“春より上位へ”最低限の目標達成できず/関東学生秋季1部リーグ戦
前半開始1分。相手に先制点を許すと、4分にも得点を決められ2点差に。立ち上がりは前々回の国武大戦同様、格下相手に苦戦を強いられる展開となった。その間明治も小野(法3)や山口(法3)を中心に6本のシュートを放つも枠を捉えられず、なかなかリズムも掴めない。しかし前半7分、いざ小野が得点を上げるとそこから連続6得点。格の違いを見せつけた。その後明大は中盤にも4連続得点を決め、前半を16-12、4点差で折り返した。
後半に入っても勢いは止まらない。序盤相手の3連続得点もあり、1点差まで詰めよられた明大。しかし「ここからの守りがうまくいった」と松本コーチの言葉通り、“ディフェンスからの速攻”という明治の必勝パターンをそのまま見せつけ怒涛の連続10得点。リードを広げ、試合を決めた。結果、30-21と明治の圧勝。次戦へ繋がるいい流れを作った。
ケガで足を痛めた加藤(佳)主将(営4)を温存しての今試合。「チームの柱」(松本監督)の不在でチームの混乱も予想されたが、嶋崎(政経2)が見事に代役を務め上げた。「(加藤主将のポジションを)いつも練習させている。来年は活躍が期待できる」と松本コーチ。来季の明治に希望が持てる試合展開にもなった。
リーグ最終戦となった日大戦。今試合明大は勝てば5位、負ければ6位が決まる。対する日大も勝てば得失点差の影響で4位、負ければ6位と双方にとって絶対に負けられない一戦となった。春季リーグ戦では1点差で日大を交わした明治。今回もその再現なるか、注目が集まった。
ケガで戦線を離脱していた加藤主将が復帰。さらに年齢別全日本強化指定選手にも選ばれている期待のルーキー、高田(営1)が今季リーグ戦初出場を飾った今試合。序盤は、白熱した春季リーグを思わせる一進一退の攻防が続く。しかし試合の流れが決まるまでそう時間は掛からなかった。10分30秒から実に9分間もの間日大は明大に得点を決めさせず、7連続得点を決める。シュートを決める度に攻守が入れ替わるハンドボールでは、1度相手の攻撃を防がなくては連独得点には結びつかない。ディフェンスは本学の得意分野。今季リーグ戦通しての失点の少なさは日体大に次いで2位につけている。しかし対する日大も3位と、「ナイスセーブが多かった」(松本コーチ)キーパー大畑(日大)を中心に非常に守りの堅いチーム。調子を上げられずにもたついているとすぐに点差を広げられてしまう。明大も「相手のゆったりとした攻撃に合わせて守備をしてしまっていた」(松本コーチ)。本学のディフェンスパターンを崩しにかかった相手の攻撃に対応しきれなかった本学は、10-18と8点のリードを許し前半を終えた。
後半に入ると、前半よりはディフェンスが良くなったものの、もともと実力の拮抗している相手。簡単に8点差は縮まらない。後半20分頃には、相手のファールで得た決定的チャンスの7メートルスローもキーパーに阻まれ、拳を突き上げる日大キーパー大畑、盛り上がる相手応援席、勝負が決まった。
今回日大に敗れたことで、明大は春季に引き続きリーグ6位が確定した。秋季では最低でも春以上を目指していただけに、結果に「満足はできない」(松本コーチ)が、「寺田(商2)のセンタープレーでの成長ぶりは大きな収穫」(松本コーチ)。その一方、後半戦のスタミナ不足という課題も見えてきた。また大会日程が後になればなるほど“取りこぼしできない”チームとの試合も増え、上位校と当たったリーグ前半と比べ、プレッシャーも感じていたに違いない。重圧に打ち勝てるようメンタルを鍛え上げる必要もある。11月にはインカレを控えるハンドボール部。今リーグを通して浮き彫りにされたスタミナ不足と精神的弱さをどれほど克服して試合に臨めるかがインカレ上位進出のカギとなるだろう。
関連記事
RELATED ENTRIES

