【ソフトテニス】女子が三つ巴制し秋リーグ2連覇! 男子はルーキーの活躍目立ち3位入賞

2026.11.06

 男子は国学院大との一戦を制し、勝敗数をイーブンに持ち込むと最終戦・東海大戦では圧巻の完勝。3勝2敗で3位入賞を決めた。女子は東女体大を制すも、日体大に敗れ4勝1敗で3校が並ぶ形となったが接戦を制し、秋リーグ2連覇を決めた。

◆10・31、11・1 関東学生秋季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)
〈2日目〉
〈男子〉
○明大4―1国學院大
〇明大5―0東海大
〈女子〉
○明大3―0東女体大
明大1―2日体大

 大会2日目、風に悩まされることも多い白子の地だが、この日は穏やかな天候に恵まれた。女子部は、東女体大戦では西山なつみ(政経4=昭和学院)・中谷さくら(政経3=須磨学園)ペアとシングルスの前田梨緒(商3=須磨学園)がともにストレートで快勝。大釜彩乃(政経2=昇陽)・佐々木南帆(営1=とわの森三愛)は最終ゲームまでもつれ込むが、最後まで集中力を切らさず勝ち切った。10月に行われた関東学生新進大会で優勝した2人の勢いは健在だ。

 最終戦の相手はインカレ王者の日体大。1番手の西山・中谷さペアは1ゲーム目を取ると、その後は終始落ち着いたプレーを見せた。西山は相手を左右に大きく振って揺さぶり、クロスに強烈な一打を放つ。最上級生らしい巧みな攻撃を展開し、流れを渡さなかった。中谷さも相手の意表を突く素早いモーションからのサーブで相手の体勢を崩したり、コースを読み回り込んでボレーを放つなど、要所で好プレーが光った。最後はデュースが続き接戦となったが、終わってみれば5-1で快勝。明大に追い風をもたらした。

 シングルスでも勝利を手にしたい明大だったが、立ちはだかったのは愛知・名古屋アジア大会の女子シングルスで頂点に立った天間麗奈(日体大)だった。団体戦で共闘した前田は「何回も対戦があって、簡単に勝てないことは分かっていた。自分のテニスをすることが一番だが、状況に応じて作戦を考えて、それを変えていこうと思っていた」(前田)とライバルとの一戦に闘志を燃やした。序盤から強烈なストロークの打ち合いになったが、前田がクロスに決め切って1ゲームを先制した。流れに乗りたかった前田だが、ここからアジア王者の修正力が光った。前田の打つコースを完璧に読み、絶妙なコースを突くショットで連続得点を奪われ、瞬く間に3ゲームを連続で取られた。カットサーブに対してドロップで対応し得点する場面も見られたが「自分が厳しいところにいったくらいでミスしてくれないことは分かっていたが、それ以上に自分が粘っていれば良かった」(前田)と崖っぷちに立たされる。それでも簡単には終わらない。5ゲーム目をデュースまで持ち込むと、バッグハンドで振り抜いた低弾道のショットがコートの隅を射抜く。天間麗も一歩も動けない一打で、底力を発揮した。6ゲーム目を落とし破れるも、次期主将としての意地を見せた試合だった。

 大釜・佐々木ペアは相手の力強いストロークに押され、後手に回る展開が続いた。前衛の佐々木が得意な形で打たせてもらえず、反撃の糸口を見出せないまま0-5でストレート負けとなった。この結果1ー2で日体大に敗れ、インカレでの借りを返すことはできなかった。それでも、早大を加えた三つ巴の争いを制し、見事秋季リーグ優勝に輝いた。また西山・中谷さペアは全勝賞を受賞。中谷さはこれで3年連続の秋リーグ全勝賞となり、リーグ戦を最高の形で締めくくった。

 来年度の大きな目標は、今年度惜しくも逃した〝インカレ制覇〟のタイトルだ。何度も辛酸を舐めさせられてきた日体大に勝てるチームづくりをするために「少人数での活動の中でレギュラーを勝ち取る。全員がその気持ちで競争心を持ってやっていきたい」(前田)と新主将はすでに前を見据えている。悲願の〝インカレ制覇〟へ、明大の挑戦は続いていく。

(写真:3位入賞に輝いた選手たち)

 男子部は1勝2敗で迎えた中、2日目の初戦は国学院大との一戦になった。1番手の草野春真(商1=田村)・井上弘翔(商1=高田商業)ペアは最終ゲームにもつれる一戦を制し、チームに流れを呼び込んだ。小山寛晴(法2=尽誠学園)・善福留生(法1=霞ヶ浦)ペアは幾度もデュースにもつれる白熱の展開に。ここで善福が相手コートの空いたスペースに強烈なボレーをたたき込み、点差を広げこのゲームを勝ち切るとその勢いのまま5―2で制した。続く、全日本学生選手権大会3位の坂口生磨(商2=尽誠学園)は圧巻の強さを披露。鋭角に放つストロークショットで相手を翻弄(ほんろう)しストレート勝利で、この試合の勝利を決定づけた。来季から主将を務める木内陸人(営3=上宮)・間庭賢人(農3=東農大二)ペアは序盤にリードを許すも、木内の正確なボレーや間庭の正確なショットで得点を重ね追いつくと試合はファイナルゲームに。しかし、序盤から苦しい展開が続くと徐々に点差を広げられていき4―5で敗北を喫した。5番手は昨年度の全日本学生選手権3位の岡田侑也(農4=とわの森三愛)・中村悠峰(営4=能登)が出場。ダブル前衛のスタイルで果敢な攻めを見せると5-3で快勝を収めた。この結果、4―1で国学院大を下し、リーグ戦の勝敗をイーブンへ戻した。

 最終戦はここまで全敗の東海大との一戦になった。この試合も1番手は草野・井上ペアに。初戦をフルゲームの末に勝利した2人はこの試合も冴えわたった。井上のボレーと草野の強烈なストロークで相手を振り切りストレート勝ちを決めた。小山・善福ペアは小山の持ち味であるカットサーブから善福のボレーというサーブアンドボレーの展開で得点を重ねていく。その後も相手の勢いを振り切り、5-3で勝利を収めた。今リーグ戦ここまで3勝1敗の坂口はこの試合も調子の良さを見せる。序盤からリードを保ち続けると4―2で快勝し、この試合の勝利を決定づけた。4番手は米川結翔(農2=尽誠学園)・馬場健太朗(商1=聖ウルスラ学院英智)ペアが出場。馬場にとってリーグ戦初出場となったこの試合は、序盤こそ競る展開となるがその後は点差を広げていくと5-2で勝利し、馬場にとって自身初勝利となった。5番手の岡田・中村ペアは2人にとっての最終戦となった。1年時からチームを支えてきた2人はこの試合もいいプレーを見せると5―2で有終の美を飾った。東海大に5-0で完勝を決めた。

 ルーキー起用が目立つ中での3位は来季へ大きな期待のかかる大会となった。来季は、エースの中村・岡田ペアが抜けるためその穴を埋められるダブルスの台頭が〝インカレ制覇〟へのカギとなるか。木内組としての新たな戦いが始まる。

[木村聡、早坂春佑]

試合後のコメント
前田
――優勝した今の気持ちを教えてください。
 「最後負けてしまったのですが、結果的には優勝できて、ホッとしたというか、一旦安心しました」

――日体大戦に向けて、チームでどんなことを話していましたか。
 「インカレでも日体大に負けているので。全員が意識する部分はあったと思うのですが、自分たちのやるべきことをやろうというのを再確認して試合に入ることができました」