(6)真下亜希子

1999.01.01
 近年、スポーツ推薦で明治に入ってくる選手たちは「スポーツだけやってればいいや」と考え、学業がおろそかになりがちである。学生としての本業をないがしろにしてよいものか。

 今年フェンシング部に、ほかの部員とは一味違う新入生が入ってきた。スポーツ推薦で入学してきた真下(営)は、選手としての実績も十分。4月に行われた関東学生リーグでも1年生ながら全部門に出場し、チームの一員としてしっかり自分の役割を果たした。「(高校に比べて)大学のフェンシングは覇気も技術も全然違う。でも、のびのびやれたし楽しかった」と頼もしい限りだ。

 しかしひとたび競技から離れると、ほかの生徒たちと変わりない、おしゃれに興味のあるごくごく普通の大学生。そんな彼女の目標はずばり「文武両道」。明治を選んだ理由も「スポーツもできるし、何より勉強もしっかりできるから」。資格の取得も目指し、目先のことに縛られず将来もしっかりと見据えている。もちろん選手としてもフェンシングへの想いは人一倍熱く、インカレ出場を目指し練習にも精力的に取り組んでいる。周りからの評価も上々で、真下の剣さばきを見た井原監督は「ほかの1年と比べてもずば抜けている」と、未来のエース候補として大きな期待を寄せる。

 「高校時代はフェンシングしかやってこなかった。でも今は違う」。スポーツもできるし勉強もできる、そしておしゃれも。大学という自由な環境の中、真下は自分にさらなる磨きをかけていく。

◆真下亜希子 ましもあきこ 営1 埼玉栄高出 159㎝