【レスリング】國年、吉田煌が強豪ひしめく中で5位入賞/全日本大学選手権
大学生の日本一を決める全日本大学選手権が行われた。明大からは8選手が出場し、吉田煌(政経2=花咲徳栄)、國年世羅(農3=高松農業)がそれぞれ5位入賞を果たした。
◆10・23〜24全日本大学選手権(駒沢公園総合運動場体育館)
▼1、2日目
[男子グレコローマンスタイル]
▼60キロ級
國年——5位
▼63キロ級
吉田煌——5位
▼67キロ級
大久保——1回戦敗退
▼72キロ級
網藤——2回戦敗退
▼77キロ級
加藤——ベスト8
▼87キロ級
森——ベスト8
▼97キロ級
上西——1回戦敗退
▼130キロ級
菊地——1回戦敗退
130キロ級の菊地一瑳(政経4=埼玉栄)の1回戦の相手は、宇都宮快斗(国士大)。試合開始5秒、攻めようとしたところで体勢を崩した菊地は、相手に体をつかまれ、抵抗の間もなく投げられてしまう。一挙に4点を失い、窮地に立たされた。その後も、逆転の機会をつくりだそうとするが焦りからスキを生み、細かな失点を重ねていく。そして再び相手に投げられ、10―1のテクニカルスペリオリティで敗北した。
明大の絶対的エース・菊地が1回戦で敗れ緊張が走る中、國年が健闘した。普段から菊地や上西エリキ(営2=館林)ら重量級の選手との練習を取り入れ、強化を図ってきたという。「重量級の相手と練習しているからこそ、同じ階級の相手と組んだ時に押し負けなかったり、相手が攻めてきても取らせない、固いレスリングができていると思う」(國年)と成長を感じている國年は、安定した試合運びで準決勝まで駒を進めた。準決勝ではパッシブで先制点を獲得する。そこから両者攻防が続くが相手に腕をとられ、テイクダウンで相手にリードを許し1-2で前半が終了した。後半では、パッシブを受けながら何とか追加失点を耐え忍ぶものの、自らも得点できず敗戦した。
1日目で全員が敗北した明大だが、準決勝まで進んだ國年と対戦相手が決勝に進んだ吉田煌は2日目の敗者復活戦に出場した。敗者復活1回戦で吉田煌は、開始1分で相手の背中を取ると、左右に連続でローリングを決め、テクニカルスペリオリティで勝利した。3位決定戦の相手は、8月に行われた全日本学生選手権で準優勝した実力者だった。前半、パッシブからのローリングなどで得点を重ねられ、苦しい展開となった。最後は投げ技を決められて無念の敗北。それでもフリースタイルが主戦場にもかかわらず5位入賞と確かな力を見せた。「自分より格上の相手だったが、自分の動きはできたと思う」(吉田煌)。
國年の3位決定戦は、高校時代にも対戦経験がある森下大輔(日体大)との一戦となった。序盤は互いに組み手を展開する中、相手にパッシブによる1点を先制される。國年はグラウンドでのディフェンスに回ると必死に抵抗を試みるも、森下に3回連続で体を投げられ、テクニカルスペリオリティで敗北を喫した。試合後には「情けない。向こうのグラウンドをしっかり切るのは絶対条件で、6分間かけて勝ちにいこうとコーチと話をしたが、できなかった」(國年)と悔しさをあらわにした。惜しくも表彰台には届かなかったが、5位入賞という結果にも満足せず「スタンドで自信を持って得点できる技を一つつけていきたい」(國年)と力強く前を向いた。さらなる高みを目指し進み続ける背中に、期待を寄せずにはいられない。
[木村聡、小松真緒]
試合後のコメント
國年
――1日目を振り返っていかがですか。
「3回戦の相手が新人戦チャンピオンの子で、3年生として絶対に負けられないという気持ちで挑みました。準決勝の相手は格上だったのでワンチャンスをつかみにいこうと思いましたが負けてしまった感じです」
――次戦に向けての意気込みをお願いします。
「今回たまたまトーナメントが良くてここまで残らせてもらったんですけど、次はこれを実力で、選手権だったら優勝を目指して、12月の全日本に出れるように頑張りたいと思います」
吉田煌
――今大会はどのあたりを目標にしていましたか。
「自分がしっかり練習しているスタイルがフリースタイルなので、楽しくケガなく、少しでも勝ち上がることができればと思っていました」
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