立大に勝利もリーグ戦へ向けて課題残る/春季オープン戦

 先週行われた定期戦で強豪・関西学大ファイターズと互角に戦うも逆転負けを喫した明治大学グリフィンズ。今週の立大ラッシャーズ戦は、そこで浮かび上がった修正点を秋のリーグ戦に向けて改善できるいい機会である。やや不安な立ち上がりとなったグリフィンズは勝利を得るものの流れを自分たちのものにできないまま試合終了を迎えた。

 グリフィンズのキックオフで始まったこの試合。第1Q、敵陣36ヤードからのグリフィンズの攻撃ではQB#16廣瀬(商1)からRB#31川上(商4)へのロングパスが決まり一気に敵陣37ヤード地点まで進む。その後じわじわとヤードを稼いでいったグリフィンズは、残り3ヤードとなったところでQB#16廣瀬が自らボールを運んでタッチダウン。先制点を得ることに成功する。キックを選択したTFPではRB#95赤津(文1)がきっちりと枠を捉え、この時点で7‐0とする。その後ラッシャーズのパスをDB#21高橋(和・政経4)がインターセプトするも得点につなげられない。
 

 続く第2Q、このまま点差を広げていきたいグリフィンズであったがインターセプトを得点につなげることができずにもどかしい展開が続く中、パスをつないだラッシャーズに開始早々タッチダウンを決められゲームは振り出しに戻ってしまう。しかしここで意地を見せたグリフィンズはその直後、ラッシャーズのファールなどで敵陣に侵入すると左サイドに展開したRB#5高松(政経3)やRB#31川上・RB#25小形(政経2)を中心としたグリフィンズらしいランプレーの応酬でエンドゾーンまで残り8ヤードの地点まで進む。最後はRB#31川上がタッチダウンを決め、再び突き放しにかかる。

 
 第3Qは、前半終了間際のいい流れに乗り切ることができず、開始直後ラッシャーズにQBサックを許してしまう。その後もQBのスナップミスや、パスプレーに精彩を欠く場面などがあり、結局RB#95赤津の44ヤード地点からのフィールドゴールによる3点を奪うにとどまった。最終Q、納得のいく勝利が欲しいグリフィンズはRB#95赤津が31ヤード地点からのフィールドゴールを決めたが、着実に進んでいくラッシャーズにタッチダウンを許してしまう。再びRB#95赤津が29ヤード地点からのフィールドゴールで3点を追加したところでタイムアップを迎える。結局第3、第4Qではフィールドゴール以外による得点を挙げることができず、グリフィンズは攻め手を欠く結果となってしまった。

 
 先週の関西学大戦の後、「勝ちもそうだけど、内容にもこだわっていい試合をしたい」(森野・営4)と語っていただけに内容的に課題が多く残る試合となった。しかし「収穫は赤津と坂井(政経3)のキックの精度が高まっていること」(岩崎監督)と、関西学大戦に比べて良い点も見えたようだ。選手一人一人が9月に始まるリーグ戦へ向けて夏の間にどれだけ突き詰めていけるか。これはグリフィンズが上位で戦っていけるかどうかの大きなカギとなる。

☆試合後のコメント☆
岩崎監督
「全て一からやり直しというか、基本ができていない。ディフェンスは先週の関西学大戦のミスを修正できてないから同じミスを繰り返している。オフェンスは第3、4Qの要所で決めるところで決めていない。QBの1年生をまとめていかないといけないのにそれができていない。収穫は、赤津と坂井(政経3)のキックの精度が高まっていること。(14失点については)下級生が育っていない」。

宇佐美(政経4)
「(オフェンスの出来について)QBが若い分自分たちがプレーコールしていかないと。出るプレーをタッチダウンにつなげることができなかった。練習が厳しいのはいいが、試合では明るい雰囲気に盛り上げていかないと。後輩が伸び伸びとできるように、もっと自分が引っ張っていきたい」。

枝崎(政経4)
「勝つことを目標に試合に挑んだが、それ以上に内容に重視し過ぎて、試合に勝とうという気持ちが見えなかった。練習でやったことが試合でできなかった。(秋リーグに向けて)ほとんどが課題。一人一人の役割をこれから徹底していきたい」。

川上(商4)
「(オフェンスの出来)最初はインサイドを攻めようとうまくいっていたが、後半悪循環に陥ってしまった。走るのは当たり前。そこからタッチダウンにもっていけるかが課題。突き詰めていきたい」。