(男子)三浦、蛍光ピンクで新プログラムの“世界観”全開! 転倒響き8位発進/サマーカップ2026選手権男子SP
8月9日よりサマーカップ2026が開幕した。大会初日は男子SP(ショートプログラム)が行われ、三浦佳生(政経3=目黒日大)をはじめとする3人が出場。三浦は新プログラム披露で会場を沸かせたものの、ジャンプの転倒が響き8位発進となった。磯和大智(営2=京都両洋)は15位、牧島瑠依(商1=目黒日大)は惜しくもFS(フリースケーティング)進出とはならなかった。
◆8・9〜12 サマーカップ2026(木下カンセーアイスアリーナ)
▼選手権男子SP

斬新な蛍光ピンクの衣装で、大歓声の中登場した三浦。リンクでもひときわ存在感を放っていた。試合ではクールな表情を見せることも多いが、今季は新SP『Mambo』で、普段の“三浦ワールド”を全開にして魅せる。冒頭の4回転サルコ―は、高さとスピード感を感じさせるジャンプだったが、わずかに着氷が乱れ転倒。続くトリプルアクセルでも転倒となった。3本目の4回転トーループ+2回転トーループのコンビネーションジャンプは回転不足の判定。ジャンプでのミスが重なり、得点を伸ばすことができなかった。
それでも、ここからの滑りは三浦らしさが際立った。高橋大輔氏も踊ったアップテンポなラテン調の難度の高い楽曲に、表情豊かに乗っていく。最後まで体力の消耗を感じさせない疾走感のあるスケーティングに、ステップでは音楽を楽しむような動きを見せ、会場からは大きな歓声が上がった。PCS(演技構成点)は38.13点で全体2位。ジャンプの減点が大きく響き、8位発進となったものの、表現面では強い印象を残した。FSでは、どこまで巻き返せるか。

磯和は新プログラム『Shadow Hunter』を披露。今季について「自分の競技人生の中で結構大事な年だと思っている」と話し「まとめた演技を今年はしようと思っている」と、ジャンプ構成には4回転を入れず、演技全体の完成度を重視した。冒頭のトリプルアクセルは転倒。「エッジジャンプが結構跳びづらい。更衣室で、他の選手と話していてもアクセルが跳びづらいとみんな言っていた」と振り返った。それでも、その後は3回転+3回転の連続ジャンプをきれいに決めると、落ち着いて演技を続けた。後半にはスタミナの苦しさも見えたが、最後まで大きく崩れることなく滑り切った。冒頭の転倒を引きずることなく、演技をまとめたところに今季への意識が感じられる内容となった。

牧島は昨季から継続している『マイケル・ジャクソンメドレー』。細やかな動きや足さばきが印象に残るプログラムだ。ジャンプではミスが相次ぎ、得点を伸ばすことはできなかった。「やはりミスなどがあったり、全然音に合わなかったりしたところもあった。その中でもできることはできた」と振り返る。それでも、手足の長さと姿勢の良さを生かしたスケーティングは伸びやかで、リンクを大きく使った滑りには目を引くものがあった。FS進出とはならなかったが、シニア1年目のデビュー戦で悔しさを残しながらも、これからの成長を感じさせる演技を見せた。
[杉山瑞希]
試合後のコメント
磯和
――昨年に引き続き歓声がすごかったです。
「(トリプルアクセル)降りていたらもうちょっと大きかったかなと思います(笑)。友達だけではなくスケートの方々もですけど、声を出していただいて本当にありがたいですね」
――今季4回転ジャンプに関してはどのように取り組まれていますか。
「そうですね。オフシーズン中に一応今まで跳んでいた4回転トーループに加えて、サルコーを跳ぶことができて。僕的には入れたいんですけど、やはり勝負の年になるので、結構まとめた演技を今年はしようかな、トーループだけ頑張ってやっていこうかなという感じです」
牧島
――本日の試合を振り返っていかがですか。
「今シーズン初戦で先生が変わるなどいろいろ変化がある中で、なかなかうまくできなかったのがすごく悔しいです」
――入学して半年経ちましたが、大学生活は楽しめていますか。
「通信からなので通うのが少し慣れないところもあったのですが、みんな友達が優しく仲良くしてくれるので、それが毎日楽しいです」
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