立大との接戦制す 3位でリーグ戦閉幕/関東大学2部リーグ戦
最終節は立大との一戦となった。ライトミドル級の石川凛太朗(文3=川之江)がプレッシャーを跳ね除ける判定勝ちを収め、チームの勝利を決定づけた。激しい一進一退の攻防の末、4-3で接戦を制し、今リーグ戦を通算3勝2敗の勝ち越しで締めくくった。
◆5・9~7・11 第79回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)
▼7・11 対立大戦(後楽園ホール)
〇明大4―3立大
▽フライ級
〇三芳(不戦勝)
▽バンタム級
〇福留(WP5-0)川田
▽ライト級
〇藤森(WP5-0)片渕
▽ライト級
辻本(2回・RSC)村松〇
▽ウェルター級
范(2回・RSC)畠山〇
▽ライトミドル級
〇石川(WP5-0)松浦
▽ミドル級
(不戦勝)和田◯
前節の慶大戦での快勝から2週間。リーグ戦勝ち越しを懸け、昨年度2部昇格を果たした勢いのある立大との最終戦を迎えた。フライ級の三芳亮太(商2=名古屋工学院)が不戦勝を収めると、続くバンタム級には前節で今リーグ初白星を挙げ波に乗る福留想大(商3=習志野)がリングへ。手堅いボクシングで主導権を握り続け、5-0の判定勝ちを収めた。さらにライト級の藤森健太(文1=武相)も、5-0の判定勝ち。前節の雪辱を果たすさリーグ戦自身勝利でチームに流れを呼び込んだ。
しかし、ここから立大の猛追を受ける。ライト級の辻本柊哉(文4=高松工芸)とウェルター級の范三士郎(商1=駿台学園)が、ともに相手の攻勢を前に対応するも、惜しくも2回RSC負け。ミドル級の不戦敗があらかじめ決まっている中、スコアを3-2とされ、後がない状況まで追い詰められた。
チームの勝敗が懸かった大一番、ライトミドル級に出場したのは石川だ。張り詰めた緊張感の中、終始落ち着いた試合運びを見せ、相手を寄せ付けず5-0で判定勝ち。主力の意地を見せる価値ある一勝で、チームに勝利の大金星をもたらした。この結果、最終スコア4-3で立大との激戦を制した。
リーグ戦中盤での足踏みもあったが、最後は個人個人が意地を見せ、2連勝で有終の美を飾った明大。通算3勝2敗と勝ち越しを決め、長年目標とする1部昇格へ向けて確かな手応えをつかむリーグ幕引きとなった。
[下田裕也]
試合後コメント
西尾監督
――今日の試合を振り返っていかがですか
「とにかく勝って終われて、昨年よりも順位を一つ上げてリーグ戦を終えられたという結果については良かったと思っています。ある程度(勝算を)計算していた4年生の辻本がああいう形で負けてしまいましたが、それを他の選手たちが全員できちんと取り返してくれた。チーム力が上がったと感じられましたし、最後に良い試合ができたのではないかと思っています」
――本日で辻本選手、藤山選手の2人は引退となりますか。
「辻本も藤山も、この後の秋の個人戦には出場しないということなので、今日の試合が最後のリングになります。うちの部は『4年生のリーグ戦まで出てくれれば、最後の個人戦に出るかどうかは本人任せ(自主性に任せる)』という話をしているのですが、2人とも昨年の時点で『3年生のときの個人戦で最後にします』と聞いていました。それぞれの進路の準備もあるので予定通りです」
――引退する4年生へメッセージをお願いします。
「2人とも素晴らしいキャプテンシーを持っている代でした。どちらが主将をやってもチームがうまくまとまったと思います。藤山の色で、すごく良い雰囲気でチームがまとまったので本当に良かったと思っています。お疲れ様と伝えたいです」
藤山主将
――明大での4年間いかがでしたか。
「本当に最高でしたね。この3年間、最終戦だけ勝てなくて毎年僕が負けるのを繰り返していたので今日勝てて本当に良かったです。人数は少ないですが、チームの仲は他の部活に比べて一番強いですし、それは自信を持って言えます。本当に最高のチームです」
――一緒に4年間やってきた辻本選手への思いを教えてください。
「今日の試合もですが、(辻本は)本当にチームのことを考えてくれています。自分が主将ですが、辻本はもう主将のようにチームの方をすごく見てくれていて1年生の頃から仲良くしてくれて、本当に最高の相棒だなと思います。ケガがあって最後の試合終わっちゃいましたが、第1ラウンドは勝っていましたしパンチも別にもらってなかったので、本当にいいボクシングをしてくれたなと思います。カバーし合えばいいというチームができたのがほんと最高だと思います。この2人でこのチームを作れて本当に幸せです」
石川
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「試合前はものすごい緊張と、怖さや恐怖心もありました。でも、いざ試合が始まると、自分が練習してきた通りにうまく試合を運ぶことができたので良かったです」
――あと1勝した方がチームの勝ちという緊迫した状況でした。その時の心境はいかがですか。
「まずは自分自身が第一に楽しむこと。楽しみながら勝利につなげるというのが、もともと自分のボクシングに対する考え方です。今回も楽しむことを最優先にした結果、この勝利がついてきてくれたという感じです」
――今シーズンのリーグ戦全体を振り返っていかがですか。
「想定していた通りの展開に持ち込むことが第一でした。相手はパンチがある選手なので、そういった相手の距離に付き合わないという作戦通りに動けたことが本当に嬉しいですし、ほっとしています」
南野希月(営2=九州学院)
――今日の試合マネージャーとしてどう見ていましたか。
「本当にすごい試合でした。彼らが毎日筋トレ頑張っているのも知っていますし、そういうのを横で見ているからこそ、ああいう時の勝利は自分が試合に出ていないですが、自分事のようにうれしかったです」
――これからはどんなサポートをしていきたいですか。
「来年はまた新チームができて、それぞれ1年ごとにカラーがまた違うと思うので、それに合わせて私もみんながやりたいボクシングを汲み取ってあげられるようにしたいと思います」
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