【柔道】時田が2連覇 明大勢相次ぐ表彰台入りで次戦へ弾みをつける/全日本ジュニア体重別選手権
全日本ジュニア体重別選手権が埼玉のリプロ武道館にて行われた。1日目は女子の部で、明大からは先日の東京都学生体重別選手権でベスト6という結果になった吉永碧衣(法2=九州学院)が出場し、今大会は3位に輝いた。2日目の男子の部では9人が出場し、81キロ級で奥田泰地(法3=崇徳)、100キロ超では時田開仁(政経1=大成)が優勝を果たした。
◆9・12、13 全日本ジュニア体重別選手権(リプロ武道館)
▼女子70キロ級
吉永――3位
▼男子73キロ級
髙橋――3位
野中――5位
▼男子81キロ級
奥田――1位
▼男子90キロ級
岡本――5位
姥――3位
▼男子100キロ級
堀――3位
竹下――2位
▼男子100キロ超級
中祖――2回戦敗退
時田――1位
吉永は1回戦からの出場となり、果敢に攻める姿勢で試合開始2分に有効を奪う。さらに相手には極端な防御姿勢や消極的な姿勢による指導が重なり、試合を優位に進めた。その後はリードを守り切り、初戦を制した。続く2回戦は開始20秒、背負い投げで有効を奪うとその後は互いに指導を受ける展開となったが、先制の有効を生かして4分間を戦い抜き、勝利を収めた。3回戦では初戦と同様、高校生との一戦となった。指導を与えられるも、残り1分51秒に体落で有効を奪い最後まで落ち着いた試合運びを見せた。迎えた準決勝では序盤から両者に指導が与えられる展開となったが、合計3つの指導が与えられ反則負けとなり、決勝進出を逃した。「相手が強いことは分かっていたので、自分の力を出し切るだけだと思って挑んだが、自分との力の差を体感した試合だった」(吉永)。しかし吉永は目標としていたベスト4以内を達成したことで、講道館杯への出場枠を手にした。
一方で男子の部でも多くの選手が表彰台に上がった。男子73キロ級の髙橋叶(政経3=習志野)は初戦を不戦勝で通過すると、2回戦では裏投で有効を奪い勝利。続く3回戦では互いに指導を受ける中、小外刈で有効を奪って勝ち上がった。迎えた準決勝では指導を受けるも、粘り強くGS(ゴールデンスコア)へ持ち込む。しかし、最後は大内刈で有効を許し3位決定戦へ進むことに。3位決定戦の相手は野中海心(政経2=桐蔭学園)で明大対決となった。残り3分22秒で髙橋が小外刈で有効を奪うと、野中も大内刈で有効を得て試合を振り出しに戻す。その後は両者に指導が入るなど拮抗(きっこう)した展開に。しかし残り1分7秒で髙橋が均衡を破って大内刈で一本勝ちを収め、3位となった。
同大会で昨年度準優勝した奥田は81キロ級で出場し、一本や有効などで順調に勝利を収めていく。決勝でも相手にスキを与えない試合運びで背負投と横四方固の合わせ技で白星をあげ、見事優勝に輝いた。「去年の大会で決勝に負けて、この決勝には恐怖がものすごくあったが、今までやってきた自分の努力というか、練習だったり、トレーニングだったりを思い出してしっかり自信を持ってやっていこうと思って試合に挑んだ」(奥田)。
また、昨年度高校生ながら同大会で優勝を果たした100キロ超の時田は予選から一本勝ちなどで順調に駒を進め、再び決勝の舞台へ乗り込んだ。決勝では指導を2つ受けるも、冷静さを保ち裏投の一本勝ちで試合を制し、2連覇を成し遂げた。時田は「相手もとてもうまい選手でなかなか自分の柔道をさせてもらえなかったが、さまざまな局面を想定した練習をやっていたのでその練習が生きた試合だった」と振り返った。
他にも多くの選手が表彰台に輝いた今大会。前回の東京学生体重別選手権での悔しさを糧に多くの選手が躍動した。この勢いに乗りながら次に控える全日本学生体重別選手権でのさらなる飛躍を目指す。
[和田唯花]
試合後のコメント
吉永
――今大会 3位となりましたが、振り返っていかがですか。
「目標はベスト4以内に入って、講道館杯の枠をもらうことだったので、それを達成することができてよかったのですが、準決勝で一方的に攻められて、自分のやりたいことが全くできずに終わってしまったのでそこが悔しいなと思います」
――前回大会と同じく有効勝ちが多かったと思いますが、いかがですか。
「有効のポイントが入る幅が広く上がってくれたので、背上投げの方向とかを少し変えたらポイントをもらえる状況だったので、うまくそこを利用して勝っていこうと思っていたので、そこで決められたのは良かったと思っています」
奥田
――全日本学生体重別に向けての意気込みをお願いします。
「全日本学生もしっかりと優勝できるように、また頑張っていきます。優勝します」
竹下
――今大会を振り返っていかがですか。
「東京学生で1回戦負けしての全日本ジュニアだったので、気持ち的には上がらなかったのですが、一戦一戦、一つ一つ上がっていくことだけに集中しました。決勝戦は負けたのですが、自分的にはいい収穫ができたかなとは思います」
時田
――今の心境をお聞かせください。
「苦しい時期が1年間続いた中での試合でしたが、いろんな人の支えがあったおかげでここでまた復活することができて勝ち切ることができてうれしいです」
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