(35)神宮大会前インタビュー 高山俊、小倉貴大

2014.11.09
 今季もその打棒は健在だった。高山俊外野手(文3=日大三)は今季19安打を放ち、3年次では史上初となるリーグ戦通算100安打を達成。全試合3番中堅でフル出場し、勝利のための一打を打ち続けた。そんな高山に今季の振り返りと、明治神宮大会への意気込みをうかがった。(この取材は11月1日に行ったものです)

――今季のチームと個人の成績を振り返ってみていかがですか
高山:
チームとしては最後に明治らしい野球で勝ち点を取れて、明治らしいシーズンでした。個人としては通算100安打を目指してやってきて、それを達成できて良かったです。でも背番号を20にして、シーズン20本打てなかったこと、残り1本打てなかったことは課題です。

――今季のチームの良かった点、悪かった点は
高山:
慶應で勝ち点を落としましたが、すぐに立教戦に向けて切り替えられたことが良かったです。立教の最後の試合は良いところがみんな出た試合でした。崖っぷちの中で立教に勝ち点を与えなかったことは良かったです。逆に負けた試合は全部良くなかったです。

――立大戦は粘り勝ちでしたね
高山:
負けて引き分けて、という始まりでしたが、いけるという雰囲気はありました。

――1年間チームを引っ張った主将、副将の存在はいかがでしたか
高山:
自分も上級生になってある程度チームを引っ張らないといけなかったのですが、キャプテン、副キャプテンが引っ張ってくれたので、自分はチームのためももちろんですが自分のための時間も使わせてもらえました。

――高山選手個人のシーズン通しての調子はいかがですか
高山:
序盤は良い感じで好調でした。それは大きかったです。シーズン通して打撃の調子を落としたことはないです。ただ100安打のことを考えすぎたときに結果が出なかったことはありました。調子自体は良かったです。

――今季は打席で構える前にイチロー選手(現ニューヨーク・ヤンキース)のようなフォームをされていましたが
高山:
あれは自分が構えて右肩が中に入ってしまう癖があるので、そうするとボールも見づらくなります。それを真っすぐ修正する意味でやり始めました。その意識でインコースをホームランにすることもできましたし、アウトコースもうまく打つことができました。そこは良かった点の一つかなと思います。

――ホームランも3本打ちましたが長打力の面ではどうですか
高山:
自分がホームランバッターではないのは分かっているので、狙ったホームランではないです。ただ今までシーズン1本とかしか打てていなかったのが3本打てたので、筋トレの成果は出たのかなと思います。でもそれ以上にバントヒットなど、選手としての幅が広がったのが自分としては満足した点です。

――今後取り組んでいくことは
高山:
神宮大会は相手のことも分からない試合になりますし、負けたら終わりなので、チームで勝ちにこだわる大会です。そのための自分の役割を考えてやっていきたいです。

――ありがとうございました。

◆高山俊 たかやましゅん 文3 日大三高出 181cm・84kg 外野手 右投左打

試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 四死球 打率
◆高山 今季・通算成績◆
今季 14 53 19 3 1 3 6 1 0 12 .358
通算 81 315 100 20 6 6 38 11 3 32 .317

 打線のつなぎ役に徹した。小倉貴大外野手(文3=関西)は今季からスタメンに定着。主に2番打者としてしぶとい打撃を見せ、どん欲に出塁を目指した。その結果、出塁率は4割超えの好成績を残した。今季全試合に出場し、1シーズン戦い抜く経験をした小倉に今季の振り返り、明治神宮大会への意気込みを伺った。(この取材は11月1日に行ったものです)

――今季のチームと個人の成績を振り返って
小倉:
個人としてはスタメンで出て、序盤は調子良くプレーできました。慶應戦あたりから調子を落としてしまい、最後まで維持できなかったです。ただ今季1シーズン経験できたのは良かったです。チームは試合を重ねるたびに良い方向に向いていったと思います。

――チームは夏からどんなことを具体的に取り組んできましたか
小倉:
バントであったり、守備の連係の部分で厳しくやってきました。シーズン中は個人個人が日に日に良くなっていって、みんなムード良くやれていました。

――チームとして流れが変わった試合は
小倉:
立大戦は苦しかったです。山崎(福也投手・政経4=日大三)さんが2戦目に気持ちで抑えて引き分けにして、勝ち切れませんでしたが、あの試合が後の2試合につながったと思います。悪い意味で流れを変えてしまったのは法大2回戦です。悪いところが全て出てしまいました。

――立大戦は昨春の法大戦に似ていましたね
小倉:
昨年のあの時はベンチに入っていなかったですが、雰囲気は味わえていて、今回はその経験の差で、自信を持ってこっちは戦えました。

――1年間引っ張ってくれた主将、副将の存在はどうでしたか
小倉:
高橋(隼之介主将・法4=日本文理)さんは試合に出られない中で、一つ一つの言葉に重みがあって、チームをいい方向に持っていってくれています。糸原(健斗内野手・営4=開星)さんと福田(周平内野手・商4=広陵)さんは昨年から主力で、今年もプレッシャーがある中で言葉でも、背中でも引っ張ってくれました。

――小倉選手自身は今季から出場が増えました
小倉:
自分のスタイルを変えました。今まではただ打っていただけでしたが、バントを中心に足を生かそうと決めました。塁に出たら盗塁をしなくても、するふりをしたり、少しでもプレッシャーを掛けようとやっていました。いやらしい選手になろうとやってきて、オープン戦で結果が出せたので、今季使ってもらえました。

――スタイルを変えたのはいつ頃ですか
小倉:
監督コーチにはずっと言われていました。ただそれが上手くできていなかったです。いつからと言われると分からないですが、高森キャンプが終わったころから、意識的にフライを上げずにゴロを打つようになれました。

――そのスタイルでやっていけると感じた試合は
小倉:
法大1回戦です。1試合で25球投げさせて、四球も三つ選べました。

――慶大戦あたりから調子を落としてしまった原因は
小倉:
2回戦でバントの構えから引いたときに指にボールが当たりました。それで若干スイングが遅くなったりしました。ただ一番の原因は体力面です。疲労がたまっていて思うように動けなかったです。

――今後はどう取り組んでいきますか
小倉:
4年生も最後ですし神宮大会では日本一目指してやります。

――ありがとうございました。

◆小倉貴大 おぐらたかひろ 文3 関西高出 170cm・64kg  外野手 右投左打

試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 四死球 打率
◆小倉 今季・通算成績◆
今季 14 29 8 2 0 0 1 0 4 9 .276
通算 21 33 9 3 0 0 1 0 4 9 .273