惜しくも上位リーグ届かず/関東大学春季リーグ戦

1999.01.01
惜しくも上位リーグ届かず/関東大学春季リーグ戦

<国武大戦>

 上位リーグ進出を懸けた運命の国武大戦。2部リーグ時代から勝敗を争ってきた因縁の相手に、惜しくも1―3で敗れた。

 1セット目、試合は序盤から両者ゆずらぬ拮抗(きっこう)した展開に。そのままデュースにもつれ込むも、廣本主将(商4)や芳賀(営3)が中心となって選手同士で声を掛け合い、集中力を切らさずプレーし粘り勝った。

声を張り上げ闘志を燃やし続けた芳賀 続く2セット目、次第に調子を上げていく国武大に負けじと、木村(法3)や佐々木(貴・営2)の鋭いスパイクで得点する本学。しかし中盤、10―13から9点連続で相手に得点を許してしまい、完全に流れは国武大へ。途中で松本(文2)を起用し悪いムードを断ち切ろうとするが、相手のフェイントを織り混ぜた攻撃に上手く対応できず、13点もの差を付けられ2セット目を落としてしまった。

 勝利のためにも何とかものにしたい3セット目。国武大の時間差攻撃やエース吉田(国武大)の高さあるスパイクに押されつつも、本学は廣本主将の力強いスパイクでポイントを稼いだ。しかし国武大の先手先手の攻撃にレセプションを崩され、後半の追い上げもむなしく21―25で相手に3セット目を取られてしまった。

 これで後がなくなった本学。第4セット目も終始相手にリードを許す。だが点差が開き、選手らもあきらめかけたという場面で、田辺(法3)が光るプレーを見せた。速攻で得点し、挽回(ばんかい)へのチャンスを作ったが、逆転には至らず、国武大の勝利で試合は終わった。

 試合後、「相手が1枚も2枚も上手だった。完敗です」と話した監督。「武大(国武大)は一番やられたくない相手だった」(松本)と、選手たちの思い入れも強い一戦だっただけに、この悔しさは並一通りではない。上位リーグ進出はならなかったが、この敗北をバネに、残りの試合では本学らしいバレーを見せ勝利を飾ってほしい。

[石川雄治]

<筑波大戦>

 下位リーグ初戦の相手は1次リーグで勝利した筑波大だった。これ以上黒星をつければ入替戦出場の可能性が懸念されるということもあり、本学にとって負けられない一戦。しかし結果は、フルセットの末筑波大の勝利に終わった。

 1セット目は終始本学優勢のまま25―16で快勝。しかし、2セット目になると形勢は逆転し序盤から相手にリードを許す。廣本主将や木村の攻撃もむなしく、最後まで筑波大ペースでこのセットを落とした。

サーブ・スパイクとも主将らしい好プレ―
を見せた廣本主将 続く第3セット目は、スタートから競った試合展開となった。なかなか明治の連続得点に結び付かず、木村から松本にメンバーチェンジ。しかしその後、逆に点差を付けられ20―24で先に相手にマッチポイントを握られてしまう。

 このセットを制するのは筑波大――誰もがこう思ったその時、明治の怒涛(どどう)の追い上げが始まった。廣本主将の鋭いサーブで相手側を崩し、田辺・松本の攻撃で連続得点。相手に1点も取るスキを与えない。最後はも廣本主将渾身(こんしん)のスパイクが相手コートに突き刺さった。気付けばスコアは26―24。後がない状態から6点連続で得点し、明治が第3セットを制した。

 第4セットは、第3セットの盛り上がりをそのままに本学優勢で始まった。関(文3)のサーブやスパイクが決まり、松本のスパイクもさえ始める。しかし、中盤から徐々に筑波大が追い上げを始め、取りつ取られつの接戦に。それでも、今度は先にマッチポイントを握った明治だったが、ラスト3点連続で相手に奪われ、25―27で第4セットを落とした。

 第5セットは第4セット目の悪い流れを引きずったのか、本学の本来のプレーを出すことができない。相手の攻撃陣の勢いに完全に押され、終始筑波大ペースで試合終了。粘り切ることができずに終わった。

 試合後、「どうしても先手にまわることができず相手にリードされてしまった。昨日(国武大戦)、今日(筑波大戦)の試合では1部にいる資格はない。まだまだあまいところがある」と厳しい評価をした監督。「勝てるところで落としてしまった」(松本)と、選手たちも肩を落とした。この日で通算3勝5敗となった明治。これ以上は負けられない。残す2試合、明治本来のプレーをすることができるのか。本学の勝利に期待したい。

[長嶺由佳]
◆春季リーグ戦星取表(1次リーグ)◆
(明治戦スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
  東海大 日体大 順大 中大 法大 筑波大 明大 国武大 勝敗 順位
東海大 ○3―2 ○3―2 ○3―1 ○3―1 ○3―1 ○3―0 ○3―0 7勝0敗
日体大 ●2―3 ●2―3 ●0―3 ○3―0 ○3―1 ○3―2 ●0―3 3勝4敗
順大 ●2―3 ○3―2 ○3―2 ○3―1 ○3―2 ○3―0 ○3―1 6勝1敗
中大 ●1―3 ○3―0 ●2―3 ○3―0 ○3―2 ●0―3 ○3―1 4勝3敗
法大 ●1―3 ●0―3 ●1―3 ●0―3 ○3―0 ●2―3 ●0―3 1勝6敗
筑波大 ●1―3 ●1―3 ●2―3 ●2―3 ●0―3 ●1―3 ○3―2 1勝6敗
明大 ●0―3 ●2―3 ●0―3 ○3―0 ○3―2 ○3-1 ●1―3 3勝4敗
国武大 ●0―3 ○3―0 ●1―3 ●1―3 ○3―0 ●2―3 ○3―1 3勝4敗
以上の結果により、上位4校(東海大、順大、中大、国武大)は上位リーグへ、
下位4校(日体大、明大、筑波大、法大)は下位リーグへ進出

◆春季リーグ戦星取表(下位リーグ)◆
(明治戦スコアをクリックすると
その試合の記事をご覧になれます)
  日体大 明大 筑波大 法大 勝敗 順位
日体大 ○3―1 4勝4敗
明大 ●2―3 3勝5敗
筑波大 ○3―2 2勝6敗
法大 ●1―3 4勝4敗
※決勝リーグの勝敗数は、予選リーグの結果に合算される

~次回対戦カード~
▽5・16 12時00分~ 第1試合 法大大戦 場所:NECニューライフプラザ
▽5・17 11時00分~ 第1試合 日体大戦 場所:NECニューライフプラザ

>>法大

 昨秋はリーグ5位と、明治よりも順位が上だった法大。しかし今季は、1次リーグで危うく全敗、最下位での通過となった。とは言っても明治との試合はフルセットの接戦。前回は明治が勝利したものの、少し気を抜けば負けてしまう可能性もある。かつての強豪校なだけに、1部残留を懸けて必死の思いで試合に臨んでくるはず。“気持ち”で負けることなく、絶対にものにしたい試合だ。

>>日体大

 昨年の全国王者日体大が、1次リーグはまさかの5位。しかも、国武大、明治と同様3勝4敗での通過だった。昨年の主力選手が多数卒業してしまったことが大きいか。しかし、それでも侮れないのが日体大。特にエース、高松の試合への集中力には、見る者を圧倒するものがある。
 プレースタイルが似ているからか、昨秋からの明治との試合はいつもフルセットの接戦。どちらが勝ってもおかしくない。1次リーグ初戦で悔しくも敗れたリベンジを果たすためにも、絶対に負けられない相手だ。

[荒井りな]