関谷が好投も打線が沈黙 10回裏にサヨナラ打を浴び敗戦/東京六大学春季リーグ戦

2013.04.22
関谷が好投も打線が沈黙 10回裏にサヨナラ打を浴び敗戦/東京六大学春季リーグ戦
 開幕連勝とはならなかった。延長10回裏、1死三塁の場面で二場(立大)にサヨナラ内野安打を打たれ、0―1で敗戦。1勝1敗のタイに持ち込まれた。先発の関谷亮太投手(政経4=日大三)は9回まで相手打線を無失点に抑えるも黒星が付いた。打線もバントミスの続出で好機をつくれず、得点を奪えなかった。

 必死のプレーも実らなかった。0―0で迎えた10回裏、1死三塁。6番二場の打球は前進守備を敷いた二遊間へ。つまりながらも中堅に抜けるかという打球に、二塁手の宮内和也内野手(政経2=習志野)が飛びついた。宮内が「難しい打球だったが、アウトにするしかなかったので思い切り投げた」と懸命に本塁へ送球するも、判定はセーフ。ベンチを飛び出しよろこぶ立大の選手を前に、関谷は呆然としゃがみこんだ。関谷は「あの場面は緊迫した場面だった。自分のミスでピンチを広げてしまって申し訳ない」と直前のプレーの二塁へのけん制悪送球を悔やんだ。

 報われなかったものの好投を見せた。開幕2戦目の先発を任された関谷はテンポのよい投球で相手打線を手玉に取った。140km中盤の直球をコーナーに集め、キレのあるスライダーも低めに決まった。立大打線を9回まで4安打5奪三振無四死球無失点に抑えた。9回2死二塁の場面では、3番岡部(立大)を直球で見逃し三振にとり、一打サヨナラのピンチを防いだ。「安心して守れた。さすが関谷という投球だった」(中嶋啓喜主将・法4=桐蔭学園)とチームメートもうならす貫禄のピッチングを見せた。それだけに勝ち星がほしかった。

 関谷の力投に打線が応えられなかった。今試合は送りバント失敗が5つ。延長10回表には二者連続で送りバントを決められなかった。走者を出しても、得点の好機をつくることができなかった。中嶋主将は「あれだけミスをしていたら勝てない。バントは攻撃の大事な戦術。バントができないと攻撃がちぐはぐになる」と反省の弁。立大先発のルーキー澤田圭の前に9回無得点に抑えられた。「援護しようという気持ちが空回りしてしまった」(中嶋主将)。初対戦の1年生を捉えられなかった。

 決戦は第3戦に持ち込まれた。中嶋主将は「立教にはいつも苦しめられているので、そこを乗り越えないとリーグ優勝はありえない。明日も全員野球で戦いたい」と次戦へ意気込んだ。チーム一丸で粘り強い立大を振り切りたい。

[森大輔]

代打で安打を放った宮武
代打で安打を放った宮武

 

★リーグ戦731日ぶり出場の宮武が復活の一打★
 思いのこもった一振りだった。延長10回表、先頭打者として代打で出場した宮武佑磨外野手(商4=三重)は二塁手の頭上を超える右前安打を放ち、一塁上でよろこびを表した。約2年ぶりのリーグ戦出場、また1年秋以来となる通算2本目の安打だった。高校通算40本塁打を誇り、大学リーグ戦初打席で適時打を放つなど期待は大きかった。だが、肘の靭帯(じんたい)のケガに苦しみ、昨年はリーグ戦出場が無かった。苦難を乗り越えた宮武の活躍に今後も注目だ。

  

