【馬術】障害馬術大会で入賞ならずも馬場競技大会で準V/全日本学生三大大会
木枯らしの気配を感じる馬事公苑で10月27日から11月1日にかけて全日本学生三大大会(全学)が開幕した。競技初日と2日目は障害馬術競技大会が行われ、1走目は団体暫定4位で終える。2日目の2走目では落馬や反抗が相次ぎ、個人、団体共に入賞を逃した。しかし、競技3日目の馬場では、団体が準優勝。個人でも小久保利巧主将(営4=朋優学園)とザリーノM、船越とエヴィガ―グランツMが表彰台入りとなった。
◆10・27〜11・1 全日本学生三大大会(馬事公苑)
▼全日本学生賞典障害馬術競技大会
▽個人
14位 野尻〈カルロッタM〉
26位 富山〈ジェイク・ロイドM〉
28位 小久保〈アルファ・セントリーM〉
※佐々木〈ユキタカオーM〉、山岸〈アップトゥーユーM〉は失権
▽団体
6位
▼全日本学生賞典障害馬術競技大会
▽個人
2位 船越〈エヴィガ―グランツM〉
3位 小久保〈ザリーノM〉
7位 岸本レイナ〈ジュピターⅡM〉
15位 富山碧衣〈ジャック・ドーソンM〉
▽団体
2位
全学初戦の競技は賞典障害であった。初日の1走目で、小久保がアルファ・セントリーMと共に登場。安定した走行で、減点8に抑える。続く冨山碧李(政経1=明蓬館)とジェイク・ロイドMは終盤にポールを落とすも、ミスを抑え総減点6と好走した。「第1走は作戦通り、ショートな感じのコースだったので言われた通りにやった。1カ所自分のミスでの(ポールの)落下以外はいい感じで回れた」(冨山)。スピーディーな走行で進めた山岸駿太郎(営2=関東国際)とアップトゥーユーM。攻めの姿勢を見せたが、2度の障害落下で減点8となる。明大の初日を締めくくったのは野尻翔麻(農3=獨協埼玉)と栗毛の馬体が輝くカルロッタM。しなやかな走行で落ち着いて障害に挑むも減点12と結果は振るわなかった。明大は初日では4位からのスタートとなった。
2日目に行われた2走目。トップバッターの野尻は堂々たる走りで減点なしで完走し、14位まで順位を大きく上げた。しかし、2番手の小久保や初出場の富山が中盤に反抗で大幅な減点を受ける。また、1走目で10位だった山岸が障害と衝突した勢いで落馬して失権。障害馬術大会では結果を残せず、思わぬ苦戦を強いられた。それでも、競技3日目と4日目では得意の馬場に向け「まだこの後、競技が続くので、もう一回集中し直していきたい」(小久保)と気持ちを新たにした。
競技3日目は馬場馬術競技大会が行われた。予選では船越琉生(政経4=関東国際)と小久保、岸本レイナ(営1=本庄東)、富山が出場。船越と小久保が2位、3位と続く好走を見せ、岸本も上位10位に収まった。しかし、この競技で昨年度王者の砂川(日大)が7割近くを単独で獲得し、団体ではわずか0.63点差で日大に次ぐ準優勝となった。
上位10名が出場する馬場馬術競技大会決勝。決勝は音楽に合わせて人馬で演技をするフリースタイルで行われた。岸本は1年生で唯一決勝に駒を進めパッションのある演技を見せる。小久保はザリーノMと共に「パイレーツオブカリビアン」の音楽に合わせた圧巻のパフォーマンスをし、3位となる。船越は「キングダム」の楽曲に乗せ、迫力のある演技で71点台をたたき出した。演技後には笑顔を見せ、会場からは大きな喝采が上がった。しかし、砂川に0.470点上回られ、2位と雪辱を果たせなかった。
賞典障害は悔しい結果となったものの賞典馬場で巻き返しを図った明大。しかし、頂点までの道のりは近いようで遠かった。「自分が(馬場馬術で)引っ張っていけるような存在になれるように頑張りたい」(岸本)と4年生が抜けてしまう中で次を見据える。喜びも挫折も人馬一体、明大が王座に上るその日まで。
[ウエスト宙、佐々木嵐]
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