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(30)奪還 後期リーグ王者へ/関東大学1部リーグ戦後期展望

サッカー 2022.08.06

 関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)の後期が8月6日に開幕する。前期を首位で折り返した明大は2020年度以来の王者を狙う。8月13日までに3節を戦った後、総理大臣杯や全日本大学選抜の活動の影響で約1か月半の中断期間を経て11月12日まで熱戦が繰り広げられる予定だ。

 

 リーグ戦では今季も安定した強さを発揮している。ただその道のりは決して簡単なものではなかった。開幕戦では昇格組の東国大に0-4で大敗。「開幕戦での敗北以降、たくさんミーティングをして、チームを立て直していかなければいけないと話しており、そこからは徐々に勝ち星をつなげられた」(福田心之助・文4=北海道コンサドーレ札幌U-18)。開幕戦の苦い経験を生かした立て直し策が功を奏しリーグ戦4連勝を含む7勝1分1敗で首位に浮上。第9節の法大戦では敗れてしまったものの失点数はリーグ最少の8点、総得点数はリーグ2位の20点と攻守陣共に奮闘。第10節の流経大戦で首位に躍り出てからはその座を明け渡すことなく前期を折り返した。

 

 また7月には「アミノバイタル®」カップが開催された。3回戦の順大戦では後半アディショナルタイムの土壇場に同点ゴールを決めると延長後半に劇的な逆転弾で勝利。一致団結して粘り強く戦った結果、相手を上回り難しい試合をモノにして総理大臣杯出場の切符を獲得した。タイトルを懸けて挑んだ決勝ではPK戦の末、国士舘大に競り負け、準優勝と苦杯をなめる結果に。「優勝を一番の目標にしていた中で準優勝という結果は悔しい」(佐藤恵允・文3=実践学園)。その言葉は優勝にかけるチームの思い入れの強さを代弁していた。この悔しさを晴らすためには、リーグ戦での優勝が求められる。

 

 現在リーグ1位の明大は、勝ち点25で後期を迎える。これは2年前の優勝時と同じペースである。その後ろには勝ち点4ポイント差で東国大が追随する。「5冠を取った際(2019年度)に、勝ち点54という数字を記録したが、後期リーグ戦では全勝すればその数字を超えることができるとミーティングで話をしているので、そこを目指して戦っていきたい」(福田)。5冠を収めた当時1年生だった福田は4年生の偉業を超えることを目標に掲げて先輩たちの背中を追いかける。今後控える総理大臣杯、全日本大学選手権をいい形で迎えるためにも、後期の初陣となる流経大戦では好スタートを切りたい。今こそ紫紺の勇者の真価が問われる時である。

 

[石田聖]


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