残り3秒のドラマ、国士大に引き分ける/関東学生秋季1部リーグ戦

1999.01.01
 秋季リーグ7戦目となった国士大との1戦。春季リーグ戦の成績は本学6位の国士大8位と拮抗しており、リーグ戦これまでの戦績も両校2勝4敗で並んでいる。実力はほぼ同じだが、上位進出を目指す本学にとっては是が非でも負けられない相手だ。しかしそれは国士大も同じこと。松本監督も「意地のぶつかり合いだった」。と試合を振り返る。

 前半は前回の国武大戦同様両校一進一退のシーソーゲームになった。出足、明大は3連続得点を決めるなど、好調な滑りだしを見せる。ここ数試合、思うように得点できずにいた加藤(佳)主将(営4)が序盤10分で2得点を上げるなど積極的に攻勢をかける本学。この夏重点的に取り組んできた速攻もかみ合い、着々と得点を重ねた。対する国士大も離されまいと奮闘。取っては取られの繰り返しで前半を15―12、3点リードで折り返した。

 後半に入ると一転。国士大にペースを握られる。開始早々3連続得点で並ばれると後半9分にはあっさり逆転を許した。山口(法3)のシュートで何とか相手のゴールをこじ開けるまでの10分間何もさせてもらえなかった本学。ここ数試合で露呈した課題“後半のスタミナ切れ”と、加藤(佳)主将のケガもあり、「足が止まっていた」(松本監督)。その後も守って守って好機をうかがう辛抱のプレーが続く。もともと守備には定評のある明大。現在までの今季リーグ戦失点数は177点と日体大、日大に次いで3位の成績である。この日もキーパーの糸兄弟(佑・文4、克・商2)が獅子奮迅の活躍を見せた。逆転され、追いついた21分には糸(克)が7メートルスローを止め、このまま流れに乗るかと思われた本学であったが、そこからまさかの4連続失点。25分30秒には相手のファウルで取った7メートルスローも外し、残り3分で2点差を追う展開に。しかし目標へ向け諦めなかった明治。残り2分30秒に寺田(商2)がシュートを決めると、相手のミスから残り3秒で高橋(政経3)が土壇場の同点打を叩き込んだ。結果は23―23のドロー。最悪の“負け”は免れたが、上位進出へ黄色信号がともった。

 「チームの柱」(松本監督)である加藤主将が戦線を離脱し、今回勝ち点が取れなかったことで、目標である4位は難しくなった本学。しかし「残り2試合、まだまだ諦めていない」と、松本監督の言葉に気負いはない。クライマックスに向けて激しさを増している秋季リーグに注目だ。