【柔道】 18年ぶりの日本一! 国士大との死闘を制す/全日本学生柔道優勝大会
6月27日から2日間にわたり、日本武道館で全日本学生柔道優勝大会が行われた。明大は3回戦から出場し、順調に勝ちを重ね9年ぶりに決勝に駒を進めた。決勝では国士大と対戦し、先月行われた東京学生優勝大会に続き優勝。25年ぶりの栄冠をつかみ取った。
◆6・27~28 第75回全日本学生柔道優勝大会(日本武道館)
▼明大――1位
3回戦の相手は関西大。1年生ながら先鋒を任された姥三士郎(商1=東福岡)が幸先よく一本勝ちを収めると、そこから引き分けを挟んで3連勝。結果的に4―1で難なく勝利する。続く4回戦は順大と対戦。勢いそのままに、先鋒から4人連続で一本勝ちを収めるなど相手を凌駕(りょうが)し、5―1で準々決勝に駒を進めた。
準々決勝では筑波大と激突。この試合は、次鋒の竹下智哉(政経1=福岡大濠)が技ありで優勢勝ちを収めるも、中堅まで引き分けが3つと肉薄した状況が続いた。そうした状況の中、三将の伊澤直乙斗主将(政経4=習志野)が縦四方固を決め一本勝ちをもぎ取り流れを引き寄せると、続く副将・時田開仁(政経1=大成)も払巻込で技ありを決め、3―0で勝利。続く準決勝の帝京科学大戦でもその勢いは衰えず、破竹の7人全員勝利で危なげなく決勝の舞台へと足を踏み入れた。
国士大との決勝は激闘となった。先鋒の堀悠隼(政経2=埼玉栄)は終盤まで粘りを見せると、試合時間残り4秒のところで小内刈で勝利。勢いをつけたい明大だが、次鋒・工藤悠祐(政経3=延岡学園)が支釣込足で技ありを決められ敗戦してしまう。流れが相手に傾きかけたが、ここで簡単に引き下がらないのが今年の明大柔道部。五将・千野根玄貴(経4=桐蔭学園)が内股巻込で値千金の一本を決め勝利し、またも一歩リードした。試合後、千野根は「試合中は無我夢中だったが、決まった時は本当にうれしさしかなかった」と語った。その後、奥田泰地(法3=崇徳)、伊澤主将、竹下が魂の粘りを見せ、3試合連続で引き分けに持ち込んだ。そして大将を託された時田は払巻込の技ありで勝負を決め、3―1で明大が18年ぶりの団体日本一を飾った。
厳しい稽古も、負けの悔しさも全て乗り越えた先に見えた最高の景色。新たな時代を築くため、紫紺の無敵兵団はこれからも前進を続ける。
[白石京太郎]
試合後のコメント
中濱監督
――日本一になった感想を教えてください。
「うれしい、もう25年ぶりですからね。本当にうれしいしかないです。あとはもう学生たちがよく頑張ってくれた。これにつきます」
――これから明治の黄金時代を盛り立てていかないといけないですね。
「1年生にもいいメンバーがそろっていますし、秋の体重別(全日本学生体重別団体優勝大会)でも優勝できるよう準備していきたいです」
伊澤主将
――チームの雰囲気を聞かせてください。
「先輩に対して遠慮してしまう人たちがいますが、今のチームは後輩も先輩に対しても柔道ではガツガツ行って、熱い練習ができる雰囲気ですね」
――ファンの皆さんにひと言お願いします。
「いつも一緒に切磋琢磨(せっさたくま)していただきありがとうございます。尼崎(全日本学生体重別団体優勝大会)も頑張りましょう」
時田
――一年生ながら大将を任されたことにプレッシャーはありましたか。
「これほど歴史ある柔道部で25年ぶりの優勝を全員で目指してやってきました。もちろんプレッシャーありましたが、本当に頼もしい先輩ばかりだったので、自分の柔道をして試合に臨みました」
千野根
――この1年でチームはどう変わりましたか。
「やはり伊澤キャプテンがしっかりみんなをまとめてくれました。僕は副キャプテンですが、何かチームに貢献できたかと言われたら、そこまでできなかったのですが、しっかりみんながついてきてくれたということが1番1年で変わったことだと思います」
――今後の展望、目標を教えていただけますか。
「まだ自分は個人戦では活躍できていないので、個人戦で日本一、そして体重別団体(全日本学生体重別団体優勝大会)もあるので、そこで日本一を目指して頑張っていきたいと思います」
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