苦戦しつつも2連勝、リーグ戦単独1位に/関東大学リーグ戦

〈中大戦〉
 関東大学リーグ戦第1試合目、相手は今年のインカレで屈辱の敗北を喫した中大。前半本学は多くの退場者を出し、さらに2点を先行され窮地に陥る。しかし江端部門主将の下、体勢を立て直し、逆転に成功。無事勝ち点3をつかみ取った。

 第1ピリオドは開始直後の2分、ゴール裏からのパスに反応した相手から出鼻をくじかれる先制点を入れられ、0-1とされる。その後本学は第1ピリオド終了までに、12本のシュートを打つもなかなか入らない。それどころか18分に江端部門主将、19分に土屋(営3)が立て続けに反則で退場。3on5の体制になり、さらなる危機を迎えるが、相手の続くオフサイドにより、どうにかしのぎ切る。

 第2ピリオドは、前半10分に4人もの退場者を出す波乱の展開。「地域によるレフェリーの違い」(藤井監督)が原因である。夏合宿後の交流戦で、彼らは北海道のレフェリーのもと試合をしていた。交流戦のレフェリーと今大会のレフェリーのジャッジの違いに戸惑いペネナルティを連発させてしまった。ペナルティに泣かされた去年の記憶が蘇る。しかし中盤、江端部門主将の活が入る。これにより部員たちは立ち直り、退場者は出なくなった。しかし13分に中大に2点目が叩き込まれ、0-2となり一時氷上が敗北の空気に包まれる。そのわずか1分後、外崎が反撃ののろしを挙げるゴールで1-2とする。そして17分、18分に中央が立て続けに退場者を出し、今度は本学が3on5の体制になり反撃の機会が到来。2分後には近藤のゴール左から押し込むシュート。これが決まり、2-2と勝負を振り出しに戻す。

 そして迎えた勝負の3ピリオド。開始すぐの2分、ゴール裏からの江端部門主将のパスに反応した田中が勝ち越しのゴールで得点を3-2とする。その後は両者譲らず時間が刻々と過ぎていく。そして終盤の18分に中大がタイムアウトを取り、6人攻撃の賭けに出る。だがその11秒後、江端部門主将の流し込むような追加点。4-2とし、そのまま本学の勝利かと思われたが、終了直前にシュートリバウンドから、押し込まれ3点目。しかし敵の反撃もここまで、本学は勝ち点3を手にした。

 試合後、藤井監督は「まだ本来の動きではない。今日の勝利で余裕ができた。(次の法政戦に向けて)法政に対してやることは決まっている。負けないチームを作っていきたい。」と安堵(あんど)の言葉が漏れた。江端部門主将は「(今日の試合に意義について)この日のために頑張ってきた。今日の勝利は大きい。あとにつなげるために、一戦一戦大事に戦いたい。一生懸命やるだけ。」と今後の抱負を語った。

 しばらく王座から離れている本学。その頂への第一歩は無事に踏み出した。初戦の東洋大対早大では、第3ピリオドに早大が3点差を取り戻し引き分けに持ち込むなど、関東大学リーグは波乱の展開だ。まだまだ、ペナルティへの意識向上など課題が多い。この激戦必至のリーグ戦を勝ち抜くためにも、彼らの進歩に期待したい。

法大戦
 関東大学リーグ戦第2試合。おとといの中大戦では危ういながらも勝利した本学。相手は去年のリーグ戦最終戦で煮え湯を飲まされた法大。前半は法大の攻撃に苦しみ、危ない場面も見られたが、第3ピリオド終盤の連続得点で突き放し、本学は勝利した。

 第2ピリオドは法大優位で進み、危ないシーンがいくつもあったがGKの寺島(政経3)の好セーブが光り、ゴールを死守する。そして14分には1年の小原が貴重な先制ゴールで1-0とする。しかし状況は変わらず、第1ピリオドは終了する。

 法政優位が続く第2ピリオド。7分に法政の同点ゴールが決まり1-1となると、プレイに乱れが生じる。「2シフトほど足が止まった」(監物コーチ)と一時危い場面があったが、彼らはすぐに平静を取り戻す。「お互い励ましあって、それほど苦しい感じではなかった」(江端部門主将)とメンタル面で強さを見せた。その後も危ないシーンがありながらも、無得点で乗り切る。

 そして同点で迎えた第3ピリオド。序盤の4分に午来(拓)が試合を動かすロングシュートを決め、2-1と勝ち越し点を決める。16分には近藤がサイドからスピード感あふれるゴール。ここで3-1と法大を突き放す。第3ピリオド終盤、中央戦と同じく法大も6人攻撃の体制をとり、攻勢をかける。ここで前試合と同じく相手の賭けが裏目に出る。59分にとどめとなるロングシュートが決まり、4-2とし本学はこの戦いを制した。

 試合後のインタビューで「まだまだイージーミスも多い。けっして良い試合ではない。」(監物コーチ)と厳しい言葉が返ってきた。その一方で、「シュート数は目標値を超えている。あとはシュートの質を向上させなくてはならない」(監物コーチ)と彼らは確実に進歩している。

 今回は1年生が2得点を決め、新しい戦力の台頭を感じさせる試合となった。現在2連勝で本学はリーグ戦で1位である。新しい力が王座への道を踏み固めてくれることだろう。

[田中敬祐]