最終戦、立大に1点ビハインド/東京六大学女子対抗戦
いつも通り内田(理工2)や徳永(理工2)のゴール下で稼ぐ明治。だが立大にも田尻というセンタープレーヤーがいた。この田尻にゴール下で押し込まれる場面が印象強い。一進一退の続く、序盤からシーソーゲームが始まった。小島(国際1)がキレ良く3Pシュートを沈めると立大も入れ返す。
立大のセンター陣にアウトサイドシュートがない一方、明治には内でも外でも打てる内田、工藤(国際2)が顔をそろえる。運動量の多い内田は速攻でもガードと一緒に明治ゴールまで一気に走り切る。
この日の明治の見どころはアウトサイドとインサイドの連携プレーだろう。野路(理工1)と内田のイン・アウト両サイドにわたる息の合ったプレー。フォワード陣の視野の広さが現れるロングパス。相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)させた。
一時は51-60と10点近い差を付けられた第3クォーター。明治は最初の5分間、わずか2得点を流れに乗り切れない。その間に立大はパスカットからターンオーバーで得点を量産する。終盤一転して、立大のファウルが重なった。徳永、小島ときっちりフリースローをものにした。ラストには今度は明治がファウルを犯しフリースローで63-64と1点ビハインドで最終クォーターを迎えることになった。
工藤のミドルシュート、内田の3Pなどで荒稼ぎする。野路らガード陣のカバーディフェンスも疲れを見せない。このまま逃げ切れるかと思ったが、残り1分で状況は緊張を増した。トラベリング、パスミス、セットプレーの不合致。残り15秒、84-83。工藤がゴール下でファウルをもらい、フリースローを放つがリングに嫌われてしまう。そのリバウンドに入った内田がファウルを取られてしまった。タイムアウトを経てハーフラインから立大のオフェンス。ラスト0.5秒、小島がファウルを取られ、フリースロー2点献上。84-85と接戦を敗北で終えた。
「相手が入れてきたのに対し、うちは決め切れなかった」(神井コーチ)。フリースローの確率の差が出たゲームだったと言っても過言ではないだろう。神井コーチは「リーグ戦のときもフリースローが入っていれば勝てていた試合もあった。そこがまだ徹底できていなかった」と悔しそうに話した。また、「こういうシーソーゲームにも勝っていかなきゃならない。今日は個々の甘かった部分が出た」と内田。接戦を制し切れなかった明治だが、昨年まで差の開いていた立大と力が互角であることはこれで証明された。新体制となる次のチームで立大に勝ってほしい。
この日はトイこと長友主将(情コミ4)の引退試合。試合後には後輩やOGからねぎらいの花束やプレゼントが渡された。中には泣き出してしまう下級生も。4年生たった一人でチームを引っ張ってきた長友主将。チームのことを誰よりも考えて引っ張ってきた。
「今日は勝ちたかったです。でも下の子たちが頑張ってくれて、感動しました。うれしかったです、こういう試合になれて。今日負けたことは来年に向けてつながるはず。がんばってほしい。キャプテンとしてこの1年は、まとめていくのが大変でした。下が多くて好き勝手言うので(笑)。バスケ部としてこの4年間は変動でしたね。毎年毎年チームを見てくれる人が違って、それに合わせていくのが大変でした。本当に、4年間で違うチームになったなと感じます。後輩たちには、これから“もっと貪欲(どんよく)なチーム”になってほしい。今はまだ執着心が弱いから、まだまだいけると思うので頑張ってほしいです」。
そんな長友主将に対し仲間からのメッセージ。

長友主将にはチームから色紙が贈られた
「チームのことを一番に考えてくれた。チームのためにできることを考えて、みんなをまとめてくれた。今日は負けてしまったけど、こういう試合ができたのはトイさん(長友主将)おかげ」(今井・農3)
「最後まで自分のことより周りのことを考えてくれて、もっとわがままにやってほしかったと思います。すごい優しくて、いなくなってしまうのは嫌だけど、これから頑張って勝っていきたいです」(内田)
「4年生一人でよくやったなと思います。お疲れさまです」(神井コーチ)
人数が足りなくてなかなか思うように練習ができない時期もあった。おととしからはスポーツ推薦入学者も入部し、感じたさまざまな刺激。そして昨年は3部昇格を果たす。この4年間でメンバーはもちろん、指導者や戦う環境も著しく変わり続けた。記者からも一言、長友主将、4年間お疲れさまでした。
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