Aクラス入り目前で敗戦 勝ち点の行方は第3戦に/東京六大学春季リーグ戦

2014.05.25
 まさかの敗戦だった。投打で圧倒した昨日の勢いはどこにもなく、打線は3安打無得点で先発の上原健太投手(商3=広陵)が3回4失点。2回に先制点を許し、なおも満塁のピンチで佐藤拓(立大)に3点適時三塁打を浴び一気に4点を失った。その後も5回に2点、7回にもダメ押しの1点を追加され、7―0と大差で完封負けを喫した。

 投手陣が打ち込まれた。先発を任された上原は2回2死一塁の場面で7番伊地知に右前適時二塁打を浴び、先制点を献上。なおも満塁のピンチで1番佐藤拓に高めに浮いた変化球を上手く運ばれた。打球は右中間に落ち走者一掃の三塁打に。4点差に離され、流れは一気に立大へ傾いた。本調子とは程遠く、大事な場面で高めに浮いたことがこの試合大きな敗因となった。3回は無失点に抑えたが悔しさを残し、マウンドを後輩に譲った。
 継投した投手陣も捕まった。2番手の星知弥投手(政経2=宇都宮工)も5回に4番岡部の適時三塁打と我如古の犠飛で2失点を喫し、2イニングで降板。7回には柳裕也投手(政経2=横浜)が岡部に直球を完璧にとらえられダメ押しの本塁打を許した。立大4番の岡部にこの試合5打数4安打の活躍をされてしまい、これが相手打線に火を付けてしまった。

 手も足も出なかった。2回に首位打者争いをしている植田弘樹内野手(文4=関西)の二塁打で反撃の流れを作るが、後続が打ち取られ無得点。4回以降は得点圏に走者を進めることもできず、反撃の糸口さえつかめなかった。「狙い球を絞りきれず、早いうちから手を出しまった」(植田)。相手先発の斎藤には昨年から打ちあぐねており、春秋通算19イニングでわずか3得点。直球とスライダーを軸にする斎藤をこの日も攻略することができなかった。

 意地のAクラス入りを果たす。明日勝てば法大を勝率で上回り3位で今季を終えられるが、負けると4位が確定する。リーグ戦をいい形で締めくくるためにも、Aクラスに留まりたい。昨年の王者としてもこのまま負けるわけにはいかない。気持ちを切り替え、第3戦へ挑む。

[西谷侑紀]

