5戦全勝で1次リーグ終える/関東大学リーグ戦

 1次リーグ最終戦の対東洋大戦は昨年、全勝出迎えた東洋大戦で敗北を喫し調子を崩されただけに負けられない試合。この勝負の一戦で「(東洋大に)いつも以上の力を出させてもらった」(江端部門主将)とこれまでのリーグ戦で1番の動きを見せた。

 通常立ち上がりの遅さが見られる明治。しかしこの日は違った。開始2分16秒に短いパスで午来(拓)、土屋とつなげ山田が先制点を上げると、その3分後には江端部門主将がシュート。一気に2点を突き放すと、GK寺島(政経3)を中心に東洋大の攻撃を封じなかなかシュートまで持ち込ませない。その後も試合は明治のペースで進み、2―0のまま第1ピリオドを終了した。

 続く第2ピリオドは「反則もあって流れがつかめなかった」(江端部門主将)というように、東洋大も出鼻をくじかれた前ピリオドから立て直し1点を返すと両校ともにペナルティーが増え始めた。激しく攻防が入れ替わり得点のないまま、最終ピリオドを残し、明治の1点リードを守った形となった。

 そして迎えた第3ピリオド。前ピリオド以上に得点を狙う東洋大とそれを死守したい明治のぶつかり合いは熱くなる。普段から走り込みに力を入れる東洋大に「初めに走り負けしないように」(江端部門主将)と意識づけた明治は、後半になっても疲れが見せず、幾度となく放たれる東洋大のシュートもゴールを割らせない。18分11秒、しびれを切らした東洋大がタイムアウトを取り、GKを上げて6人攻撃に出た。すると明治のゴール前からのフェイスオフ後、近藤がセンターライン付近で奪ったパックをDFを交わしながら無人のゴール左から冷静にシュート、2点差に。それでもなお、ゴールを空にして6人での猛攻を続ける東洋大が得点し、1点差に詰め寄った。残り30秒。またしても6人攻撃に出た東洋大ゴールに再び近藤がエンプティーゴールを決めると、三度2点差となり試合終了のブザーが鳴った。

 ここまで全勝を守った要因として「夏に負けて、一人一人が自覚を持ったことがいい方向に向かってると思う」(江端部門主将)と、リーグ戦期間中試合後にスタッフと話し合いを重ねる選手たちの様子にもそれは表れている。お互いの手の内がわかり始める2次リーグを目前にしてこの勢いを保ち、昨年の失敗を繰り返さないことを期待したい。

[田中沙織]

◆出場選手◆

No. Name (C/A) Pos. Note
GK
31 寺島 悠介 GK 1年次から安定した守りを見せる明治の正GK
35 加藤 昇 GK 「『理論と本能』のスタイル」バタフライスタイルのGK。2008U‐18世界選手権出場
第1セット
19 近藤 勝将 FW よく走るパワフルなFW。1年次から活躍。
14 江端 勇人 FW キープ力と得点力が持ち味の今年度アイスホッケー部門主将
22 田中 遼 FW 1年次から主力として活躍。今試合も1ゴール、4アシストとチームに貢献。
4 坂田 駿 DF 大柄な体格で攻めにも参加できるパワーのあるプレーが魅力
47 阿部 晃久 DF 昨年度はリーグ戦では2試合のみ出場だったが、今年は初試合から抜擢
第2セット
88 外崎 裕将 FW 駒大苫小牧高出身。体格が大きく、キープ力のある選手
23 小原 卓朗 FW キープ力とルーキーらしいよく走るプレーが魅力。2009年U-18日本代表。
30 木谷 大介 FW 素早く、小柄ながら当たり強い。今年背番号10から30へ変更。
10 本野 亮介 FW 北海道清水高出身ルーキー。性格もプレーも冷静
21 赤坂 優輔 DF DFながら積極的なプレーを見せる
第3セット
56 山田 亮太 FW よく走りよく攻める注目ルーキー。武修館高出身の2008年U-18日本代表
39 午来 拓都 FW 2009年U-18日本代表キャプテンを務め、積極的に得点に絡む。午来建都の弟
61 土屋 輝幸 FW よく走り積極的なプレーヤー。2007U‐20世界選手権のキャプテン
草森 雅弥 DF 寡黙な攻撃派DF。当たり負けない強さが持ち味
長岡 佑弥 DF 決定力のあるDF。白樺学園時代はキャプテン。今年度はアイスホッケー部門主務
第4セット
18 古市 達也 FW センスのあるFW。積極的なプレーを見せる
91 関戸 大輔 FW 2007U‐20世界選手権に出場した一人。長身で体格の大きさが特徴。
17 高橋 皓平 FW 高身長をいかしたプレーが魅力
11 角橋 裕樹 FW よく走り積極的なプレーが魅力。お父さんは元日本製紙クレインズのプレーヤー
71 楠本 剛浩 DF 2008年U-18日本代表の長身ルーキー。DFながら今回初出場で初ゴール。