【柔道】あと一歩届かず 悔しさ残る準優勝/全日本学生体重別団体優勝大会

2026.10.30

 兵庫県尼崎市・ベイコム総合体育館にて全日本学生体重別団体優勝大会が行われた。明大はシード校として2回戦から登場。準決勝では好敵手・東海大に勝利したが、決勝で国士大に惜敗し、準優勝に終わった。

◆10・24~25全日本学生体重別団体優勝大会(ベイコム総合体育館)
▼明大――2位

 今年6月の全日本学生柔道優勝大会で団体日本一に輝いた明大。次なる舞台は体重別団体戦だ。今大会は階級ごとの戦いで学生日本一を目指す。初戦の相手は新潟食農大。5人が一本勝ちを収めるなど7-0で勝利し、幸先の良いスタートを切った。3回戦の武蔵大戦も7-0と、1ポイントも落とさずに快勝した。4回戦は帝京平成大と対戦。先鋒・髙橋叶(政経3=習志野)が背負投で技ありを奪い、そのまま勝利を収める。続く次鋒・末次晴倫(政経4=沖学園)は大外刈で一本を許したものの、五将の奥田泰地(法3=崇徳)が相手の反則負けを誘い、流れを引き戻した。その後は中堅・竹下智哉(政経1=福岡大濠)をはじめ4者連続で一本勝ちを収め、6-1の大勝で準決勝へ駒を進めた。

 決勝進出を懸けた準決勝で対峙(たいじ)したのは、幾度となく立ちはだかってきた強豪・東海大。先鋒から互角の展開が続くが、中堅・竹下が有効を奪われ、優勢負けを喫する。副将戦を迎えた時点で、明大は0-1と不利な状況に立たされた。ここで窮地を救ったのが、副将・伊澤直乙斗主将(政経4=習志野)だ。寝技で相手を抑え込むも、何度も逃れられ、勝利をつかみ切れない。それでも諦めずに粘り強く攻め続け、幾度も抑え込みのカウントダウンに持ち込む。そして最後は合わせ技一本で勝利。土壇場で貴重な1勝を挙げた伊澤の活躍により、勝ち数で並んだ明大は内容勝ちで2年ぶりの決勝進出を決めた。

 決勝の相手は、昨年同大会で準優勝を果たした天理大を破って勝ち上がった国士大。先鋒・髙橋は拮抗(きっこう)した展開の中、残り11秒で有効を奪われ、惜敗。試合終了間際に勝敗が分かれる悔しい結果となった。先鋒戦を落とした明大は、試合を振り出しに戻すべく反撃を試みる。しかし、次鋒から副将までの5試合はいずれも引き分けに終わり、勝ち星を挙げられない。中でも副将・伊澤は果敢に投げ技を仕掛けたが、相手に防がれた。後がない状況で、明大の命運は大将・佐藤星衣(政経3=修徳)に託された。何としてもチームを優勝に導きたい佐藤は、積極的に攻める。しかし一進一退の攻防が続く中、残り35秒で小外刈による有効を奪われた。その後も逆転を目指して最後まで攻めの姿勢を崩さなかったが、逆転には至らなかった。明大は国士大に0-2で敗れ、目標としていた優勝には届かず、準優勝で大会を終えた。伊澤は、主将として最後の団体戦を優勝で飾ることができず「何がなんでも自分が勝手チームを優勝に導きたかった」と悔しさをにじませた。

 目標としていた優勝にはあと一歩届かなかった明大。決勝では悔しさの残る結果となったが、強豪・東海大との準決勝では粘り強さを発揮し、チーム一丸となって決勝への切符をつかんだ。主将・伊澤ら4年生が築いてきたチームの力を後輩たちが受け継ぎ、来年こそ悲願の日本一を目指す。

[星川洋寧]

試合後のコメント
伊澤主将
――今大会を振り返っていかがですか。
 「学生最後の団体戦であり、三冠がかかっていた大会だったので、何としても優勝したいという思いで臨みました。自分がポイントを取ってチームの勝利につなげるという覚悟で戦いましたが、準優勝という結果に終わり、悔しさが残っています」

――明大の主将として出場する最後の団体戦はいかがでしたか。
 「最後は優勝して終わりたかったので、悔しさはあります。ただ、今の明治は団体戦で入賞することではなく、日本一を目指すことが当たり前になっている、本当にいいチームだと思います。今回の悔しさを経験した後輩たちが、来年必ずリベンジしてくれると信じています。自分たちが築いてきたこのチームの雰囲気を大切にして、これからも日本一を目指し続けてほしいです」