(34)神宮大会前インタビュー 糸原健斗、福田周平

2014.11.08
 チームの柱となった。春の雪辱に燃えた最後のリーグ戦。糸原健斗内野手(営4=開星)は精神的支柱としてチームを支えた。打率は2割2分に終わったが、リーグトップタイの12四球などで数多く出塁し、つなぐ4番の務めも果たした。(この取材は11月1日に行ったものです)

──今季を振り返っていかがですか
糸原:
優勝待ちという結果でしたけど、最後まで優勝争いができているので、春の悔しさは晴らせたかなと思います。個人は、数字にはあまり良い結果が出なかったんですけど、数字に見えないところでチームを4年生として背中で引っ張れたかなと思います。

──高い出塁率を残せた点は
糸原:
四球がリーグでもトップくらいなので、そこはチームに貢献できたかなと思います。

──夏、今季とチーム全体で取り組んできた具体的なことは
糸原:
チーム一丸となろうというのはずっと言ってきていました。技術面より、気持ちの部分で強くなろう、というのは春のリーグ戦終わってからずっとやってきていました。

──春季リーグ戦と変えた点はありますか
糸原:
結構変えたんですけど、気持ちの面でチームを引っ張っていこうっていうのと、チームに貢献するっていうのを強く心の中に思っていました。技術面はそんなに変えたことはないです。

──今季苦労したことは
糸原:
明大は守備のチームなんですけど、そこで慶大戦で打たれたときに勝ち点を取るという粘りができなかったので、そこはチームとして。後輩たちにはそういったところで強くなって欲しいなと思います。

──リーグ戦を通して10試合4番に座りましたが意識したことは
糸原:
次につなぐというのをずっと意識してやってきていました。4番を任されましたけど4番バッターの役目というより、つなぐ役目というのを意識してやっていました。出塁率が結構高かったので、そこは良かったんじゃないかなと思います。

──流れを左右した試合は
糸原:
良い流れをつかめたのは、早大の2連勝したカードだと思います。良い流れを呼び込めたかなと。逆に法大2回戦で一敗した時は、あそこで2連勝できていたら慶大にも良い流れでつながったかなと思います。

──チームの勝利に貢献できる打者になりたいと話していましたが
糸原:
出塁に関してはさっきも言ったとおり良かったと思います。でもチャンスで結構回ってきたときにもう1本、2本打てれば良かったです。打点がもうちょっと挙げられたら、もう少しチームに貢献できたかなと思います。

──守備で4年生として意識したところは
糸原:
4年生の野手で守っているのは自分と福田(周平・商4=広陵)だけだったので、2人でよく話し合ったりしていました。3年生に協力してもらいながらですが、最後やるのは4年生なのでそこは2人で話し合って背中で引っ張っていこうという話は良くしていました。ピンチになったらピッチャーに声を掛けるのは意識していました。普段は良いことは誰でも言えるから、チームで嫌なことを自分たちが率先して言うようにしました。

──同期の4年生の存在は
糸原:
メンバーに入っていない4年生がかなり練習とか手伝ってくれたので、そいつらの思いを背負ってやろうというのは、いつもチームに言い聞かせていました。存在は大きいです。(高橋隼之介主将・文4=日本文理について)試合には出ていないですけどベンチだったりブルペンで、しっかり色々な選手の良いところを引き出していっていたと思うので、自分たちも何かあいつの役に立つことを意識してやっていました。

──神宮大会ではどんなことを意識しますか
糸原:
秋季リーグ戦ではチャンスで、取れるところを取れていなかったので、大事なところで一本出せるような打撃をみんなで意識していきたいなと思います。

──最後に意気込みとファンの方へのメッセージをお願い致します
糸原:
去年も取れるところを逃してしまったので、日本一にかける思いは強いです。しっかりそれを秋はものにして、良い形で後輩に引き継ぎたいと思っています。しっかり4年生を含めて一丸となって日本一を目指していきたいです。

――ありがとうございました。

◆糸原健斗 いとはらけんと 経営4 開星高出 175cm・75kg 内野手 右投左打

試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 四死球 打率
◆糸原 今季・通算成績◆
今季 14 50 11 1 2 0 7 2 2 12 .220
通算 71 205 47 6 6 1 33 5 13 42 .229

