【柔道】吉永、野中、堀の3人が大躍進 見事優勝果たす/東京都ジュニア体重別選手権

2026.07.13

 全日本ジュニア体重別選手権の出場権獲得を目指して、東京都ジュニア体重別選手権が東京武道館で行われた。明大からは男子13人、女子1人の計14人が出場。昨年度ベスト16に沈んだ吉永碧衣(法2=九州学院)を初め、野中海心(政経2=桐蔭学園)や堀悠隼(政経2=埼玉栄)が優勝を果たすなど成長ぶりを見せた。

◆7・12 東京都ジュニア体重別選手権
(東京武道館)

女子70キロ級
吉永――1位
▼男子66キロ級
平井――1回戦敗退
▼男子73キロ級
進藤――1回戦敗退
野中――1位
▼男子81キロ級
松本――2回戦敗退
芳垣――1回戦敗退
佐野――2回戦敗退
▼男子90キロ級
姥――2位
岡本――3位
田中――1回戦敗退
▼男子100キロ級
堀――1位
中濱――2回戦敗退
▼男子100キロ超級
高倉――1回戦敗
大坂――ベスト16
中祖――3位

 昨年度は6位だった73キロ級の野中は、準決勝では序盤から相手の激しい攻勢を受けるも、粘り強く応戦。4分間で決着はつかなかったが、GS(ゴールデンスコア)突入後に有効を得て勝利し、決勝へと進んだ。序盤から技を仕掛け続けると、3分20秒には抑え込みを図る。ここでは失敗したが、その後も相手に試合の主導権を与えず、一つ指導を負わせた状態でGSへ。GSでも両者一歩も譲らず、長期戦となった。次第に動きが鈍っていく中「何度も心が折れそうになった」と苦戦を強いられるも、最後は野中の技が決まり優勝を飾った。

 90キロ級準決勝は明大対決となった。ルーキー・姥三士郎(商1=東福岡)と、2年生の岡本欣也(商2=大成)の一戦。試合中盤、姥が岡本を抑え込もうとする場面もあったが、岡本が粘り強く対応。勝負はGSにもつれ込んだ。緊迫した展開の中でも積極的に攻め続けた姥が有効を奪い、決勝進出。「日頃から切磋琢磨しながら練習してきたので、手の内は分かっている先輩。挑戦者として臨む気持ちだった」(姥)。続く決勝では、技を狙い続ける相手の猛攻に耐え抜くも、一瞬のスキを突かれて有効を献上。「相手が実力のある選手だということは分かっていた。でも心のどこかで少しいけそうだという思い込みがあった。その油断が最後に出た」(姥)。その後も果敢に攻めたが得点を奪い返すことはできず敗北。姥は準優勝、岡本は3位入賞で大会を終えた。

 100キロ級の堀悠隼(政経2=埼玉栄)は、危なげなく準決勝へ進出。両者が好機を狙う拮抗(きっこう)した展開となり、勝負はGSへ。それでも最後は技ありを奪い、決勝進出を果たした。迎えた決勝では、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。途中、相手に技を仕掛けられる場面もあったが冷静に対応。「自分の強みは投げられないこと。今回は1失点もなくやれて良かった」(堀)。そして試合終了まで残り7秒。豪快な投げ技で一本を奪い、優勝を決めた。堀は昨年の同大会では補欠決定戦でも敗れ6位に終わっていた。「さまざまな試合に出て、さまざまなことを1年間学んできた。またこの大会に出て、優勝できたことが一番うれしい」と成長を証明する結果となった。

 明大唯一の女子部員・70キロ級の吉永は昨年度、ベスト16に終わった今大会に「最初から挑戦者の気持ちで、一戦一戦集中して戦う」と臨んだ。準決勝では1分15秒で一本勝ちを収め、その勢いのまま決勝へ。決勝は互いに譲らない展開となり、GSへ突入する。積極的に技を仕掛け続けた吉永だったが、なかなか決定打を奪えない。それでも最後は相手の反則負けにより勝利を収めた。昨年度のベスト16から優勝と大躍進を見せた吉永。しかし「決勝は投げて終われなかったのが少し悔しい。次に生かしたい」と語り、結果に満足することなく次なる成長を見据えた。

 昨年度の同大会を、悔しい結果で終えた多くの選手がメダルを獲得した。また、次世代を担うルーキー・姥も準優勝と、今後の期待感を膨らませる結果となった。悔しさをばねに各階級の選手がベストを尽くして優勝を果たした明大だが「やっとスタートラインに立てた」(野中)とすでに次の目標へ目を向けている。「全日本ジュニアでもしっかり優勝していきたい」(野中)。頂上を目指し、明大柔道部は着実に歩みを進める。

[藤原茉央、ウエスト宙]

試合後のコメント

――昨年6位から大躍進しましたがいかがですか。
 「去年は『勝てる勝てる』とみんなに言われていましたが、負けてしまって、悔しい思いで1年間頑張ってきて。これが全てではないですが、やはりこの大会で(優勝できて)力が実ってきたなと感じられて、本当にうれしいです」

吉永
――昨年度はベスト 16で今年度は優勝となりましたがいかがですか。

 「去年はベスト16で終わってしまって、先輩たちの活躍や同級生が試合で頑張っているのを見て、このままじゃダメだなと思いました。 1年間必死に周りに追いつけるように努力してこれたのかなと思います」

野中
――本日の課題と成果を教えてください。

 「課題は焦ってしまうとワンパターンになってしまうということと、成果は結果が出たことが一番の成果だと思います」


――次戦への意気込みをお願いします。
 
「9月(まで)に準備して強くなって、全日本ジュニア(体重別選手権)で優勝して、世界ジュニア代表になれるように頑張ります」