーやQB自身のランプレーも神大に止められてしまう。残り時間2秒で石山がフィールドゴールを決めたところで試合は終了。41―7で神大に勝利した。

 神大は普段は対戦することのない関西の大学ということもあり、牛島は「対策していたのと違う隊形で来て、動揺した」と振り返ったが、終始リードを保って大勝した。次戦は立大との対戦。「ここ3年間連続で秋負けているので、春秋どっちも圧倒できるようにこの1週間最高の準備をしていきたいと思っている」(田原)。積み上げてきた成果とともに次戦も勝利をつかみたい。

[川村暖、岩間美幸]

試合後のコメント
牛島
――今日はランプレーでの活躍が多くありましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
 「1対1を取り切る場面もそうですし、やはり後輩の鎗田や、今出てないのですが凱(木村・商3=明大明治)、楽人(宇野・政経4=同志社国際)に任せている部分があるので、そこをしっかり自分の力で取り切るというところをもっと心がけて、次の立教戦も意識してやっていきたいと思っています」

――今年度がラストイヤーとなりますが、毎試合に懸ける特別な思いはありますか。
 「ラストイヤーとしてしっかり4年生らしい姿というか、まだTDも取っていないので、しっかり取り切って、日本一に自分が引っ張っていけるような選手になりたいと思います」

後藤航
――今日の試合を振り返っていかがですか
 「オフェンスとしては点数通り41点。ディフェンスで1本だったのですが、得点するところはしっかり取り切れたと思います。しかしやはり細かい部分で、TDしきれないドライブがあるとか、そういうところをしっかり取り切れないと次の立教や関西相手にはうまくいかないと思うので、まだ詰めの甘さがあったと思います」

――TDした時の心境はいかがですか。
 「やっぱりレシーバーは取って輝くポジションなので、そこでしっかりチームに勢いをつけられたのは良かったと思います」

田原
――本日の試合を振り返っていかがですか。
 「まず今まで自分たちは春の試合は練習試合も含めて1勝4敗で、後がないというところで秋に勝ち癖をつけていきたいというのもあったので、去年秋に関西で4位の神戸に勝つことができたのは素直に嬉しかったです」

――次戦に向けてより練習したい部分はありますか。
 「今回の試合では、オフェンスで合計で見たら41点取っているのですが、サードダウンを取り切れない部分とかはたくさんあったと思うので、そこをしっかり力強くスカウティングして詰めて、全シリーズTD取りたいと思います」