 不動のリードオフマンとしてチームを優勝へ導いた。福田周平内野手(商4=広陵)は今季、石井元内野手(営3=履正社)に次ぐ8打点をマークし、好機で安打を量産した。ラストシーズンの集大成として2季ぶりの覇権奪回に大きく貢献した福田に、今季を振り返っていただいた。(この取材は11月1日に行ったものです)

――今季を振り返っていかがでしたか
福田:
4年生になって、責任ができたというか、勝ちにこだわった自分がいました。この1年はすごく成長できた1年だったと思います。副将として、チームの上に立っているので、自分たちの態度がしっかりできていなかったら下級生も付いてこないので、そういうところを考えてやってきました。

――流れを変えた試合はどの試合でしたか
福田:
法大戦は勝たないといけなかったかなと思います。早大戦に2戦で勝ち点取れていたので、あそこでしっかり連勝できていれば今優勝できていたのじゃないかなと。法大2回戦で負けたことが大きかったです。

――今季は打点に絡むヒットが昨季までより増えましたが
福田:
チャンスの時に打ちたいとずっと思っていたので今までの通算打点を今シーズンだけで上回れたことはすごく良かったと思います。打点はチームの勝ちにつながっていくので、本当にうれしかったですね。

――技術的な部分で変えたことはありましたか
福田:
バットを振るようにしました。バットを昨季よりも軽くして、1cm短くしました。そうした方がバットを振れるイメージが付いたので、オープン戦から変えていました。そのままシーズンもそのバットで入って、よく振れたと思います。

――立大2回戦を欠場されましたが、優勝に王手を掛けられた状態での欠場ということで心境はいかがでしたか
福田:
1回戦の自打球の影響で欠場しました。監督にも「出たい」と言っていたのですが「みんなが月曜日につなげられるように頑張ってくれるから、とりあえず足を治して、次の日に万全の状態で入れるようにしてくれ」というふうに言われて。皆のことを信じていました。3戦目に出ている時もまだ痛かったですね。いけるか分からなかったです。気持ちでカバーしました。

――立大戦は1敗1分から連勝して勝ち点奪取しましたが、粘りの部分で昨年の経験は生かされましたか
福田:
去年はこういう試合ばかりしていたので、慣れっこですね。引き分けた後は正直いけるな、という気持ちでした。

――同期の4年生の存在はどのようなものでしたか
福田:
メンバー外の4年生がすごく自分たちをサポートしてくれたり、特に学生コーチはチームを盛り立ててくれたので、そういう人たちのためにも勝って恩返ししたいなとずっと思っていました。

――山崎福也選手(政経4=日大三)のプロ入りについて
福田:
プロになるだろうなとはずっと思っていたので、いざドラフト1位でいくことが決まって…。これぐらいやってくれるのではないかとは思っていました。

――明大での4年間はいかがでしたか
福田:
ずっと2年生のときから6シーズン出させてもらっていたので監督にも感謝していますし、このスタッフと出会えてよかったと思います。この4年間で力は付きました。ボールも遠くに飛ばせるようになりましたし、松岡(功祐)コーチに特守とかやってもらったりして、守備面でもうまくなったなと自分でも感じました。大学のジャパンのキャプテンもやらせてもらって、先頭に立ってやることは難しかったのですが、そういう経験も自分を成長させてくれたかなと思っています。

――卒業後は社会人野球の道に進みますが、今後の意気込みをお願いします
福田:
まずは神宮大会で優勝して日本一を取りたいです。卒業後、社会人では会社と会社の勝負で、会社を懸けての勝負になると思うので、今以上にプレッシャーとかもあると思うのですけど、そういう中でもチームを引っ張っていける存在になっていきたいです。

――ありがとうございました。

◆福田周平 ふくだしゅうへい 商4 広陵高出 170㎝・70kg  内野手 右投左打

試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 四死球 打率
◆福田 今季・通算成績◆
今季 13 46 14 1 0 1 8 6 1 8 .304
通算 76 264 76 2 1 1 18 22 9 40 .288