打順 守備 名 前 打 安 点 率 1 2 3 4 5 6 7 8 9
◆明大打撃成績◆
1 (遊) 福田(広陵) 3 0 0 .341 遊ゴ    投ギ       二ゴ    投直   
2 (二) 糸原(開星) 2 0 0 .175 一ゴ    遊直                  
  打二 竹村(浦和学院) 2 0 0 .286                一ゴ       三飛
3 (中) 高山(日大三) 4 1 0 .346 三振    中飛       二安       遊ゴ
4 (左) 菅野(東海大相模) 3 0 0 .174    右飛    二ゴ    中飛         
  打 吉田(佼成学園) 1 1 0 .333                         中安
5 (三) 植田(関西) 4 1 0 .439    中二    三振       右飛    投ゴ
6 (一)捕 佐野恵(広陵) 3 0 0 .143    二ゴ    左飛       右飛      
7 (捕) 坂本(履正社) 1 0 0 .308    四球       三ゴ            
  打 青野(広島国泰寺) 1 0 0 .333                   捕邪飛      
  一 眞榮平(興南) 0 0 0 .286                           
8 (右) 加勢(札幌一) 2 0 0 .000    二ゴ       遊ゴ            
  右 長嶺(宮崎工) 1 0 0 .214                      遊飛   
9 (投) 上原(広陵) 0 0 0 .200                           
  打 佐藤(白樺学園) 0 0 0 —       四球                   
  投 星(宇都宮工) 0 0 0 —                           
  打 湯本(日本文理) 1 0 0 .000             三振            
  投 柳(横浜) 0 0 0 .167                           
  投 川口(國學院久我山) 0 0 0 —                           
  打 野地(明大明治) 1 0 0 .500                      三振   
  投 齊藤(桐蔭学園) 0 0 0 —                           
  投 今岡(横浜隼人) 0 0 0 —                           
    計 29 3 0 .270                        
名 前 試 勝 敗 回 球数 安 振 球 責 率
◆明大投手成績◆
●上原(広陵) 8 1 2 3 59 5 0 1 4 3.62
星(宇都宮工) 6 0 0 2 37 4 0 0 2 4.05
柳(横浜) 9 2 1 2 30 1 2 1 1 3.55
川口(國學院久我山) 1 0 0 1 6 0 0 0 0 0.00
齊藤(桐蔭学園) 3 0 0 1/3 5 1 0 0 0 3.86
今岡(横浜隼人) 5 0 1 2/3 14 0 0 0 0 1.42
◆ベンチ入りメンバー◆
10 高橋隼(法4=日本文理) 5 糸原(営4=開星) 6 福田(商4=広陵)
18 今岡(文4=横浜隼人) 12 坂本(文3=履正社) 27 野地(政経4=明大明治)
1 上原(商3=広陵) 8 長嶺(文4=宮崎工) 7 菅野(法3=東海大相模)
17 柳(政経2=横浜) 3 眞榮平(政経4=興南) 38 高山(文3=日大三)
23 星(政経2=宇都宮工) 15 石井(営3=履正社) 24 海部(商3=履正社)
29 川口(法2=國學院久我山) 4 植田(文4=関西) 37 湯本(法3=日本文理)
31 齊藤(政経1=桐蔭学園) 35 青野(商3=広島国泰寺) 39 加勢(理工2=札幌一)
2 佐野恵(商2=広陵) 26 吉田(国際2=佼成学園)
14 佐藤(文2=白樺学園) 34 竹村(政経1=浦和学院)
早 慶 明 立 法 東 試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
勝敗表 第7週 5/25現在
早大 —    ○●○ ○●○ ○○ ○○ 10 8 2 0 4 .800
慶大    — ○△○ ●○● ○○ ○○ 10 7 2 1 3 .778
明大 ●○● ●△● — ○● ●○○ ○○ 13 6 6 1 2 .500
立大 ●○● ○●○ ●○ — ●● ○○ 12 6 6 0 2 .500
法大 ●● ●● ○●● ○○ — ○○ 11 5 6 0 2 .455
東大 ●● ●● ●● ●● ●● — 10 0 10 0 0 .000

試合後のコメント
チームをけん引する高橋隼主将

「やり返されたな、という感じです。投手陣が粘れなかったのが大きかったです。打線が援護できなかったことも良くなかったですが、投手陣が点を取られてしまうと守りから流れが作れないので打ちづらい雰囲気になってしまっていたと思います。昨日の勝ち方をもう一度思い出して明日は明治らしい戦いをして勝ちに行きます。(新戦力が試合に出場しているが)どんどんアピールしてきていて、とてもいい刺激になっています。層の厚さが感じられることは明治の強みでもありますし、秋につながっていくと思います」

2回に唯一の長打となる二塁打を放った植田
「ダメですね。ピッチャーもバッターも。バッターは狙い球を絞りきれず、早いうちから手を出してしまいました。決めにくるスライダーは切れるので、カウントを取る球を狙いましたが。(2回の二塁打は)ボールの位置と取り方を見ていけるかなと思いました。明日勝たないと秋につながらないので、全部ヒットを打つつもりでいきます」

投手陣をリードする坂本
「上原の球が若干高めに浮いていました。ビックイニングをつくられるとこういう試合になってしまいます。向こうも勝ち気で来ていますし、優勝ないというのは分かっているんですけど、モチベーションを高く持っていきたいです」