早大に勝利!全勝で王者・東洋大戦へ/関東大学リーグ戦

 現在、明治はリーグ戦3戦3勝とDiv. I-Aグループトップを走っている。そして迎えたライバル早大との初戦。昨年はどうしても白星を挙げられなかった早大にも「(ここまでの戦い方を)変えるつもりはなかった」(江端アイスホッケー部門主将・法4)とは言うものの、試合前のリンク上の空気といつも以上に当たりの激しいチェックからはこれまでの試合とは少し違った空気が感じられた。

 緊張感漂う中始まった第1ピリオドは、両校とも何度もシュートまで持ち込むも、皮切りの1点が入らない状況が続いた。明治13、早大14という第1ピリオドのシュート数からも拮抗(きっこう)した試合展開がうかがえる。明治はGK寺島(政経3)が好セーブを連発してゴールを守り抜き、0―0のまま終了のブザーが鳴った。

 インターバルで「元気のない早大に合わせてしまって、もっとスピードある攻撃ができるとスタッフに活を入れられた」(江端部門主将)後の第2ピリオド。先制点を入れたのはパワープレー中の早大だった。しかし直後の3分41秒、それまでも積極的にゴールを狙っていた第2セットの赤坂、外崎、本野がしっかりパスをつなげ同点に。ピリオド終了1分というところで、長岡が欲しかった1点を決め、勝ち越して最終ピリオドへつなげた。

 勝利の光が見えてきた最終ピリオドに攻撃の手を強めていく明治。8分15秒には、ブルーライン辺りから攻め込んだ外崎がゴール前で相手をかわし、右中腹のネットを揺らした。点差は2点。13分27秒に早大キャプテンで日本代表の久慈にスキをつかれ、1点を返される。しかし、焦りのないプレーを見せた明治は1分後の14分24秒、エース田中が奪ったパックをゴール正面まで守り抜き、シュート。これが最後の得点となり、明治の4戦目の勝利が確定した。

 相手がフルメンバーではなかったとはいえ、昨年1度も勝てなかった早大にリーグ戦初戦で勝ち星を上げた明治。しかし第1ピリオド後、スタッフ陣にも言われた「(つらくない状況で)楽をしてしまっている」(江端部門主将)チームの雰囲気をあとに残しては、疲れも出てくる後半戦に響いてくるだろう。「今は勝ちがついてきているだけ。これからはもっとゲームの内容や質にこだわっていきたい」(江端部門主将)。次の東洋大戦は2回戦目以降のカギともなる。春の関東選手権王者の東洋大に相手にどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。

[田中沙織]

◆出場選手◆

No. Name (C/A) Pos. Note
GK
35 加藤 昇 GK 「『理論と本能』のスタイル」バタフライスタイルのGK。2008U‐18世界選手権出場
31 寺島 悠介 GK 1年次から安定した守りを見せる明治の正GK
第1セット
19 近藤 勝将 FW よく走るパワフルなFW。1年次から活躍。
14 江端 勇人 FW キープ力と得点力が持ち味の今年度アイスホッケー部門主将
22 田中 遼 FW 1年次から主力として活躍。今試合も1ゴール、4アシストとチームに貢献。
4 坂田 駿 DF 大柄な体格で攻めにも参加できるパワーのあるプレーが魅力
47 阿部 晃久 DF 昨年度はリーグ戦では2試合のみ出場だったが、今年は初試合から抜擢
第2セット
88 外崎 裕将 FW 駒大苫小牧高出身。体格が大きく、キープ力のある選手
23 小原 卓朗 FW キープ力とルーキーらしいよく走るプレーが魅力。2009年U-18日本代表。
30 木谷 大介 FW 素早く、小柄ながら当たり強い。今年背番号10から30へ変更。
10 本野 亮介 FW 北海道清水高出身ルーキー。性格もプレーも冷静
21 赤坂 優輔 DF DFながら積極的なプレーを見せる
第3セット
18 古市 達也 FW センスのあるFW。積極的なプレーを見せる
39 午来 拓都 FW 2009年U-18日本代表キャプテンを務め、積極的に得点に絡む。午来建都の弟
61 土屋 輝幸 FW よく走り積極的なプレーヤー。2007U‐20世界選手権のキャプテン
71 楠本 剛浩 DF 2008年U-18日本代表の長身ルーキー。DFながら今回初出場で初ゴール。
長岡 佑弥 DF 決定力のあるDF。白樺学園時代はキャプテン。今年度はアイスホッケー部門主務
第4セット
20 牛来 建都 FW 体格のあるFW。今年弟の拓都(営1)が入部し兄弟での活躍に期待。
87 金 悠司 FW がっちりした体格が特徴。
17 高橋 皓平 FW 高身長をいかしたプレーが魅力
11 角橋 裕樹 FW よく走り積極的なプレーが魅力。お父さんは元日本製紙クレインズのプレーヤー
草森 雅弥 DF 寡黙な攻撃派DF。当たり負けない強さが持ち味