粘る東大を下し開幕白星発進!/東京六大学秋季リーグ戦

2014.09.21
 開幕戦を白星で飾った。東京六大学秋季リーグ戦第2週での登場となった明大は6-3で東大に先勝した。初回に高山俊外野手(文3=日大三)の適時三塁打で先制すると、6回の石井元内野手(営3=履正社)2点適時打などで突き放し、追い上げる東大から逃げ切った。投手陣では2番手で登板した齊藤大将投手(政経1=桐蔭学園)が2回を無失点に抑える好投。リーグ戦初勝利を記録した。

 開幕初スタメンを勝ち取った二人が輝きを放った。初回1死から小倉貴大外野手(文3=関西)が俊足を飛ばし内野安打で出塁。続く3番の高山が左中間を深々と破る三塁打を放ち一塁走者の小倉が一気にホームイン。立ち上がりが不安定な白砂から先制点を奪取した。小倉は4出塁で3得点。好機を演出し自らの役割を果たした。
 貴重な追加点を挙げた。6回には2死満塁のチャンスで石井が打席に立つと「いつも通り冷静にいけた」と低めの直球を中前に弾き返し、2点を追加。リードを4点差に広げた。それまでの打席では2度のチャンスで凡退。チームとしても3回から登板した東大の2番手・山本俊の前に5回まで無安打に抑えられていた。苦しい展開の中での一打だった。今夏のオープン戦ではクリーンアップとして好調を維持。初の開幕スタメンをつかみ取った。

「自分が引っ張っていくという気持ちで今季は臨んでいきたい」(石井)と、なかなか芽が出ず苦しんできた長距離砲が今季はチームの顔となる。
 期待のルーキーがリーグ戦初勝利を挙げた。2番手として登板した齊藤は外角に集めるピッチングで東大打線を2回3奪三振、無失点に抑える好投。2本の適時打を放った好調の笠原を初球で三飛に打ち取るなど、直球が効果的に決まった。じりじりと詰め寄って来る東大の流れを完全に断ち切り、6回の攻撃に向けいいリズムをつくった。
 先発が試合をつくれなかった。開幕投手に抜てきされたのは2年生の柳。初回は三者凡退に抑えたものの、2回に山本克に右翼席へ本塁打を浴びる。4回にも失点を許し、この回限りで降板。ピリッとしない投球で好調東大打線を抑えることができず苦しい開幕戦となった。柳は「情けない投球をしてしまった」と悔しさをにじませた。 

 課題は山積みだ。勝ちはしたものの攻守にミスが多く見られた。中でも2つの盗塁失敗、けん制アウトなど走塁面でのミスが目立った。見つかった反省点を克服し次戦へ臨む。迎える第2戦では「自分たちの明治らしい野球ができればいい」(高橋隼之介主将・法4=日本文理)と明大の矜持を見せる。来週は宿敵・早大との連戦を控える。昨季勝ち点を取られた雪辱を果たすためにも、第2戦で東大に勝利して弾みをつけたいところだ。

[原大輔]

打順 守備 名 前 打 安 点 率 1 2 3 4 5 6 7 8 9
◆明大打撃成績◆
1 (遊) 福田(広陵) 2 0 0 .000 三振 四球 投ゴ                  
  遊 長嶺(宮崎工) 1 0 0 .000                三振    四球   
2 (右)左 小倉(関西) 4 2 1 .500 遊安 左安    遊失    四球      左飛   
3 (中) 高山(日大三) 3 2 1 .666 中三 四球    四球    右二    二ゴ   
4 (二)三 糸原(開星) 2 1 2 .500 四球 左安    四球    四球       三振
5 (一) 石井(履正社) 5 1 2 .200 中飛 遊ゴ    中飛    中安       遊失
6 (三) 植田(関西) 4 0 0 .000 遊ゴ    二ゴ    遊ゴ 三振         
  打 樋口(明大明治) 1 0 0 .000                         遊飛
  二 大塚(花咲徳栄) 0 0 0 —                           
7 (捕) 坂本(履正社) 4 2 0 .500    左安 死球    遊ゴ    遊ゴ    左安
8 (投) 柳(横浜) 0 0 0 .—    捕ギ 四球                  
  打 眞榮平(興南) 1 0 0 .000             一ゴ            
  投 齊藤(桐蔭学園) 0 0 0 —                           
  打 川野(明大中野) 1 0 0 .000                   三ゴ      
  投 星(宇都宮工) 0 0 0 —                           
  投 山崎(日大三) 1 0 0 .000                         二ゴ
9 (左) 加勢(札幌一) 1 0 0 .000    左飛 三ギ                  
  打左 竹村(浦和学院) 2 0 0 .000                右飛 二ゴ      
  右 海部(履正社) 0 0 0 —                           
       32 8 6 .250                           
名 前 試 勝 敗 回 球数 安 振 球 責 率
◆明大投手成績◆
柳(横浜) 1 0 0 4 47 3 3 0 2 4.50
○齊藤(桐蔭学園) 1 1 0 2 28 1 3 0 0 0.00
星(宇都宮工) 1 0 0 1 14 1 0 0 0 0.00
山崎(日大三) 1 0 0 2 25 2 1 0 1 4.50
◆ベンチ入りメンバー◆
10 高橋隼(法4=日本文理) 3 眞榮平(政経4=興南) 6 福田(商4=広陵)
11 山崎(政経4=日大三) 25 佐野友(商4=日大三) 26 川野(政経4=明大中野)
18 今岡(文4=横浜隼人) 27 佐野恵(商2=広陵) 8 長嶺(文4=宮崎工)
1 上原(商3=広陵) 5 糸原(営4=開星) 9 海部(商3=履正社)
17 柳(政経2=横浜) 14 大塚(商3=花咲徳栄) 20 高山(文3=日大三)
23 星(政経2=宇都宮工) 4 植田(文4=関西) 28 小倉(文3=関西)
19 齊藤(政経1=桐蔭学園) 15 青野(商3=広島国泰寺) 16 竹村(政経1=浦和学院)
22 樋口(政経4=明大明治) 35 石井(営3=履正社)
12 坂本(文3=履正社) 24 加勢(理工2=札幌一)
慶 早 明 立 法 東 試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
勝敗表 第2週 9/20現在
慶大 —             ○○ 2 2 0 0 1 1.000
早大    —       ○○    2 2 0 0 1 1.000
明大       —       ○ 1 1 0 0 0 1.000
立大          — ○    1 1 0 0 0 1.000
法大    ●●    ● —    3 0 3 0 0 .000
東大 ●●    ●       — 3 0 3 0 0 .000