◆明大打撃成績◆
打順 守備 名 前 打 安 点 率 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
1 (遊) 福田(広陵) 4 1 0 .250 遊ゴ    二ゴ    ニゴ       遊安      
2 (二) 宮内(習志野) 3 0 0 .167 三振       四球    三ゴ    捕飛      
3 (右) 高山(日大三) 4 0 0 .125 一ゴ       捕飛    三ゴ    三振      
4 (一) 岡大(倉敷商) 4 0 0 .000    二失    中飛    二ゴ         右飛   
5  (左) 菅野(東海大相模) 3 2 1 .600    四球    中安    中二    左飛    
6 (中) 中嶋(桐蔭学園) 3 1 0 .333    左安    四球       一飛       右飛
7 (三) 糸原(開星) 3 0 0 .000    一直    左飛       二ゴ         
  打 宮武(三重) 1 1 0 1.000                            右安
  走 大塚健(花咲徳栄) 0 0 0 ―                           
  三 原島(国士舘) 0 0 0 ―                           
8 (捕) 坂本(履正社) 4 0 0 .000       遊ゴ   

右飛       二飛    一飛
9 (投) 関谷(日大三) 4 0 0 .000       右飛    二飛       遊ゴ    投併  
   計 33 5 0 .167                              

◆明大投手成績◆
名 前 試 勝 敗 回 球数 安 振 球 責 率
●関谷(日大三) 1 0 1 91/3 129 6 5 5 0 0.00
◆ベンチ入りメンバー◆
19 関谷(政経4=日大三) 22 高橋隼(法3=日本文理) 10 中嶋(法4=桐蔭学園)
11 山崎(政経3=日大三) 12 坂本(文2=履正社) 5 糸原(営3=開星)
18 今岡(文3=横浜隼人) 25 岡大(政経4=倉敷商) 6 福田(商3=広陵)
1 上原(商2=広陵) 32 柴田(法4=中京大中京) 24 海部(商2=履正社)
17 柳(政経1=横浜) 4 宮内(政経2=習志野) 26 宮武(商4=三重)
23 星(政経1=宇都宮工) 14 大塚健(商2=花咲徳栄) 7 菅野(法2=東海大相模)
29 川口(政経1=国学院久我山) 3 原島(農4=国士舘) 9 高山(文2=日大三)
2 石畑(商4=広陵) 34 吉田(国日1=佼成学園)
27 西村祐(法4=春日部共栄) 38 上西(営2=明大中野八王子)
勝敗表 第2週  4/21現在
法 早 立 明 慶 東 試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
法大 —             ○○ 2 2 0 0 1 1.000
早大    —          ◯◯ 2 2 0

0 1 1.000
立大       — ●◯ ◯●◯    5 3 2 0 1 .600
明大       ◯● —       2 1 1 0 0 .500
慶大       ●◯●    —    3 1 2 0 0 .333
東大 ●● ●●       — 4 0 4 0 0 .000

試合後のコメント
中嶋主将
「あれだけミスしたら勝てないですね。バントミスも多かったです。バントは大事な戦術なので、できないと攻撃しづらくなってしまいます。でも、もう終わったことなので、切り替えていきたいです。関谷は安心して守れましたし、やっぱり関谷だなと思いました。よく投げていたので勝たせてあげたかったのですが…。援護しようという気持ちが空回りしてしまいました。立教にはいつも苦しめられるので、そこを乗り越えていかないとリーグ優勝はありません。明日も全員野球で戦いたいです」

9回1/3を1失点も敗戦投手となった関谷
「調子はまあまあでした。今日は直球とスライダーが良かったです。10回は緊迫した場面でした。自分の牽制ミスでピンチを広げてしまったことは申し訳なかったです」

4番で出場の岡大
「点を取れないのは4番を任されている自分の責任でもあるので、明日は打ってチームに貢献したいです」

2番セカンドで先発出場の宮内
「最後の場面は捕るのがぎりぎりでしたが、アウトにするしかなかったので、思い切り投げました。ミスが多く、いつもの明治ではないプレーが多いです。明日だけでなく、先へ向けてもこういったことは直していきたいです」

スタメンマスクをかぶった坂本
「関谷さんの調子は良かったです。9回のピンチはファーストが空いていて歩かせてもいい気持ちで攻めました。(10回に牽制悪送球で3塁に進まれたのは)3人ともアウトを欲しがっていて焦ってしまいました。7回の打席はチャンスで思い切っていきましたが、結果につながりませんでした。明日は立教の勢いを止めて全員で勝ち点を取りにいきます」

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対立大戦 
4月22日 13時試合開始予定(一塁側)

神宮球場アクセス
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