【拳法】接戦を制し11連覇を達成/第37回東日本大学選手権
今大会は初戦から代表戦にまでもつれる接戦を繰り広げるも土屋泰生(文3=関西福祉科学大)が勝負強さを発揮し初戦を突破する。流れに乗った明大は準決勝を難なく勝利し迎えた決勝の相手は今年も中大。ルーキーの森悠真(文1=高松桜井)の勝利で勢いづいた明大は11連覇を達成し土屋が最優秀選手賞に選出された。形の部では砂川晃大副将(商4=栃木商)・保泉孝介(商4=県立足利)組が3位入賞の好成績を残した。
◆10・4 第37回東日本大学選手権(慶大日吉記念館)
▼男子の部
明大――1位
▼形の部
砂川・保泉組――3位
形の部には砂川・保泉組の4年生コンビがエントリー。息のあった形を披露し決勝進出を逃したものの3位入賞を果たした。
今年度もディフェンディングチャンピオンとして臨んだ明大。初戦の国士大との一戦では先鋒の砂川が勝利をあげるも、その後のルーキー入来嘉飛(法1=桜丘)、森が続けて敗戦。その後は互角の戦いを繰り広げ勝敗の行方は代表戦へ。ここで明大は副将戦にわずか16秒で勝利を挙げた土屋を起用。しかし相手に一本を先制される。それでも土屋は「相手がサウスポーって気づいてなくて1本取られて、相手がサウスポーやと気づいてそこからもう修正しようって思って。(笑)そこで気づいて、行けるなっていう感じ」と冷静さを失わずその後は2本連続で一本を取り勝利を収めた。「高校の時から結構そういう緊迫した場面が回ってくることが多くて、勝たなあかん立場で試合するのが多分ちょっと慣れているかもしれない」(土屋)。数多くの修羅場を乗り越えてきた土屋がチームを救った。
準決勝の相手は青学大。先鋒から4連勝をするなど盤石の試合運びで決勝進出を決める。 迎えた決勝の相手は今年も中大。先鋒次鋒と一勝一敗で迎えた参鋒戦では1ー1で終盤までもつれるものの残り3秒のところで森が一本を取り勝利をつかむ。続く土屋も勝利を収め優勝まで残り一勝とするも中大も底力を見せ、続く参将の砂川は敗れた。迎えた副将戦には2年生の児玉幹大(法2=利晶学園大阪立命館)が出場。下級生ながら勝敗を握る後半での出場が続く児玉は「最後の決勝は負けられない戦いだったんで、しっかり勝ち切ろうと思ながら戦った」との言葉通り開始30秒過ぎに胴突きで一本を取るとその一本を守りきり勝利をあげ、この瞬間に11連覇を確定させた。出場した4戦全てで勝利をあげた土屋が最優秀選手賞に選出。「9月に総合選手権があってそれに勝ちたかったんですけど負けちゃって、その原因が自分の試合を支配する力が足りてないなって思ったんで、今回の試合ではちょっと大げさに表現しようと思って、どんどん前に出てやっていたので、そこは悪いとこももちろんいっぱいあったと思うんですけど、試せて良かった」(土屋)。
次なる大会は学生ナンバー1拳士を決める全日本学生個人選手権。団体で実力を見せ続けている明大戦士たちが今度は個人の舞台でしのぎを削る。
[近藤陽紀]
試合後のコメント
土屋
——去年の全日本学生個人選手権ではベスト8でしたが今年は自分がやってやるぞという思いはありますか。
「ありますね。体重別総合個人戦、矢野杯も全部取ってきたんすけど、学生個人(全日本学生個人選手権)だけ取れてないんで、とりあえず今年でコンプリートしたいなって感じです」
——次の府立ではグランドスラムがかかっていますが今年の自信はいかがですか。
「なんかやっぱり、それこそ個人戦で優勝したり、僕が優勝したりとか色々で、チームメイトが今回の試合で特に浮き足立っていた日やと思うから、ちょっと気引き締め直す日になったんで、12月はこのままいい感じの焦りでやれば去年みたいに取りこぼすことはないかなと思います」
児玉
——初戦は固さありましたか。
「僕自身も初戦は動きも固かったし、自分の練習してきたことが出せなかったので、1本も取れへんくて引き分けに持ち込んでしまって、チームにいい流れを持ってこられなかったんで、もっと自分のやりたいことを意識してやっていい流れを持っていけたらなって思いました」
——個人戦タイトルへの思いはありますか。
「それはめちゃくちゃあります。今日は自分の思ったパフォーマンスは出せなかったんですけど、自分は団体戦だけじゃなくて個人でも結果出せるんやぞっていうのをチームメイトやOBに伝えたいです」
——チーム内での対戦もあるかと思われますが対戦したい選手や意識する選手いますか。
「やっぱチーム内は同期もそうですし、先輩と当たっても勝ち切りたいですし、周りの大学の選手にも勝って、勝てるんやぞっていうことを知らせたいです」
——去年はグランドスラムをあと一歩で逃しましたがその点についての想いを教えてください。
「僕は去年府立でいい結果残せず、チームに悪い流れを持っていって負けっていう形になってしまったので、今回は絶対自分が勝って、チームに流れ持っていって府立を奪還したいです」
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