試合後のコメント
チームをけん引する高橋隼主将

「初戦だったので、まだミスが多い感じでした。力は付いてきていると思ったので、このミスを今日中に修正して明日は自分たちの明治らしい野球ができればいいと思います。春は初回から点を取ることができなかったので、今回初回から点を取れたのは良かったと思います。良い点、悪い点を今日中に反省して明日しっかりと結果を出したいです」

8回から登板したエース・山崎福也投手(政経4=日大三)
「今日までには仕上がっていて、良い状態で来ることができました。今日は初戦ということもありましたが、もう少し良い状態で行けたと思います。具体的には技術的な面です。球筋だったり、キレだったりということですね。まっすぐも変化球もです。春からの疲れが残っているかは、自分自身ではわからないです。早く先発したいという気持ちはあります。これからの試合で結果を残すしかないと思うので頑張ります。」

6回に2点適時打を放った石井
「調子は悪くなくてむしろ良い感じです。でも今日はチャンスで一本出なかったのと、もっと向かっていく気持ちが足りなかったかなと思いました。6回のチャンスはあまり気持ちが高ぶらずに、いつも通り冷静にいけてました。初球からどんどん振っていくという気持ちでいった結果ヒットが出ました。しっかり芯にあてられて、方向もよかったですし、何より打点を稼げたことが良かったです。それまでにチャンスを2、3回潰しているので、もう少し打てたのではないかなとは思います。守備、走塁、打撃と課題、反省点がたくさんあるので明日勝てるように今日帰ってから質を上げてやってかないといけないと感じる試合でした。今まで練習試合もずっと出してもらっていて、それで開幕初スタメンということで、自分が引っ張っていくという気持ちで今季は臨んでいきたいと思います」

4投手をリードした坂本誠志郎捕手(文3=履正社)
「先に点を取れたのでそれは良かったのですけど、いい雰囲気でいいように野球ができなかったのでそこは次に向け反省しなきゃいけないなと思いました。(東大打線は)甘い球はきっちり捉えてきていました。(投手陣は)初戦だったので、難しいところもあったと思います。しっかり投げれた者、投げれていない者、各々思っていることがあると思うのでしっかり話をして、次につなげていけるようにしていきたいです。打てそうな球が来たらどんどん打っていくということをずっとやっていました。今日のはその結果だと思うので、これからも積極的に打っていきたいです」

2安打4出塁の高山
「まず出だしでヒットが出てほっとしました。記録もありますけど、やっぱり自分の立場を考えると、1試合で必ず1本や2本は打たなきゃいけないと思っているので、今日2本打つことができたので、それが積み重なっていけばいいなと思います。(東大は)やりにくいです。ポジショニングなど、自分の中で色々考えながらやる相手なので、そこで2本打てたのは良かったと思います。今日の最後の打席のように打ち損じがフェアゾーンに入ってしまうのが一番悪いので、そういう打席を減らせるようにしていきたいです。(背番号20は)20本打てば100安打に到達するという意味と、春は19本で20本打つことができなかったので、そういう意味も踏まえて監督と話し合って決めました」

4出塁で3得点と得点に絡んだ小倉
「かなり緊張してしまいました。自分の役割を果たそうとできることを確実にできるように努力しました。オープン戦後半からスタメンで出ることが多くなり、こうしてリーグ戦に出ることができました。準備はそれなりにしてきていたので大丈夫でした。こうして使ってくださっている監督の期待にも応えたいと思います。今日は初戦の難しさを感じました。明日からは切り替えて、優勝目指して頑張ります」

開幕戦の先発を任された柳
「開幕投手は2週間前くらいに言われました。今日は良くなかったです。気持ち的な面で、抑えようという気持ちが欠けていて、ただ投げているだけみたいになっていました。今日は情けない投球をしてしまいました」